ぱんちゃん璃奈

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ぱんちゃん 璃奈
基本情報
本名 岡本 璃奈
(おかもと りな)
通称 キューティー・ストライカー[1]
階級 アトム級
ミニマム級
身長 165cm[2]
体重 48kg[2]
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1994-03-17) 1994年3月17日(30歳)
出身地 大阪府豊中市
テーマ曲 DAN DAN 心魅かれてくFIELD OF VIEW
プロキックボクシング戦績
総試合数 17
勝ち 17
KO勝ち 4
敗け 0
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ぱんちゃん璃奈
公式サイト
YouTube
チャンネル
活動期間 2020年5月26日 -
ジャンル エンターテイメント
登録者数 15.2万人
総再生回数 40,008,417回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年4月21日時点。
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ぱんちゃん 璃奈(ぱんちゃん りな、1994年3月17日 - )は、日本女性キックボクサー。元REBELS-BLACK女子アトム級王者。元KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王者。

リングネームは容姿が漫画「ドラゴンボール」のキャラクターであるパンに似ていると言われることに由来する[1]

来歴[編集]

大阪府豊中市出身。5歳から水泳を習い、受験して中学校に進学。中学でも水泳部に入部したが、中学のマラソン大会で、学校の歴代の記録を3年連続で塗り替えたころ陸上部からスカウトが入り、中学3年の9月から陸上部に転向した。しかし、高校生の時にオーバートレーニングによる疲労骨折で練習ができない日々が続き、高校を中退。

21歳の時に心機一転で大阪から上京すると、キックボクシングジムのSTRUGGLEに入会する。最初はフィットネス会員だったが、練習している内に試合に出たいと思うようになり本格的に練習に打ち込み、アマチュアで12戦11勝という戦績を残した[3][4]

2019年2月17日、PANCRASE REBELS RING.1 NIGHTにてプロデビュー戦を行い、川島江理沙と47.5kg契約で対戦し判定勝利[5][6]

2020年8月30日、REBELS.65で行われたREBELS-BLACK女子46kg級初代王座決定戦でMISAKIと対戦[7]。3-0の判定で勝利しプロ初のタイトル獲得[8]

2021年7月18日、KNOCK OUT 2021 vol.3でsasoriと48.4kg契約で対戦し、2-0の判定勝ち[9]

2021年9月19日、RIZIN初参戦となるRIZIN.30で元NJKFミネルヴァ日本アトム級王者の百花と46.5kg契約で対戦し、3-0の判定勝ちを収めた[10]

2021年12月19日、 REBELS-BLACK女子アトム級(46.0kg)王座を返上し1階級上げ、翌年1月22日に喜多村美紀との初代ミニマム級(47.5kg)王座決定戦に挑み二階級王座を目指すことが発表された[11]。しかしその後、新型コロナウイルスに感染したため同大会を欠場することが発表された[12]

2022年3月12日、KNOCK OUT 2022 vol.2で行われた初代KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級(47.5kg)王座決定戦で喜多村美紀と対戦し、判定勝ちを収め王座獲得に成功した[13]

2022年4月9日、数日前の練習中に前十字靭帯断裂の大怪我を負い、13日に手術を行って10日間入院することを自身のYoutubeチャンネルにて明らかにした[14]。今後は競技普及のために精力的に活動していくことをアピールしている[15]

2022年10月8日、所属ジムのSTRUGGLEを退会し、フリーの選手となる[16][2]

2022年12月5日、那須川天心vs.武尊のサイン入りポスターを偽造し、ネットオークションで9万9900円で販売した詐欺容疑のため兵庫県警垂水署に逮捕される[17]。その後不起訴処分となる[18][19]

2023年3月5日、事件後、初めての復帰戦はエキシビジョンマッチにてブレイキングダウンの坂本瑠華と対戦[20]。リング上では改めてファンに向けて謝罪を行った[21]

2023年4月22日、「KNOCK OUT 2023 Vol.1」にて台湾出身の格闘家ワン・チンロンと対戦、2-0の判定勝ちを収めた[22]

人物[編集]

  • 中学1年生の時にAKB48の第一期生のオーディションに応募し、最終選考まで残っていた過去がある[23]
  • 今まで居酒屋、カラオケ店、コンパニオンなど40個ほどの様々な業界のアルバイトを経験したがどれも長続きせずにすぐに辞めてしまったと語っている[24][25]

戦績[編集]

プロキックボクシング[編集]

キックボクシング 戦績
17 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
17 4 13 0 0 0
0 0 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
平岡琴 3R終了 判定2-0 TRHD presents K-1 WORLD MAX 2024年3月20日
ケイスリィ・バンス 3R 1:14 KO(右ストレート) KNOCK OUT 2023 Vol.6 2023年12月9日
チャッキー 2R 2:58 TKO(膝蹴り) KNOCK OUT 2023 Vol.4 2023年9月16日
ワン・チンロン 3R終了 判定2-0 KNOCK OUT 2023 Vol.1 2023年4月22日
喜多村美紀 3R終了 判定3-0 KNOCK OUT 2022 vol.2
【KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王座決定戦】
2022年3月12日
百花 3R終了 判定3-0 RIZIN.30 2021年9月19日
sasori 3R終了 判定2-0 KNOCK OUT 2021 vol.3 2021年7月18日
MIREY 1R 2:30 KO(右ストレート) KNOCK OUT 2021 vol.2 2021年5月22日
MARI 3R終了 判定3-0 REBELS.67 2020年11月8日
MISAKI 3R終了 判定3-0 REBELS.65
【REBELS-BLACK女子46キロ級初代王座決定戦】
2020年8月30日
祥子JSK 3R終了 判定3-0 KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1 2020年2月11日
ペットチョンプー・モー・クルンテープトンブリー 1R 2:20 TKO(カットによるドクターストップ) SOUL IN THE RING CLIMAX 2019年12月8日
MIREY 3R終了 判定3-0 KNOCK OUT×REBELS 2019年10月4日
祥子 3R終了 判定2-0 K.O CLIMAX 2019 SUMMER KICK FEVER 2019年8月18日
パク・シウ 2分3R終了 判定3-0 REBELS.61 2019年6月9日
Sae_KMG 2分3R終了 判定3-0 REBELS.60 2019年4月20日
川島江理沙 2分3R終了 判定3-0 PANCRASE REBELS RING.1 NIGHT 2019年2月17日

エキシビション[編集]

勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× ルシア・アブデル 3R終了 判定0-2[26] 巌流島バーチャルファイト 2024年5月3日
坂本瑠華 2分2R終了 判定なし KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE” 2023年3月5日
sasori 2分2R終了 判定なし NKB日本キックボクシング連盟 必勝シリーズ 7th 2022年12月11日
大倉萌 2分1R終了 判定なし BOUT43 2021年11月21日

獲得タイトル[編集]

  • KAMINARIMON全日本2018 47㎏優勝
  • Girls Bloom Cup 50㎏優勝
  • REBELS-BLACK女子アトム級王座
  • KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王座

入場テーマ曲[編集]

出演[編集]

テレビ番組[編集]

雑誌[編集]

書籍[編集]

写真集[編集]

虹色ぱんちゃん(2022年6月10日、ジーオーティー)

脚注[編集]

  1. ^ a b “デビュー7連勝も悔し涙の負けず嫌い。新鋭・ぱんちゃん璃奈の可能性は?”. Number (文藝春秋). (2020年2月14日). https://number.bunshun.jp/articles/-/842505 2020年8月13日閲覧。 
  2. ^ a b c KNOCK OUT 選手データ
  3. ^ ぱんちゃん璃奈 RIZIN公式サイト
  4. ^ 茂田浩司 (2019年3月28日). “「筋肉美女」ぱんちゃん璃奈(りな)。 熱血スポーツ少女が疲労骨折で挫折し、高校も中退。 キックボクシングと出会って再生するまで<前編>(2019年3月28日公開。「REBELS.60」インタビュー)”. note. 2022年12月6日閲覧。
  5. ^ PANCRASE REBELS RING.1 REBELS
  6. ^ 茂田浩司 (2019年10月22日). “「筋肉美女」ぱんちゃん璃奈(りな)<後編> 熱血スポーツ少女が疲労骨折で挫折し、高校も中退。 キックボクシングと出会い再生するまで(2019年3月28日公開。「REBELS.60」インタビュー)”. note. 2022年12月6日閲覧。
  7. ^ “【REBELS】ここから5kgも落とす!? ぱんちゃん璃奈が減量に入る前の肉体を公開、すでにバキバキ”. ゴング格闘技. (2020年8月12日). https://gonkaku.jp/articles/4557 2020年8月13日閲覧。 
  8. ^ newspaper=スポーツ報知 “美人ファイターぱんちゃん璃奈、REBELS初代王者に「このベルトずっと守ります」”. (2020年8月30日). https://hochi.news/articles/20200830-OHT1T50235.html newspaper=スポーツ報知 2020年9月3日閲覧。 
  9. ^ 【KNOCK OUT】鈴木千裕が秒殺KOで初王座を戴冠、ぱんちゃんが難敵sasoriに僅差で勝利、松倉信太郎が4度ダウン奪い75kg王者にイーファイト 2021年7月18日
  10. ^ 【RIZIN】ぱんちゃん璃奈が悲願のRIZINデビュー勝利、判定で百花を下すイーファイト 2021年9月19日
  11. ^ ぱんちゃん璃奈、2階級制覇を目指し初代ミニマム級決定戦に出場 日刊スポーツ 2021年12月19日
  12. ^ ぱんちゃん璃奈、コロナ感染4日目報告「頭がものすごく痛くて。16時間くらい寝てました」 ENCOUNT 2022年1月17日
  13. ^ KNOCK OUT 3.12 後楽園ホール(レポ):ぱんちゃん璃奈、喜多村美紀に判定勝ちし2階級制覇。小笠原瑛作、大田拓真を左ミドルで圧倒。日菜太、復帰戦でKO勝ちバウトレビュー 2022年3月12日
  14. ^ 【KNOCK OUT】ぱんちゃん璃奈が前十字靭帯断裂で手術「半年後に100%に戻るならば復帰したい」”. ゴング格闘技 (2022年4月9日). 2022年4月10日閲覧。
  15. ^ ぱんちゃん璃奈、破天荒に頑張る「いい意味でも悪い意味でも話題」けがリハビリ中に初写真集発売”. 日刊スポーツ (2022年7月12日). 2022年7月13日閲覧。
  16. ^ ぱんちゃん璃奈がSTRUGGLEを退会いたしました”. キックボクシングジムストラッグル (2022年10月12日). 2022年12月22日閲覧。
  17. ^ 詐欺容疑でベルト返上、ぱんちゃん璃奈の“謝罪会見”に残る疑問…取材記者が覚えた“違和感”の正体「なぜ復帰会見を同時に行ったのか?」(橋本宗洋)”. Number Web - ナンバー. 2023年8月7日閲覧。
  18. ^ ぱんちゃん璃奈が不起訴 SNSで改めて謝罪「被害者さんが謝罪を受け入れてくださったことに感謝」
  19. ^ ぱんちゃん璃奈、不起訴処分に”. 日刊スポーツ. 2022年3月10日閲覧。
  20. ^ ぱんちゃん璃奈が“みそぎ”のどつき合い”. 日刊スポーツ. 2022年3月5日閲覧。
  21. ^ エキシビジョンマッチ ぱんちゃん璃奈vs坂本 瑠華 【MAROOMS presents「KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”」】
  22. ^ ぱんちゃん璃奈に大善戦した「台湾の妖精」ワン・チンロンは何者? 双子姉妹で格闘家、スーパーマンパンチ以外の技も「次の試合で披露します」
  23. ^ 話題の”最強美女キックボクサー”ぱんちゃん璃奈インタビュー公開!キックボクシングを始めたきっかけから、AKB48一期生の最終面接までいった過去の話まで!
  24. ^ RIZIN初参戦!ぱんちゃん璃奈「8年間のフリーター生活から人生が激変 “モスバーガーで泣いた日”」
  25. ^ 強くて可愛いキックボクサー・ぱんちゃん璃奈、引きこもりだった少女が生き甲斐を見つけるまで
  26. ^ 【巌流島】木村ミノルが63秒KO勝ち、渡慶次幸平がダウン奪う圧勝、ぱんちゃん璃奈がアプデルガリムの強打にプロ初黒星で涙、テコンドー江畑が怪力王にTKO勝ち”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2024年5月3日閲覧。
  27. ^ 美女キックボクサーぱんちゃん璃奈、初グラビアに「鍛え上げた身体を見て」”. eFight 【イーファイト】 (2019年7月26日). 2020年9月26日閲覧。
  28. ^ ぱんちゃん璃奈:アイドル顔負けの“つよかわ”キックボクサー 水着で引き締まった美ボディー”. MANTANWEB(まんたんウェブ) (2020年1月28日). 2020年9月26日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]