あつまれ!!メイド イン ワリオ
ジャンル | 瞬間アクションパーティー |
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対応機種 | ゲームキューブ[GC] |
開発元 |
任天堂 インテリジェントシステムズ |
発売元 | 任天堂 |
ディレクター | 阿部悟郎 |
音楽 | 吉冨亮二 |
美術 | 竹内高 |
人数 | 1~4人 |
メディア | 光ディスク |
発売日 |
2003年10月17日 2004年5月17日 2004年9月3日 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(6歳以上) PEGI:3 |
デバイス | GC用コントローラもしくはGBAケーブル接続によるゲームボーイアドバンス(SP含む) |
その他 | メモリーカード使用ブロック数:4 |
『あつまれ!!メイド イン ワリオ』は、2003年10月17日に任天堂から発売されたニンテンドーゲームキューブ用パーティゲーム。メイド イン ワリオの2作目である。アメリカでは2004年4月5日に、ヨーロッパでは2004年9月3日に、それぞれ『Wario Ware, Inc. Mega Party Game$』の名称で発売された。
プチゲームは第1作目と同じだが、4人まで対戦出来る様に対戦ゲームが追加されている。また、ゲームキューブ用オプションであるGBAケーブルにも対応し、ゲームボーイアドバンス(およびSP)でのプレイも可能である。
対戦ゲームの他にも、一人プレイ用の機能としてレベルやスピードを指定してプチゲームを練習できるモードが追加されている(通常の図鑑モードのプレイと異なり、ライフの概念がなくレベルおよびスピードが固定となっている)。
登場キャラクター
[編集]- ワリオカンパニーの社長。ムービーではワリオの会社にあるテレビが勝手に壊れてしまったが、サッカーボールがぶつかったことで直った。
- ジミー
- 誰よりもダンサーを愛するクールガイ。ムービーでは彼女から「わたしとダンス どっちをとるの?」と聞かれるが、音楽が流れた瞬間体が勝手に踊り出してしまい、フラれてしまった。
- モナ
- スクーターを乗り回す、元気な女子高生。「レストラン ソラソラ」でバイトをしている。ムービーではワリオカンパニーの社員の中で初めて3DCGで描かれたシーンがある。
- ドリブル
- ダイヤモンドタクシーに勤務している、かなりスピード狂のタクシードライバー。ムービーでは先輩のスピッツと共にオービュロンを宇宙のハザマまで送り届けている。
- スピッツ
- ダイヤモンドタクシーに勤務している。後輩のドリブルに対して、安全で快適な運転をしている。
- カット
- 伊賀忍者の子孫で、双子姉妹の姉。気が強くていたずらが大好き。ムービーではテレビで妹のアナと共に忍者のテクニックを披露している。
- アナ
- カットの妹。おとなしい性格で姉のカットに回されがちだが、いざという時にはいつも助けてもらっている。
- ナインボルト
- ダイヤモンド小学校に通う、ハイテクなスケボーを乗り回す任天堂マニアの少年。ムービーではテレビでDJを披露している。
- Dr.クライゴア
- 無人島に住んでいる天才科学者。ムービーではオービュロンの宇宙船が研究所に落っこちた後、オービュロンと一緒にタクシーに乗っている。
- オービュロン
- 宇宙制服を企んでいたが宇宙船が不時着しており、現在はすっかりダイヤモンドシティになじんでいる宇宙人。ムービーでは人間の女性に変身してタクシーで宇宙のハザマまで送った後、正体を現してドリブルとスピッツに子分にしてやると言ったが、2人から「どあほ」と返された。
多人数プレイゲーム
[編集]本作のメインである多人数プレイモードを以下に挙げる。ゲーム開始時に人数と各プレイヤーの使用キャラクターを選択するが、キャラクター選択は基本的にはプレイヤーの識別でしかない。またプレイヤーの人数は純粋に人数で指定するものであり、プレイヤー以外にNPCを入れることはできない。
- いきのこりフィーバー(ジミー)
- 参加者の内ランダムで1名のステージがスポットライトで照らされ(全員照らされる場合もある)、照らされた者がプチゲームをプレイすることになる。3回失敗すると脱落、最後まで生き残った者が勝ち(全員脱落する場合はアンコールでもう一回プレイする)。脱落すると、自分のキャラの小さいマスコットのようなものを操作でき、ほかの人の邪魔をできる(3-4人プレイ時のみ)。
- おじゃまウロウロ(ワリオ)
- 参加者は順に15個ずつプチゲームをプレイする。このとき他の参加者は画面上でキャラを動かしたりジャンプで画面を揺らすことにより妨害することが可能(なお、本モードのみキャラクターの選択により妨害の性能が異なり、大型のキャラはそれ自体が広い領域を覆い、小型のキャラは移動時に残像を発することで広い範囲を覆う)。15回の内成功した回数が一番多い者が勝利。
- カードeめくり(ナインボルト)
- 2つの山にはプチゲームを模したカードとカードeリーダーのカードが入っている。参加者は順にこの2つの山のどちらかからカードをめくる。カードeリーダーが出たプレイヤーはそれまでにめくられたプチゲームを順にプレイし、全てに成功すれば積まれていたカードと捨てられたカードを獲得できるが、1つでも失敗した場合はそのプレイヤーが獲得していたカードは全て捨てられてしまう。尚、プレイ中に他のプレイヤーは任意のプレイヤーからカードを奪うことが可能。最終的に獲得したカードが一番多い者が勝ち。
- ふうせんパーン(Dr.クライゴア)
- 各プレイヤーは順に、クリアするまでひたすらプチゲームをプレイすることになる。プチゲームをクリアした場合次の人にターンが回る。画面上部に風船があるが、プチゲームをプレイしているプレイヤー以外はボタンを連打することで風船をふくらませることが可能。風船が破裂した時にプチゲームをプレイしていたプレイヤーが負けとなり、誰かが風船を割るまでゲームが続く。
- カメカメぐらぐら(カット&アナ)
- まず、全員で1つのゲームをプレイする。このゲームの勝者がプチゲームをプレイすることになり、成功すれば他のプレーヤー全員の足元に、失敗すればそのプレイヤーの足元にカメが1匹追加される。プチゲームをプレイした後各プレイヤーの足元のカメが傾き始めるので、プレイヤーは一定時間バランスを取って落ちないようにしなければならない。落ちると脱落であるが勝敗が付くまで他プレイヤーの妨害が可能。以上の繰り返しで、最後までカメの上に乗っていたプレイヤーの勝ち。
- うちゅうでむちゅう(ドリブル&スピッツ)
- プレイヤーは順に24個(5×5のフィールドの内、中央は最初から空白の星となっている)ある隕石の中から1つを選ぶ。隕石にはそれぞれ硬さが設定されており、選択後すぐに選んだ隕石を1回攻撃する。選択後プチゲームをクリアすることで更に隕石を攻撃することができる。プチゲームに失敗するか、「選んだ際に表示されていた硬さ-1回」プチゲームをクリアして隕石の硬さを0にし自分の星にすると次のプレイヤーにターンが回る。
- 尚、選択できる隕石は、自分の星とで他プレイヤーの星を挟める物(ない場合は他プレイヤーの星に隣接する物)である(この辺はパネルクイズ アタック25で正解者が選べるパネルの規則に近い)。隕石を自分の星にしたとき、既にそのプレイヤーの物である星とで他プレイヤーの星を挟んだ場合、その間の星が全てそのプレイヤーの物となる。
- 残りの隕石の数が一定数(参加人数によって異なる)になると"よこどりサバイバル"が発生する。全員で一斉に同じプチゲームをプレイし失敗した者は脱落、最後まで残った1人が他プレイヤーの星を横取りすることができる(このときもその横取りした星により他プレイヤーの星を挟めば挟まれた星を奪うことが可能)。
- 全ての隕石が星になったところで各プレイヤーの星の数を集計し、一番多かったプレイヤーはロボットと戦うことになる。ロボットを倒すにはプチゲームを1つクリアする必要があるが、プチゲームは自分で獲得した星の部分だけが見える状態でプレイしなければならない(これもアタック25と似ている、プチゲームはレベル3)。ロボットを倒すことに成功すればそのプレイヤーの一人勝ち、失敗すればそれ以外のプレイヤー全員の勝ちとなる。
- ドクターにきけ!(モナ)
- 各プレイヤーは順に、ドクターに指示されたことをしながらプチゲームをプレイすることになる。(「投げやりな感じでベロを出しながら」「マイブームを語りながら」等)プレイ後他のプレーヤーがドクターの指示したことができていたかボタン連打で拍手することにより評価する。4回ずつプチゲームをプレイして、合計で拍手された回数が多いプレイヤーが勝ち。
- 他の対戦ゲームが勝敗の判定もゲーム側で行うのに対し、このゲームは他プレイヤーによる評価によって勝敗が決まるのが特徴。
- ミンナハヒトリノタメニ… (オービュロン)
- 本ゲームは協力ゲームである。参加者の中から1人を選んでプチゲームをプレイするが、停電が発生するため他プレイヤーが懐中電灯で照らしている領域しか表示されない。懐中電灯で照らす範囲を移動したり形を変えたりして補助していく必要がある。プチゲームをミスするごとに電灯から電池を1本ずつ抜かれ(このとき電灯の明るさや照らす範囲は変わらない)、3回ミスすると電池がすべてなくなり、停電が直ってゲームが終了する。クリアできたプチゲームの数で、プチゲームをしたプレイヤーと電灯で照らしたプレイヤーとの間の友情が評価される。評価は「たにん」・「しりあい」・「ともだち」・「だいしんゆう」。
その他の多人数プレイゲーム
[編集]その他にも、以下の4つの多人数プレイゲームが収録されている。
- かみヒコーキレース - 落下していく紙飛行機の進路を制御しゴールを目指す。2~4人用。
- なわとびフォーエヴァー - 2~4人が1本の縄で縄跳びを行う。誰か1人でも引っかかったらそこで終了。
- 1コントローラサバイバル - 2~16人がコントローラを指定された人に渡しながらプチゲームをプレイしていく。失敗した者はその場で脱落していき、最後の1人になった者が勝利。
- 1コントローラなわとび - 2~16人がコントローラを渡しながら順に縄跳びをしていく。誰か1人でも引っかかったらそこで終了。
一人プレイ用のモード
[編集]多人数プレイに特化した内容の本作だが、一人プレイ用のモードとして以下の物が存在する。
- ステージクリア
- 全てのプチゲームを順にクリアしていくモード。ジャンル毎にセーブ可能。
- ごちゃまぜ
- 全てのプチゲームをひたすらプレイしていくモード。『メイド イン ワリオ』の"おきらく"に似ているが、こちらではスピードやレベルが上がっていく。
- スリリング
- LV3のプチゲームをひたすらプレイし、連続でクリアできた数を競うモード。1回失敗したら終了。
- げきむず
- プチゲームの進行速度が速いモード。全てのプチゲームはLV1で行い、階数が上がるたび、スピードが上昇する。『メイド イン ワリオ』シリーズの中で最もスピードが上昇する上、高得点が狙いにくくなっている。
- タイムアタック
- 20/40/60種目のクリアタイムを競うモード。クリアするとスピードが上がっていき、失敗するとスピードが落ちる上にタイムロスが発生する。前半はLV1のプチゲームを行い、階数の半分に到達すると、そのままのスピードでクリアまでLV2のプチゲームを行う。ちなみにオービュロンによるIQジャンルの物は出現しない。
- いっきにぜんぶ
- 全てのプチゲームをLV3でプレイし、クリアできた数を競うモード。
- スタッフロール
- ドリブルによる「パネルショット」に準ずるルールで「?」のパネルを撃ちその製作者のフルネームを表示させるおまけゲーム。すべてクリアすると出現。なお、打った「?」の数で背景のグラフィックが変化する。
- 1個-4個、118個:白い点の星
- 5個-11個:黄色い星印
- 12個-21個:ワリオのイニシャル「W」
- 22個-31個:ゲームキューブのロゴ
- 32個-39個:1人プレイ各モード紹介画面の右上に出るゲームボーイアドバンスに手足が生えたような姿のキャラクター
- 40個-57個:ハートマーク
- 58個-63個:オービュロンの宇宙ウサギ
- 64個-73個:ピカチュウマーク
- 74個-77個:1コントローラサバイバルのタイツ人間(白)
- 78個-89個:トライフォースマーク
- 90個-117個:金銀の流れ星
また、図鑑では『メイド イン ワリオ』と同じルールで行われる通常のプレイの他に、レベルとスピードを指定してプチゲームの練習ができるモードが存在する。このモードでは失敗してもライフは減少せず、同じ設定で無限にプチゲームをプレイし続けることになる。
ちなみに、本作では図鑑モードでプチゲームをプレイする際に、スコアやライフが表示されている画面において色でプチゲームのレベルを知ることができる(LV1は青、それから黄色→赤の順でレベルが上がっていく)。
図鑑モードの成績はプチゲームの種類を元に5つのパラメータとして集計され、最も高いパラメータと合計点によりコメントが付けられる。これらは各ゲームの成績とともにプレイヤーの個人データとして記録される。なお、個人データは16人分作成することが可能。
- タイミング - ある特定のタイミングでボタンを押すといったタイプのゲームの成績
- コントロール - キャラクターを左右に動かしたりといったタイプのゲームの成績
- スピード - 「指示があったら素早く実行せよ」というタイプのゲームの成績
- インテリジェンス - 暗記系統等の思考系ゲームの成績
- スタミナ - 連打系ゲームの成績