「水没した土地」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
脚注を編集 (ProveIt使用)
14行目: 14行目:
;侵食活動
;侵食活動
:* [[石灰岩]]が水に溶ける事で陥没する[[シンクホール]]
:* [[石灰岩]]が水に溶ける事で陥没する[[シンクホール]]
:* {{仮リンク|生物侵食|en|bioerosion}}によって消滅する。
:**広島県の[[ホボロ島]]
:* 雨水、川や[[海岸侵食|海流や波]]などによって起きる[[侵食]]
:* 雨水、川や[[海岸侵食|海流や波]]などによって起きる[[侵食]]
:** 北海島の[[エサンベ鼻北小島]]
:** {{仮リンク|ダンウィッチ (イングランド)|en|Dunwich}} - [[イースト・アングリア王国]]の首都で国際港であったが、13世紀から侵食によって水没し現在は一部を除いて水面下となった。
:** {{仮リンク|ダンウィッチ (イングランド)|en|Dunwich}} - [[イースト・アングリア王国]]の首都で国際港であったが、13世紀から侵食によって水没し現在は一部を除いて水面下となった。


50行目: 53行目:


==法律==
==法律==
水面下にある土地の所有権について長らく世界的に議論が行われてきた。
水面下にある土地の所有権について長らく世界的に議論が行われてきた<ref>{{Cite web |url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscej1984/1994/488/1994_488_1/_article/-char/ja/ |title=ON THE OWNERSHIP OF THE LAND ENCROACHED BY THE SEA |access-date=2022-05-12 |last=Fujita |first=Tokiyasu |date=1994-04-20 |website=Doboku Gakkai Ronbunshu |pages=1–9 |language=en |doi=10.2208/jscej.1994.488_1}}</ref>
* {{ill2|Submerged Lands Act|en|Submerged Lands Act}}
* {{ill2|Submerged Lands Act|en|Submerged Lands Act}}


66行目: 69行目:
* [[隆起と沈降]]
* [[隆起と沈降]]
* [[海抜ゼロメートル地帯]]
* [[海抜ゼロメートル地帯]]
* [[洪水]]・[[冠水]]
; かつて水没していた土地
; かつて水没していた土地
* [[造山運動]](エベレストなどはかつて海の底だった)、[[サンゴ礁]]、[[火山島]]
* [[造山運動]](エベレストなどはかつて海の底だった)、[[サンゴ礁]]、[[火山島]]
* [[干拓地]]・[[埋立地]] - 人間の活動によって土地となった水没地
* [[干拓地]]・[[埋立地]] - 人間の活動によって土地となった水没地
* [[公有水面埋立法]]
** [[田原湾]] - 干潟の所有権問題が起き、最高裁判所での裁判で「公共のもの」という判決が下った。


{{DEFAULTSORT:すいほつしたとち}}
{{DEFAULTSORT:すいほつしたとち}}

2022年5月12日 (木) 02:39時点における版

水没した土地(すいぼつしたとち、英語:Submerged continent、sunken continent)とは、地殻変動などによって水面下に沈んだ土地である。

自然災害など

地震
侵食活動
海面上昇
火山活動
その他、選別中
ジーランディアケルゲレン海台モーリシア英語版
伝説上の大陸では、アトランティス

人工的に水没した土地

ダム建設で水没した土地

日本
世界

法律

水面下にある土地の所有権について長らく世界的に議論が行われてきた[6]

日本においては、明文化された法律はなく解釈によって行われ、もともと水面下にある土地は公共の物として扱われている[7]。また以下の例については個別に説明する[8]

(1)侵食などによって海に没した場合、支配可能性と資産価値があれば所有可能。
(2)人工的に切削して港などにした場合、陸地の扱いとなる。
(3)旧幕時代・明治時代の海面の状態で払下げされた土地、当時の状態を基準に評価。

出典

  1. ^ わかる!国際情勢>Vol.27 水没が懸念される国々~ツバルを通して見る太平洋島嶼国 外務省 更新日:2009年2月18日、参照日:2021.8.12
  2. ^ Significant damage keeping much-needed aid from reaching Tonga”. CBC.ca. 2022年1月18日閲覧。
  3. ^ 「津波で沈んだ」古代ローマ都市遺跡、チュニジア沖で発見 AFP通信
  4. ^ ダム建設で水没の集落に思いはせる 大宮の博物館で特別展 産経新聞
  5. ^ わかる!国際情勢>Vol.33 ユネスコ(UNESCO)~人類共通の遺産を守るために 外務省 更新日:2009年4月6日 参照日:2021.8.12
  6. ^ Fujita, Tokiyasu (1994年4月20日). “ON THE OWNERSHIP OF THE LAND ENCROACHED BY THE SEA” (英語). Doboku Gakkai Ronbunshu. pp. 1–9. doi:10.2208/jscej.1994.488_1. 2022年5月12日閲覧。
  7. ^ 海没している土地の所有権 著:水辺芳郎 1975
  8. ^ 海面下の土地所有権に関する最近の裁判例について 公開:九州大学 著: 七戸 克彦 出版情報:日本エネルギー法研究所月報. 163, pp.1-5, 2003-08-29

関連項目

かつて水没していた土地