高村忠也
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高村 忠也(たかむら ただなり、1919年6月18日 - 1992年9月4日)は、日本の商学者。専門は海運論。神戸大学名誉教授。元日本海運経済学会副会長。
人物・経歴
[編集]島根県鹿足郡生まれ。1941年山口高等学校文科甲類卒業。1943年神戸商業大学(現神戸大学)卒業[1]。野村寅三郎ゼミ出身[2]。同年東亜海運入社[2]。
指導教官野村に相談して退社し[2]、1946年に神戸経済大学(現神戸大学)経営学専門部講師嘱託となる[1]。野村が学生課の実質的責任者であったため[2]、1947年には文部教官兼文部事務官に任官し、神戸経済大学学生課主事となった[1]。1949年には野村の推薦で[2]、海技専門学院(現海技大学校)教授に着任[1]。
1951年長崎大学経済学部助手。同年同講師。1952年同助教授。1953年長崎県地方労働委員会委員[1]。1959年神戸大学経営学部助教授。1962年商学博士。1964年神戸大学経営学部教授。1965年から1966年まで文部省在外研究員としてイギリス、ドイツ、アメリカ合衆国に留学した[1]。
1968年大蔵省神戸税関審査委員。1969年運輸省港湾審議会委員。1971年神戸港港湾審議会委員。1976年神戸大学経営学部長・大学院経営学研究科長。1979年大学基準協会基準委員。1983年定年退官、神戸大学名誉教授、摂南大学経営情報学部教授[1]。日本海運経済学会副会長なども務めた[3]。1992年従三位勲三等旭日中綬章追贈[4]。
著書
[編集]- 『契約運賃制論 : 海運同盟の一研究』春秋社 1957年
- 『アメリカ自国貨自国船主義の構造 : 貨物優先積取制を中心として』春秋社 1961年
- 『陸海空協同一貫輸送 : その特性と実際』成山堂書店 1993年
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 「高村忠也博士略歴・著作目録(高村忠也博士記念号)」『国民経済雑誌』第148巻第4号、神戸大学経済経営学会、1983年10月、127-136頁、CRID 1390853649855616256、doi:10.24546/00172854、hdl:20.500.14094/00172854、ISSN 03873129。
- ^ a b c d e 宮下国生「高村忠也先生 : 人と学問(高村忠也博士記念号)」『国民経済雑誌』第148巻第4号、神戸大学経済経営学会、1983年10月、109-126頁、CRID 1390853649855309440、doi:10.24546/00172853、hdl:20.500.14094/00172853、ISSN 03873129。
- ^ 追 悼 前副会長 高村忠也先生を偲んで 宮下 國生(神戸大学)学会年報『海運経済研究』
- ^ 官報平成4年本紙第1011号 10頁
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