越智暁

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越智 暁(おち さとる、1966年(昭和41年) - )は、毎日放送制作局次長。

来歴・人物[編集]

兵庫県宝塚市出身。青山学院大学経営学部卒業後、1989年毎日放送入社。同期にはアナウンサーの馬野雅行来栖正之がいる。ラジオ営業局、報道局を経て制作局勤務。主にドキュメンタリー・ノンフィクションを担当し、2000年から2005年まではTBS製作『世界遺産』のディレクターも務めた。

2003年、生放送の全国ネット情報番組『知っとこ!』を企画し、プロデューサーとして番組をスタート。同番組の人気コーナー「世界の新婚さんの朝ごはん」の海外取材ノウハウを活かし、くりぃむしちゅーの司会で『進め!地球ウォーカー』『世界の超極上品を独自入手!?公開お見立てしまSHOW』などのバラエティ番組も制作している。

ほかに『サントリー1万人の第九』を要約したテレビ番組(音楽番組)『1万人の第九』では、2002年から2004年までディレクター、2005年からはプロデューサーを務めている。2010年、2011年はディレクターも兼任し、平原綾香が第九第3楽章のカヴァー曲作りに挑むコラボレーション企画、東日本大震災被災地との多元中継コンサート、とそれぞれ斬新な番組を演出している。平原綾香が番組の中で書き下ろした楽曲は「LOVE STORY」というタイトルで、後にアルバムに収録されている。2012年は制作(チーフプロデューサー)を担当。 また、『1万人の第九』芸術監督を務める世界的指揮者佐渡裕のライフワーク的プロジェクト『スーパーキッズ・オーケストラ』のドキュメンタリー番組も毎年、企画・制作している。

2012年7月テレビ制作部長に昇進を機に、『知っとこ!』のプロデューサーを離れ、『知っとこ!』『一万人の第九』を含む情報番組およびドキュメンタリーすべての番組のチーフ・プロデューサーを務めた。[1]

2015年7月、ゴールデンタイムの全国ネット番組のプロデューサーに抜擢され、東京支社に異動、東京テレビ制作室マネージャーに着任。 爆笑問題MC「世界の日本人妻は見た!」などを手掛けた。

2016年10月からはチーフ・プロデューサー(CP)として「情熱大陸」も制作している。

2017年6月22日付で東京制作室東京制作部長に就任。

2018年8月からは、「情熱大陸」に加え、所ジョージが司会を務める「所さんお届けモノです!」のチーフ・プロデューサーも担当している。

2019年6月21日より本社制作局次長エキスパート・プロデューサー

受賞歴[編集]

  • 平成10年度『最後の煙管屋さん』(テレビ・60秒)
  • 平成14年度『神秘の池…生命の水』(テレビ・60秒)
  • 平成17年度『湧き水の郷』(テレビ・60秒)
日本民間放送連盟優秀賞(統一キャンペーンスポット部門)をそれぞれ受賞。映画フィルム撮影のような陰影の深い映像と叙情詩的ナレーションが作風。
  • 快挙は、テレビ界のアカデミー賞と言われる国際エミー賞の受賞。『1万人の第九』の海外放送用英語翻訳番組は、ドイツ・ハンブルクのワールドメディアフェスティバル金賞、ロサンゼルスのUS国際映像祭金賞、ABU賞、シンガポールのアジア・テレビジョン・アワード、そしてアメリカ・ニューヨークでの国際エミー賞と2009年度の世界のテレビ賞5冠獲得。
  • 2014年『知っとこ!』の大ヒットコーナー《世界の朝ごはん》がドイツ・ハンブルクのワールドメディアフェスティバルにて[ツーリズム:連続シリーズ部門]金賞を受賞。
  • 《プロデュース作品受賞歴》 2020年関西ATP上方番組大賞『情熱大陸/コブクロ編』&同新人賞『佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ2020』、ニューヨーク・フェスティバル/ブロンズ賞『情熱大陸/書家・金澤翔子編』、2022年ギャラクシー賞『マツコ×モモコのすっっごい大阪』

担当番組[編集]

現在[編集]

過去[編集]

  • 知っとこ!(プロデューサー兼チーフ・プロデューサー)※2003年番組を企画しスタート~013年3月末で一時期離れたが、1年後に復帰。
  • 池上彰の世界のハテナ?シリーズ(プロデューサー)
  • 世界遺産(ディレクター)
  • ちちんぷいぷい(チーフディレクター)※1999年番組スタートから2年間(制作)※2014年6月頃 - 2015年6月頃。
  • 1万人の第九(ディレクター→プロデューサー→チーフプロデューサー)※2002年から2014年まで
  • スーパーキッズ・オーケストラ(プロデューサー)※2003年番組を企画しスタート~2015年まで
  • 世界の日本人妻は見た!(チーフプロデューサー)
  • サタデープラス(監修)ほか

脚注[編集]