赤澤史朗
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赤澤(赤沢)史朗(あかざわ しろう、1948年3月22日[1] - 2024年9月20日)は、日本の歴史学者。専門は日本近現代史。立命館大学名誉教授[2]。文学博士(早稲田大学、1986年)。
父は通商産業省重工業局長、富士通副会長、日本貿易振興会理事長を歴任し、戦後初の国産旅客機YS-11の生みの親と言われる赤澤璋一。九条の会の賛同者である[3]。
経歴
[編集]- 1972年早稲田大学第一政治経済学部経済学科 卒業 3月 -
- 1975年 4月 - 早稲田大学大学院文学研究科史学専攻修士課程 修了
- 1981年 3月 - 早稲田大学大学院文学研究科史学専攻博士課程 単位取得退学
- 1986年11月 - 「近代日本の思想動員と宗教統制」により、早稲田大学から文学博士を授与される。
- 1988年立命館大学法学部助教授 4月 -
- 1991年 4月 - 立命館大学法学部教授
- 1992年 4月 - 立命館大学大学院国際関係研究科教授(併任)
- 2001年 3月 - 立命館大学大学院国際関係研究科教授(併任解除)
- 2013年立命館大学定年退職 3月 -
- 2013年称号を授与される。 4月 - 立命館大学より名誉教授の
- 2024年9月20日 - 肺炎で死去。76歳没[4]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『近代日本の思想動員と宗教統制』(校倉書房、1985年)
- 『東京裁判』(岩波ブックレットシリーズ昭和史No.10、岩波書店、1989年)
- 『靖国神社 せめぎあう〈戦没者追悼〉のゆくえ』(岩波書店、2005年)
- 『靖国神社 「殉国」と「平和」をめぐる戦後史』(岩波現代文庫、2017年)
- 『戦没者合祀と靖国神社』(吉川弘文館、2015年)
- 『徳富蘇峰と大日本言論報国会』(日本史リブレット98、山川出版社、2017年)
- 『戦中・戦後文化論 転換期日本の文化統合』(法律文化社、2020年)
共編著
[編集]- 『文化とファシズム 戦時期日本における文化の光芒』(北河賢三 共編、日本経済評論社、1993年)
- 『戦後知識人と民衆観』(北河賢三・黒川みどり 共編、影書房、2014年)
- 『触発する歴史学 鹿野思想史と向きあう』(北河賢三・黒川みどり・戸邉秀明 共編、日本経済評論社、2017年)
刊行史料
[編集]- 『資料日本現代史12 大政翼賛会』(大月書店、1984年)
- 『資料日本現代史13 太平洋戦争下の国民生活』(大月書店、1985年)
- 『石原広一郎関係文書』上・下巻(粟屋憲太郎・立命館百年史編纂室 共編、柏書房、1994年)
脚注
[編集]- ^ 『人事興信録 第22版 上』人事興信所、1964年、あ60頁。
- ^ 立命館大学名誉教授一覧
- ^ 「九条の会」賛同者名簿
- ^ “ファシズム史が専門の赤澤史朗さん死去、76歳 立命館大学名誉教授:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2024年9月28日). 2024年9月28日閲覧。