コンテンツにスキップ

自由運動 (リトアニア)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 リトアニアの政党
自由運動

Liberalų sąjūdis
略称 LS
党首 ヴィクトリヤ・チミリーテ=ニルスンリトアニア語版
創立 2006年2月25日
分離元 自由中道連合
本部所在地 ヴィリニュス
政治的思想 古典的自由主義
保守自由主義
親欧州主義
政治的立場 中道右派
欧州連携 欧州自由民主改革党
欧州議会会派 欧州刷新
公式カラー オレンジ、黒
国会
14 / 141
欧州議会
2 / 11
自治体議会
217 / 1,526
公式サイト
http://www.liberalai.lt/
リトアニアの政治
リトアニアの政党一覧
リトアニアの選挙

自由運動リトアニア語: Liberalų sąjūdis、略称: LS)は、リトアニア中道右派保守自由主義[1]政党リベラル・ムーブメントとも訳される[2]。2022年までの名称は、リトアニア共和国自由運動Lietuvos Respublikos liberalų sąjūdis、略称: LRLS)。

設立は2006年。2023年現在の党首はヴィクトリヤ・チミリーテ=ニルスンリトアニア語版欧州自由民主改革党欧州自由民主同盟にも参加している。党のテーマカラーはオレンジ。

沿革

[編集]

2005年に自由中道連合党首のアルトゥーラス・ズオカス汚職疑惑が持ち上がり、同党内の反ズオカス派メンバーが離党。彼らによって2006年に設立された。設立当初の党名は、リトアニア共和国自由運動Lietuvos Respublikos liberalų sąjūdis、略称: LRLS)。

2008年リトアニア議会選挙が党にとって初めての選挙となった。比例での得票率は5.7%で、比例で5議席、小選挙区で6議席の計11議席を獲得した。その後、祖国連合国民復興党、自由中道連合との連立政権に参加し、エリギユス・マシュリス党首(運輸通信相)、ギンタラス・ステポナヴィチュス(教育科学相)、レミギユス・シマシュス(法相)の3人が入閣した[3]

2012年リトアニア議会選挙では、比例で7議席、小選挙区で3議席の計10議席を獲得[3]。選挙後、リトアニア社会民主党 (LSDP) を中心とする中道左派連立政権が発足し、自由運動は下野した[3]

2016年リトアニア議会選挙では、比例で8議席、小選挙区で6議席の計14議席を獲得[3]。選挙後、自由運動は野党にとどまった。

2020年リトアニア議会選挙では、比例で6議席、小選挙区で7議席の計13議席を獲得[3]。選挙後、祖国連合および自由党との連立内閣に参加し、シモナス・カイリース(文化相)およびシモナス・ゲントヴィラス(環境相)がそれぞれ入閣した[3]。また、ヴィクトリヤ・チミリーテ=ニルスン党首が国会議長に就任した[3]

2022年5月、党名から「リトアニア共和国」を削除し、自由運動Liberalų sąjūdis、略称: LS)を正式名称とすることを決定。合わせて党のロゴも刷新した[3]

脚注

[編集]
  1. ^ Hans Slomp (26 September 2011). Europe, A Political Profile: An American Companion to European Politics [2 volumes]: An American Companion to European Politics. ABC-CLIO. pp. 536–. ISBN 978-0-313-39182-8. https://books.google.com/books?id=LmfAPmwE6YYC&pg=PA536 
  2. ^ 例えば日本外務省など。外務省: リトアニア共和国 2009年4月。2009年5月22日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h 重松尚 (2023年10月22日). “自由運動(LS)”. Hisashi Shigematsu – リトアニア研究リソース. 2023年12月3日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]