「鉄砲水」の版間の差分

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== 要因 ==
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2020年4月19日 (日) 12:40時点における版

鉄砲水

鉄砲水(てっぽうみず、英語:flash flood)とは、山地や中山間地の小流域などで発生する急激な出水や増水[1][2]。英語のフラッシュフラッドも用いられる[1]

要因

鉄砲水(フラッシュフラッド)は洪水と土石流(debris flow)の中間の遷移領域の現象として位置づけられる[1][2]

  1. 河川の源流部での短時間の豪雨などによる直接的な流出現象[1][2]
    鉄砲水の多くは上流で短時間の豪雨が発生して急激な増水となり発生する[1][2]
  2. 河道閉塞が形成され、それが決壊して発生する貯留を伴う流出現象[1][2]
    豪雨による河岸の崩壊などによる河道閉塞の形成と決壊、ため池などの貯留施設の決壊によっても発生する[1][2]
  3. 河道狭窄部または河道閉塞などの流下断面の阻害による増水・氾濫[1][2]

対策

鉄砲水に対する有効な安全対策は水位警報装置の設置など上流の水位の変化のいち早い察知である[2]

参考文献

脚注

  1. ^ a b c d e f g h 土石流発生形態の推定手法に関する基礎的研究”. 土木研究所. 2020年4月19日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h 近年発生した急激な増水による災害について”. 土木研究所 土砂管理研究グループ. 2020年4月19日閲覧。

関連項目