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現[[サカナクション]]のメンバーが在籍していた、いわば前身ともいえるバンドである。
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== メンバー ==
* '''[[山口一郎 (歌手)|山口 一郎]]'''([[1980年]](昭和55年)[[9月8日]] -)
: 愛称は「イチロー」「イチロック」。血液型はO型。
: [[ギター]]、[[ヴォーカル]]担当。楽曲の[[作詞]]・[[作曲]]も手掛けた。
* '''岩寺 基晴'''(1981年(昭和56年)[[3月11日]] -)
: 愛称は「モッチ」。ギター担当。血液型はO型。
* '''斎藤 友樹'''(1980年(昭和55年)[[10月18日]] -)
: 愛称は「トモキ」。[[ベース (弦楽器)|ベース]]担当。血液型はB型。
* '''原 康之'''(1980年(昭和55年)[[11月15日]] -)
: 愛称は「ヤス」。[[ドラムス]]担当。血液型はAB型。
=== サポートメンバー ===
* '''石森 孝明'''([[1980年]](昭和55年)[[8月8日]] -)
: 愛称は「イシモリ」。[[サンプラー]]担当。2002年5月のライブから参加。加藤と入れ替わりで脱退。
* '''加藤 建彦'''
: 愛称は「カトュー」。[[サンプラー]]担当。2003年4月のライブから参加。


== 来歴 ==
== 来歴 ==
[[1998年]]1月に札幌で中学、高校の同級生である山口一郎、岩寺基晴、斎藤友樹、原康之の4人が集まり、「'''ダッチマンtheサンコンズ'''」という名前で結成。バンド名は「DかBで始まるバンド名がいい」という山口の意見で名付けられたものであり、[[オランダ]]が好きだったというわけではなく、末尾の「サンコンズ」も語呂の良さで名づけられたもので、特に深い意味はなかったという。
[[1998年]]1月に[[札幌]]で中学、高校の同級生である山口一郎、岩寺基晴、斎藤友樹、原康之の4人が集まり、「'''ダッチマンtheサンコンズ'''」という名前で結成。バンド名は「DかBで始まるバンド名がいい」という山口の意見で名付けられたものであり、[[オランダ]]が好きだったというわけではなく、末尾の「サンコンズ」も語呂の良さで名づけられたもので、特に深い意味はなかったという。


地元ではかなりの数のライブを行っており、高校卒業後の[[1999年]]8月には札幌BESSIE HALLで初めてのワンマンライブを行い、250人を動員した。この際に、500枚限定で発売した3曲入りシングル「'''Fly.'''」を完売させている。
地元ではかなりの数のライブを行っており、高校卒業後の[[1999年]]8月には札幌BESSIE HALLで初めてのワンマンライブを行い、250人を動員した。この際に、500枚限定で発売した3曲入りシングル「'''Fly.'''」を完売させている。
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[[2000年]]8月、バンド名を「'''ダッチマン'''」に改称。一時的に「ダッチマンGサンコンズ」という名称(Gとは「[[ギャラガー]]」の略称)になりかけたが、最終的にこのバンド名で落ち着いたという。
[[2000年]]8月、バンド名を「'''ダッチマン'''」に改称。一時的に「ダッチマンGサンコンズ」という名称(Gとは「[[ギャラガー]]」の略称)になりかけたが、最終的にこのバンド名で落ち着いたという。


[[2001年]]には東京、浜松、大阪など全国的なライブ展開を行い、それと並行してデモ音源のレコーディングを行う。[[2002年]]3月には大阪、京都、名古屋でライブを行い、4月5日に1年半のデモ音源をまとめたアルバム『'''demonstration'''』を発売。5月に[[サンプラー]]担当のサポートメンバーとして石森孝明が参加する。10月には東京、仙台でのライブを行った。
[[2001年]]には東京、浜松、大阪など全国的なライブ展開を行い、それと並行してデモ音源のレコーディングを行う。[[2002年]]3月には大阪、京都、名古屋でライブを行い、4月5日に1年半のデモ音源をまとめたアルバム『'''demonstration'''』を発売。5月に[[サンプラー]]担当のサポートメンバーとして石森孝明がライブに参加する。10月には東京、仙台でのライブを行った。


[[2003年]]4月に加藤建彦が交代でサンプラー担当のサポートメンバーとして石森と入れ替わりで加入。11月には自主制作シングル「'''三日月サンセット'''」をライブ会場のみで発売。
[[2003年]]4月に加藤建彦が交代でサンプラー担当のサポートメンバーとして石森と入れ替わりで加入。11月には自主制作シングル「'''三日月サンセット'''」をライブ会場のみで発売。
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: 山口のソロプロジェクトになってからの作品。オムニバスアルバム「music for PARDISCO」収録。
: 山口のソロプロジェクトになってからの作品。オムニバスアルバム「music for PARDISCO」収録。
: 後に、「'''白波トップウォーター'''」と改題され、サカナクションの楽曲として発表される。
: 後に、「'''白波トップウォーター'''」と改題され、サカナクションの楽曲として発表される。

== サカナクションの楽曲として再録されたもの ==
* 明日から
: アルバム『[[kikUUiki]]』収録。
* ''煙の中''
: サビの部分のみ、「[[アルクアラウンド]]」に流用されている。歌詞も違う。
* インナーワールド
: アルバム『GO TO THE FUTURE』収録。
* サンプル
: アルバム『[[NIGHT FISHING IS GOOD]]』収録。
* 三日月サンセット
: アルバム『GO TO THE FUTURE』収録。
* 白波リミックス
: 「'''白波トップウォーター'''」と改題されアルバム『GO TO THE FUTURE』に収録。

== 影響 ==
[[桜井まちこ]]の漫画「ココロの花」は、ダッチマンの楽曲「愛の花」をモチーフとしており、歌詞やバンドが数個まではあるが登場している。当時、桜井は札幌在住の高校生だった。

== 外部リンク ==
* [https://matome.naver.jp/odai/2141846888681645701 サカナクションの前身、ダッチマンってどんなバンドだったの?]

2018年4月12日 (木) 04:03時点における版

ダッチマン
別名 ダッチマンtheサンコンズ
ダッチマンGサンコンズ
出身地 日本の旗 日本 北海道札幌市
活動期間 1998年 - 2005年
旧メンバー 山口一郎
岩寺基晴
斎藤友樹
原康之

ダッチマン (Dutchman)は、北海道札幌市を拠点に活動していた日本バンドビクターの育成部門に所属し、インディーズで活動していた。

サカナクションのメンバーが在籍していた、いわば前身ともいえるバンドである。

メンバー

愛称は「イチロー」「イチロック」。血液型はO型。
ギターヴォーカル担当。楽曲の作詞作曲も手掛けた。
  • 岩寺 基晴(1981年(昭和56年)3月11日 -)
愛称は「モッチ」。ギター担当。血液型はO型。
  • 斎藤 友樹(1980年(昭和55年)10月18日 -)
愛称は「トモキ」。ベース担当。血液型はB型。
  • 原 康之(1980年(昭和55年)11月15日 -)
愛称は「ヤス」。ドラムス担当。血液型はAB型。

サポートメンバー

愛称は「イシモリ」。サンプラー担当。2002年5月のライブから参加。加藤と入れ替わりで脱退。
  • 加藤 建彦
愛称は「カトュー」。サンプラー担当。2003年4月のライブから参加。

来歴

1998年1月に札幌で中学、高校の同級生である山口一郎、岩寺基晴、斎藤友樹、原康之の4人が集まり、「ダッチマンtheサンコンズ」という名前で結成。バンド名は「DかBで始まるバンド名がいい」という山口の意見で名付けられたものであり、オランダが好きだったというわけではなく、末尾の「サンコンズ」も語呂の良さで名づけられたもので、特に深い意味はなかったという。

地元ではかなりの数のライブを行っており、高校卒業後の1999年8月には札幌BESSIE HALLで初めてのワンマンライブを行い、250人を動員した。この際に、500枚限定で発売した3曲入りシングル「Fly.」を完売させている。

2000年8月、バンド名を「ダッチマン」に改称。一時的に「ダッチマンGサンコンズ」という名称(Gとは「ギャラガー」の略称)になりかけたが、最終的にこのバンド名で落ち着いたという。

2001年には東京、浜松、大阪など全国的なライブ展開を行い、それと並行してデモ音源のレコーディングを行う。2002年3月には大阪、京都、名古屋でライブを行い、4月5日に1年半のデモ音源をまとめたアルバム『demonstration』を発売。5月にサンプラー担当のサポートメンバーとして石森孝明がライブに参加する。10月には東京、仙台でのライブを行った。

2003年4月に加藤建彦が交代でサンプラー担当のサポートメンバーとして石森と入れ替わりで加入。11月には自主制作シングル「三日月サンセット」をライブ会場のみで発売。

2004年3月5日のライブをもって岩寺、加藤、原が脱退し、ダッチマンは山口のソロプロジェクトとして活動を続ける。

2005年4月に岩寺が復帰し、ユニット名を「サカナクション」に改名。事実上、ダッチマンは消滅した。

ディスコグラフィ

  • Fly.
3曲入りシングル。
2000年3月20日、500名限定で発売し、完売。3曲入り。
  • サンデー
オムニバスアルバム「LIVE SPICA CHAMPIONS」収録。2000年9月30日発売。
  • demonstrarion
9曲入りアルバム。
2002年4月5日発売。2000年9月、2001年2月、同年10月にレコーディングした楽曲を集めCDにしたもの。
  • サンプル/インナーワールド
2002年12月1日、オーディション用に作成。ダウンロード音源であり、CD化発売はなかった。
  • 三日月サンセット
1曲入りシングル。
2003年10月27日発売。ライブ会場限定販売。
加藤加入後初の音源で、打ち込みによる楽曲となっている。
後にサカナクションの楽曲として、アルバム『GO TO THE FUTURE』に収録される。
  • 愛の花
1曲入り無料配布MD。2003年12月で配布終了。
  • 白波リミックス
山口のソロプロジェクトになってからの作品。オムニバスアルバム「music for PARDISCO」収録。
後に、「白波トップウォーター」と改題され、サカナクションの楽曲として発表される。

サカナクションの楽曲として再録されたもの

  • 明日から
アルバム『kikUUiki』収録。
  • 煙の中
サビの部分のみ、「アルクアラウンド」に流用されている。歌詞も違う。
  • インナーワールド
アルバム『GO TO THE FUTURE』収録。
  • サンプル
アルバム『NIGHT FISHING IS GOOD』収録。
  • 三日月サンセット
アルバム『GO TO THE FUTURE』収録。
  • 白波リミックス
白波トップウォーター」と改題されアルバム『GO TO THE FUTURE』に収録。

影響

桜井まちこの漫画「ココロの花」は、ダッチマンの楽曲「愛の花」をモチーフとしており、歌詞やバンドが数個まではあるが登場している。当時、桜井は札幌在住の高校生だった。

外部リンク