「ホテル・ルワンダ」の版間の差分
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2014年5月23日 (金) 07:22時点における版
ホテル・ルワンダ | |
---|---|
Hotel Rwanda | |
監督 | テリー・ジョージ |
脚本 |
テリー・ジョージ ケア・ピアソン |
製作 |
A・キットマン・ホー テリー・ジョージ |
出演者 |
ドン・チードル ソフィー・オコネドー ニック・ノルティ ホアキン・フェニックス ジャン・レノ ファナ・モコエナ |
音楽 |
ルパート・グレグソン・ウィリアムズ アンドレア・グエラ |
撮影 | ロベール・フレース |
配給 |
メディア・スーツ プレシディオ |
公開 |
2004年12月22日 2006年1月14日 |
上映時間 | 122分 |
製作国 |
南アフリカ共和国 イギリス イタリア |
言語 | 英語 |
製作費 | $17,500,000 |
『ホテル・ルワンダ』(Hotel Rwanda)は、ルワンダ虐殺を扱った2004年制作の映画。テリー・ジョージ監督、イギリス・イタリア・南アフリカ共和国合作。
概要
1994年、ルワンダで勃発したルワンダ虐殺によりフツ族過激派が同族の穏健派やツチ族を120万人以上虐殺するという状況の中、1200名以上の難民を自分が働いていたホテルに匿ったホテルマン、ポール・ルセサバギナの実話を基にした物語である。フツ族の過激派はツチ族反乱軍によって排除されるまでのおよそ100日間に約80万人の人々を殺害した。映画の最後に映し出される文章によってフツ族の将軍など虐殺の指導者達が裁かれたことが示される。
原作はなく、ルセサバギナの自伝『An Ordinary Man』(Tom Zoellnerとの共著、ISBN 0-670-03752-4)が2006年4月に出版された。オリバー大佐のモデルは、ロメオ・ダレールという人物。舞台となったホテル「オテル・デ・ミル・コリン」は、現在では営業を再開している。撮影のほとんどは南アフリカで行われた。
あらすじ
フツ族の過激派が巻き起こした混乱状態の中で、ホテルの副支配人だったポールは自分の家族を救うことだけを考えた。しかし、虐殺が始まったことを知り、その重大さに気がついた彼はホテルにツチ族やフツ族の難民をともに受け入れることを決断する。
無力ながらも踏みとどまり続ける国連軍や有名ホテルとしてのステータスを盾に人々を過激派からかばい続ける一方で、ホテルの支配人として培った人間関係を利用して彼は1268人の難民の命を救うことに成功する。
ルセサバギナ一家とホテルの難民たちがルワンダ愛国戦線の前線を越えて難民キャンプにたどり着き、そこからタンザニアへと出発する。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
---|---|---|
ポール・ルセサバギナ | ドン・チードル | 梅津秀行 |
タチアナ・ルセサバギナ | ソフィー・オコネドー | 浅野まゆみ |
オリバー大佐 | ニック・ノルティ | 松山政路 |
ジャック・ダグリッシュ | ホアキン・フェニックス | 森川智之 |
テレンス社長 | ジャン・レノ | 大塚明夫 |
ビジムング将軍 | ファナ・モコエナ |
日本公開までの経緯
アカデミー賞やゴールデングローブ賞にノミネートされるなど、海外での評価は高かったが、日本においては当初、どの配給会社も劇場も関心を示してはいたものの、条件面の折り合いがつかず、日本未公開になると思われていた。その理由としては、映画が暗い内容であった事と、配給権の値段が当初から高めであったのに加えて、ドン・チードルがアカデミー賞にノミネートされた事で更に高騰した事などがあった。
しかし、町山智浩ら一部の映画評論家やファンの呼びかけにより署名運動が始まり、その運動が実り、メディアスーツ配給で2006年1月14日から東京・渋谷のシアターNを初めとして関東各地の映画館でも公開された。東京以外の都市でもその後順次公開された。
関連項目
- ルワンダ紛争
- ルワンダ虐殺
- オギュスタン・ビジムング・・・ファナ・モコエナが演じた。
外部リンク
- 『ホテル・ルワンダ』のロビー『ホテル・ルワンダ』日本公開を求める会(現:応援する会)
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