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2013年3月31日 (日) 15:21時点における版
イチハツ | |||||||||||||||||||||
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福島県 御薬園植栽 2012年5月
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分類(APG III) | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Iris tectorum Maxim. | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
イチハツ | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Wall Iris |
イチハツ(一初、学名:Iris tectorum )はアヤメ科アヤメ属の多年草。帰化植物。
特徴
地下に黄色の根茎がある。葉は幅2.5-3.5cm、長さ30-60cmの剣形で中脈が隆起しなく、縁は全縁。花期は5月で、高さ30-50cmの花茎が立ち、分枝して2-3の花をつける。花は径10cmほどになり、藤紫色で、外花被片は倒卵形で先が丸く、内花被片は小型でともに平開する。外花被片に濃紫色の斑点が散らばり、基部から中央にかけて白色のとさか状の突起がある。
分布と生育環境
中国原産の植物で、古く室町時代に渡来し、観賞用として栽培されてきた。昔は農家の茅葺屋根の棟の上に植える風習があったが、最近は少なくなった。逸出し野生化しているものもある。
種小名の tectorum は、「屋根の」という意味。アヤメの類で一番先に咲くので、「一初(イチハツ)」の名がある。
下位分類
- シロバナイチハツ Iris tectorum Maxim. f. alba (Dykes) Makino -花が白色の品種。
関連項目
参考文献
- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本Ⅰ単子葉類』、1982年、平凡社
- 清水建美編『日本の帰化植物』、2003年、平凡社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)