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ドイツアヤメ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドイツアヤメ
ドイツアヤメ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物門 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: アヤメ科 Iridaceae
: アヤメ属 Iris
: ドイツアヤメ I. germanica [1]
学名
Iris x germanica L. (1753) [2]
英名
German iris [3]

ドイツアヤメ (Iris germanica) は、アヤメ科アヤメ属の植物の一種。別名のジャーマンアイリスで呼ばれることが多い。

特徴

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本種は、アヤメ属の植物を交雑して作出されたもので野生のものはない。ヨーロッパに野生する自然交雑種ゲルマニカをもとにして、1800年代の初期にドイツ、フランスで品種改良された。その後、アメリカが多数の品種を出している。非常に多くの品種があり、色とりどりの花を咲かせることから、虹の花(レインボーフラワー)と呼ばれる。花弁のつけ根の近くにブラシのように毛が密生しているが特徴で、花期は5 - 6月ごろである。香りが強く、「匂いアイリス」の別名を持つ[4]

脚注

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  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Iris germanica L.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2025年4月17日閲覧。本来は学名に雑種起源を示すxがつくのが正当と考えられる。
  2. ^ Iris × germanica L., Sp. Pl.: 38 (1753).”. Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew. 2025年4月17日閲覧。
  3. ^ "German Iris" - Encyclopedia of Life
  4. ^ 瀧井康勝『366日 誕生花の本』日本ヴォーグ社、1990年11月30日、111頁。 

関連項目

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ドイツアヤメ

外部リンク

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