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'''井上 夢人'''(いのうえ ゆめひと、[[1950年]][[12月9日]] -)は、[[日本]]の[[小説家]]・[[推理作家]]。[[福岡県]]生まれ。多摩芸術学園映画科中退。本名は'''井上 泉'''。ペンネームは[[ビートルズ]]の楽曲「[[夢の人]] - ''I've Just Seen A Face''」に由来。 |
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本名は'''井上 泉'''。ペンネームは[[ビートルズ]]の楽曲「夢の人」に由来。デビュー(再デビュー)作は『ダレカガナカニイル・・・』。 |
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== 再デビュー == |
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[[1992年]]1月、[[新潮社]]刊行の『ダレカガナカニイル・・・』にて再デビューする。その後同作は、1995年2月には[[新潮文庫]]より、2004年2月には[[講談社文庫]]より文庫化されている。井上は岡嶋時代も執筆 |
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現在では井上夢人としての活動していた時間が岡嶋二人としての活動していた時間より長くなったが、作品数では少ない。[[大沢在昌]]は作品集『あわせ鏡に飛び込んで』発表に際する対談で「仕事を怠けている」と評している。 |
現在では井上夢人としての活動していた時間が岡嶋二人としての活動していた時間より長くなったが、作品数では少ない。[[大沢在昌]]は作品集『あわせ鏡に飛び込んで』発表に際する対談で「仕事を怠けている」と評している。 |
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== 著作 == |
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* ダレカガナカニイル…(1992年1月 [[新潮社]] / 1995年2月 新潮文庫 / 2004年2月 講談社文庫) |
* ダレカガナカニイル…(1992年1月 [[新潮社]] / 1995年2月 新潮文庫 / 2004年2月 講談社文庫) |
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* あくむ(1993年6月 [[集英社]] / 1996年8月 集英社文庫) |
* あくむ(1993年6月 [[集英社]] / 1996年8月 集英社文庫) |
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* 魔法使いの弟子たち(2010年4月 講談社) |
* 魔法使いの弟子たち(2010年4月 講談社) |
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* ラバー・ソウル(2012年6月 講談社) |
* ラバー・ソウル(2012年6月 講談社) |
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=== エッセイ === |
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* おかしな二人 岡嶋二人盛衰記(1993年12月 講談社 / 1996年12月 講談社文庫) |
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=== 未刊行作品 === |
=== 未刊行作品 === |
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* 99人の最終電車(1996年) |
* 99人の最終電車(1996年) - [[ハイパーテキスト]]小説。ウェブで連載されていたが、ソフト化の目処はいまだ立っていない。 |
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== メディア化作品 == |
== メディア化作品 == |
2012年7月16日 (月) 21:30時点における版
井上 夢人 (いのうえ ゆめひと) | |
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誕生 |
井上 泉 (いのうえ いずみ) 1950年12月9日(73歳) 福岡県 |
職業 | 推理作家・小説家 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 1982年 - |
ジャンル | 推理小説・SF・ホラー・エッセイ |
代表作 | プラスティック |
デビュー作 | 焦茶色のパステル |
公式サイト | 夢人.com |
ウィキポータル 文学 |
井上 夢人(いのうえ ゆめひと、1950年12月9日 -)は、日本の小説家・推理作家。福岡県生まれ。多摩芸術学園映画科中退。本名は井上 泉。ペンネームはビートルズの楽曲「夢の人 - I've Just Seen A Face」に由来。
経歴・人物
徳山諄一とコンビを組み、「岡嶋二人」のペンネームで、1982年に『焦茶色のパステル』で第28回江戸川乱歩賞を受賞しデビューする。その後、二人で創作活動を続けるものの、1989年刊行の『クラインの壺』を境にコンビは解消され、井上は現在のペンネームである「井上夢人」で創作活動を続けている。なお『クラインの壺』はほとんど井上の手によって書かれたものである。
1992年、新潮社刊行の『ダレカガナカニイル・・・』にて再デビューする。井上は岡嶋時代も執筆をすべて担当していたこともあり、軽快で上品な文体はそのまま引き継がれている。内容的にはややSFへの傾斜が強くなった。自身も再デビューしてから純然たるミステリーは書いていないと語っている。
現在では井上夢人としての活動していた時間が岡嶋二人としての活動していた時間より長くなったが、作品数では少ない。大沢在昌は作品集『あわせ鏡に飛び込んで』発表に際する対談で「仕事を怠けている」と評している。
度々作中にコンピュータが登場するなどするため、しばしばコンピュータに強い作家と言われる。また自身のサイトでも自分の作品の冒頭部や解説の立ち読みが可能となっていたり、かつてアサヒグラフ別冊に書いたエッセイを自ら電子書籍化するなどするなどコンピュータへの強さが伺える。また小説の型を取っ払った新しい小説として、ハイパーテキスト小説「99人の最終電車」を執筆した。
著作
小説
- ダレカガナカニイル…(1992年1月 新潮社 / 1995年2月 新潮文庫 / 2004年2月 講談社文庫)
- あくむ(1993年6月 集英社 / 1996年8月 集英社文庫)
- 収録作品:ホワイトノイズ / ブラックライト / ブルーブラッド / ゴールデンケージ / インビジブルドリーム
- おかしな二人―岡嶋二人盛衰記(1993年12月 講談社 / 1996年12月 講談社文庫)
- プラスティック(1994年5月 双葉社 / 1998年9月 双葉文庫 / 2001年2月 講談社ノベルス / 2004年9月 講談社文庫)
- パワー・オフ(1996年7月 集英社 / 1999年7月 集英社文庫)
- もつれっぱなし(1996年11月 文藝春秋 / 2000年2月 文春文庫 / 2006年4月 講談社文庫)
- 収録作品:宇宙人の証明 / 四十四年目の証明 / 呪いの証明 / 狼男の証明 / 幽霊の証明 / 嘘の証明
- メドゥサ、鏡をごらん(1997年2月 双葉社 / 2000年8月 講談社ノベルス / 2002年8月 講談社文庫)
- 風が吹いたら桶屋がもうかる(1997年7月 集英社 / 2000年7月 集英社文庫)
- 収録作品:風が吹いたらほこりが舞って / 目の見えぬ人ばかりふえたなら / あんま志願が数千人 / 品切れ三味線増産体制 / 哀れな猫の大量虐殺 / ふえたネズミは風呂桶かじり / とどのつまりは桶屋がもうかる
- オルファクトグラム(2000年1月 毎日新聞社 / 2001年12月 講談社ノベルス / 2005年2月 講談社文庫【上・下】)
- クリスマスの4人(2001年12月 光文社 / 2004年12月 光文社文庫)
- the TEAM(2006年1月 集英社 / 2009年1月 集英社文庫)
- あわせ鏡に飛び込んで(2008年10月 講談社文庫)
- 収録作品:あなたをはなさない / ノックを待ちながら / サンセット通りの天使 / 空部屋あります / 千載一遇 / 私は死なない / ジェイとアイとJI / あわせ鏡に飛び込んで / さよならの転送 / 書かれなかった手紙
- 魔法使いの弟子たち(2010年4月 講談社)
- ラバー・ソウル(2012年6月 講談社)
エッセイ
- おかしな二人 岡嶋二人盛衰記(1993年12月 講談社 / 1996年12月 講談社文庫)
未刊行作品
- 99人の最終電車(1996年) - ハイパーテキスト小説。ウェブで連載されていたが、ソフト化の目処はいまだ立っていない。
メディア化作品
テレビドラマ
- 2040年のメリークリスマス(1996年12月24日、萩原聖人主演、フジテレビ系『世にも奇妙な物語』、原作:四十四年目の証明)
- 風が吹いたら桶屋がもうかる(1997年10月18日、柏原崇主演、テレビ朝日系『幻想ミッドナイト』)
- オルファクトグラム(2002年2月17日、高杉瑞穂主演、小中和哉監督、WOWOW)