「粘着テープ」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
→粘着テープの例: 用途 |
|||
29行目: | 29行目: | ||
*[[ポリエステル]]テープ |
*[[ポリエステル]]テープ |
||
*[[ポリエチレン]]テープ |
*[[ポリエチレン]]テープ |
||
*[[ポリイミド]]テープ - 商標の一例として「カプトンテープ」。 |
*[[ポリイミド]]テープ - 商標の一例として「カプトンテープ」。[[熱電対]]や[[サーミスタ]]を測温対象に貼る際に常用される。 |
||
*[[ガラスクロス]]テープ - [[ガラス繊維]]による布。耐熱用途。 |
*[[ガラスクロス]]テープ - [[ガラス繊維]]による布。耐熱用途。 |
||
*複合粘着テープ - 複数素材を張り合わせるか、布を樹脂で含浸する。 |
*複合粘着テープ - 複数素材を張り合わせるか、布を樹脂で含浸する。 |
2011年8月19日 (金) 05:42時点における版
粘着テープ(ねんちゃくテープ、英語:adhesive tape)は、接着剤等を塗布したテープ、または、テープ状の接着剤。接着、固定、空隙充填、表面保護などに使う。
構造
基材(テープ本体の材料)としては、紙、布、フィルム(セロハン、OPP、アセテートなど)、金属箔などが使われる。日本粘着テープ工業会では、粘着テープを紙粘着テープ類、布粘着テープ類、フィルム粘着テープ類、特殊粘着テープ類(その他と思われる)の4種類に分類している。
接着剤は通常片面に塗られ、反対面には剥離剤が塗られる。両面テープは、両面に接着剤が塗られるか、基材を使わず接着剤のみからなる基材レスである。
幅はさまざまで、1mm程度から2mにまでいたる。日用品として使われるのは、1~2cmの幅狭のものと5cm前後の幅広のものが多い。俗に、幅広のものを「ガムテープ」と総称することがあるが、正確ではない。ガムテープとは接着剤の種類の名称であり、本当のガムテープ以外の「ガムテープ」も多い。
製法
製法は、フィルムをシートのまま引き出し、接着剤を塗布し、再度巻き取る。その後、
- 巻き取られたまま輪切りにする
- 再度引き出し、裁断し、再度巻き取る
のいずれかで、テープ状にする。そのほか、接着剤を塗布した後にすぐ裁断し巻き取る製法もある。
粘着テープは巻き取られた状態で流通し保管され、使用直前に必要な長さを切り取られる。切り取りを容易にするためのディスペンサー(テープカッター)が使われることもある。
粘着テープの例
基材による呼称
- セロハンテープ - セロハン。
- クラフト粘着テープ - クラフト紙。いわゆる「紙ガムテープ」を含む。
- 布粘着テープ - 布。いわゆる「布ガムテープ」を含む。
- OPP粘着テープ - 延伸ポリプロピレン (OPP)。いわゆる「透明ガムテープ」を含む。
- アルミテープ - アルミ箔。
- ビニールテープ - 軟質ポリ塩化ビニル。
- ポリエステルテープ
- ポリエチレンテープ
- ポリイミドテープ - 商標の一例として「カプトンテープ」。熱電対やサーミスタを測温対象に貼る際に常用される。
- ガラスクロステープ - ガラス繊維による布。耐熱用途。
- 複合粘着テープ - 複数素材を張り合わせるか、布を樹脂で含浸する。
- 基材レス両面テープ - 基材のない両面テープ。
接着剤による呼称
用途による呼称
- サージカルテープ - 医療用。ガーゼの固定など。
- 縫合テープ - 手術後の縫合。
- メンディングテープ - 書類用。上から字が書ける。
- マスキングテープ - 塗装時のマスキング。
- ドラフティングテープ - 図面等の仮止め用
- シールテープ - 建築物等の水密・気密。
- スポーツテープ - いわゆる「テーピング」用。
- 絶縁テープ - 粘着テープの一種で、電線に流れる電気の絶縁に使われる。耐久性や絶縁効果のよいビニル基の一つでポリ塩化ビニルなどの合成樹脂が主に使用されている。
- ユニテープ - 粘着テープの一種で、駅や病院などの大型施設で床面に貼って色別に利用者を誘導するために用いられるテープ。例えば病院などでは診療科ごとに病院内での行き先を床面にテープで表示して案内するのに用いられる。
商標
- セロテープ (Cellotape) - ニチバン(日本)の商標。
- セロテープ (Sellotape) - セロテープ社(イギリス)の商標。
- スコッチテープ - 3M(アメリカ)の商標。
- Pカットテープ - 寺岡製作所の商標。