「カペラ (恒星)」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
TobeBot (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 追加: id:Capella
Doratea (会話 | 投稿記録)
やや手直し
78行目: 78行目:
冬になるとカペラ、[[アルデバラン]]、[[リゲル]]、[[シリウス]]、[[プロキオン]]、[[ポルックス (恒星)|ポルックス]]の6つの恒星で[[冬のダイヤモンド]]を形成する。カペラとは「小さな雌ヤギ」という意味。古代[[バビロニア]]ではこの恒星を使って暦を決めていた。
冬になるとカペラ、[[アルデバラン]]、[[リゲル]]、[[シリウス]]、[[プロキオン]]、[[ポルックス (恒星)|ポルックス]]の6つの恒星で[[冬のダイヤモンド]]を形成する。カペラとは「小さな雌ヤギ」という意味。古代[[バビロニア]]ではこの恒星を使って暦を決めていた。


[[天の北極]]に近い1等星であるため、日本では夏の一時期を除いてほぼ1観測することが可能であり、[[北海道]]以北の地域では1年を通して沈むこない。
[[天の北極]]に比較的近い1等星であるため、本州以北の日本では夏の一時期を除いてほぼ年観測が可能であり、[[北海道]]北部以北や西ヨーロッパの大部分など北半球の高緯度の地域では[[周極星]]となって

==関連項目==
==関連項目==
*[[銀河鉄道999]]
*[[銀河鉄道999]]

2009年10月23日 (金) 12:13時点における版

カペラ
Capella
星座 ぎょしゃ座
視直径 +0.08  +0.71/+0.96
変光星型 ?
発見
発見方法 目視
位置
元期:J2000
赤経 (RA, α) 05h 16m 41.4s
赤緯 (Dec, δ) +45° 59' 53"
視線速度 (Rv) 30.2 km/s
固有運動 (μ) 赤経:75.52 mas/yr
赤道緯度:−427.13 mas/yr
距離 42.2±0.5 光年
(12.9 ± 0.1 パーセク)
絶対等級 (MV) 0.5  +0.14/+0.29
物理的性質
半径 太陽半径の10.2/8.5倍
質量 太陽質量の2.69/2.56倍
スペクトル分類 G8III / G0III
光度 太陽光度の78.5/77.6倍
表面温度 5270/5900 K
色指数 (B-V) +0.80 / −0.25
色指数 (U-B) +0.45
金属量[Fe/H] 40% Sun
他のカタログでの名称
Alhajoth, α Aurigae, 13 Aurigae,
HR 1708, HD 34029, Gl 194,
BD+45°1077, FK5 193, HIP 24608,
SAO 40186, GC 6427, ADS 3841,
CCDM J05168+4559
Template (ノート 解説) ■Project

カペラCapella)はぎょしゃ座α星のことで、学名はα Aurigae(略称はα Aur)。一見太陽によく似た黄色い0.08等星だが、実態は太陽とは大違いでスペクトル型がG5IIIとG0IIIの2つの黄色い巨星からなる分光連星である。とはいえ太陽を遠くから見たらカペラのような黄色い星に見えるだろう。なお、ベテルギウスの最大偏光、太陽を除くと全天で6番目に明るい。距離は42光年太陽系に比較的近い星。なおカペラには連星系の影響で出来た黒点があり、自転によりごくわずか変光する(但し眼視観測では変光はわからない)。このような変光星りょうけん座RS型変光星という。

冬になるとカペラ、アルデバランリゲルシリウスプロキオンポルックスの6つの恒星で冬のダイヤモンドを形成する。カペラとは「小さな雌ヤギ」という意味。古代バビロニアではこの恒星を使って暦を決めていた。

天の北極に比較的近い1等星であるため、本州以北の日本では夏の一時期を除いてほぼ通年観測が可能であり、北海道北部以北や西ヨーロッパの大部分など北半球の高緯度の地域では周極星となっている。

関連項目