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2009年5月31日 (日) 12:08時点における版

フェンダー・ムスタング
Fender Mustang
Fender Mustang puzzle
メーカー/ブランド フェンダー
製造時期 1964年-現在
構造
ボディタイプ ソリッド
スケール長 22.5インチまたは24インチ
フレット 21または22
ネックジョイント ボルト・オン
材質
ボディ アルダー、アッシュ、バスウッドまたはポプラ
ネック メイプル
フィンガーボード メイプルまたはローズウッド
ハードウェア
ブリッジ ダイナミック・ヴィブラート
電気系統
ピックアップ シングルコイル×2
テンプレート | カテゴリ

フェンダー・ムスタング (FENDER MUSTANG) は、1964年に発売開始されたフェンダー社のエレクトリックギター。本来ならば「マスタング」と発音されるべきであるが、米フォード社製の自動車「マスタング」との混合を避けるためか、慣習的に「ムスタング」と呼ばれる。一般に「ムスタング」という場合、大抵はこのギターのことである。但し英語としての正しい発音はあくまで「マスタング」なので注意が必要。

1982年にアメリカでの生産が終わるが、その後1986年にフェンダー・ジャパンが生産を始め、現在も販売されている。

仕様

ムスタングは1964年、フェンダーのスチューデントモデルとして登場した。 兄弟機種であるミュージックマスターデュオソニック等と同じくショートスケールであるが、他のスチューデントモデルには装備されていないトレモロ・ユニット、ダイナミック・ヴィブラートが搭載されている。軽い力でアームを操作することが可能。 また、スイッチの切替によってアウト・オブ・フェイズ・サウンドを出す事が出来るのも特徴。

発売された当初は、22.5インチスケールに21フレットのものと、24インチスケールに22フレットのものとの2つの仕様で、塗装はラッカーフィニッシュであった。

CBSによるフェンダー買収後の1968年にはボディにレーシング・ストライプの描かれたコンペティション・ムスタングが発表され、1974年まで発売された。ボディー材にはアルダーが使われていた。

1974年から1982年にかけてはアッシュ材を使用。指板はメイプルとローズウッドを選べるようになっていた。

1986年からフェンダー・ジャパンよりリイシュー・ムスタングが発売。バスウッド材のMG-72、ポプラ材のMG-65、そしてアッシュ材のMG-77がある。

派生機種

ベースバージョンの「ムスタング・ベース」や、ミュージックマスターにムスタングのダイナミック・ヴィブラートを付けたようなギター「ブロンコ」、カート・コバーンがムスタングとジャガーを基にデザインしたギター「ジャグスタング」(カート本人は晩年のわずかな期間のみ使用)、ボディ厚を増し、ダイナミック・ヴィブラートの代わりにシンクロナイズド・トレモロユニットを搭載したミディアムスケールの「サイクロン」や「サイクロンII」など、派生機種が数多く存在する。

サウンド

低音域がチープ、アームを使うたびにチューニングが狂う、サステインが短い等の難点が多くあるが、軽く触れるだけでアーミングが可能(小指が当たるだけで動く程軽い)で、搭載されているシングルコイルは低音はチープだが、音の抜けは良く、弾けるような高音域を鳴らし、その小ぶりなボディーから想像も出来ない暴れまわるようなサウンドを発生させる事から多くのミュージシャンに愛用されている。

使用ミュージシャン

関連項目

外部リンク