「G.S.I LOVE YOU」の版間の差分

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'''G.S.I LOVE YOU'''(ジーエス アイラブユー)は[[日本]]の[[歌手]][[沢田研二]]の15作目となるオリジナル[[アルバム]]。
'''G.S.I LOVE YOU'''(ジーエス アイラブユー)は[[日本]]の[[歌手]]である[[沢田研二]]の15作目となるオリジナル[[アルバム]]。


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[[1980年]][[12月23日]]に[[ポリドール・レコード|ポリドール]] (現[[ユニバーサルミュージック (日本)|ユニバーサルミュージック]])から[[レコード|LP盤]]でリリースされた。
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== 解説 ==
== 解説 ==
タイトルの「G.S.」は(「[[P.S.アイ・ラヴ・ユー|P.S.I LOVE YOU]]」の捩りではあるが)もちろん[[グループ・サウンズ|GS]]を意味し、本作のコンセプトは「80年代型グループ・サウンズ」である。とはいえ同じ[[バンドサウンド]]ながらロックテイストは往時を遙かに凌ぐほど強く、ALWAYSのメンバーによる若々しくエネルギッシュな演奏が随所に響いている。[[三浦徳子]]と[[佐野元春]]という、今後も数多の曲を手がけることになるソングライターが初めて参加しており、フレッシュな勢いをより高めている。特に当時デビューしたばかりの新人で、まだ知る人ぞ知る存在であった佐野をいち早く取り上げた沢田の先見性が光っている。編曲は全て[[伊藤銀次]]が手がけた。
タイトルの「G.S.」は(「[[P.S.アイ・ラヴ・ユー|P.S.I LOVE YOU]]」の捩りではあるが)[[グループ・サウンズ|GS]]を意味し、本作のコンセプトは「80年代型グループ・サウンズ」となっている。とはいえ同じ[[バンドサウンド]]ながらロックテイストは往時よりも強く、ALWAYSのメンバーによる若々しくエネルギッシュな演奏が随所に響いている。[[三浦徳子]]と[[佐野元春]]という、今後も数多の曲を手がけることになるソングライターが初めて参加している。<!--特に当時デビューしたばかりの新人で、まだ知る人ぞ知る存在であった佐野をいち早く取り上げた沢田の先見性が光っている。-->編曲は全て[[伊藤銀次]]が手がけた。


だがALWAYSとの共演は本作が最後となり、メンバーチェンジを繰り替えながら短期間の「渚のラブレターバンド」を経て[[エキゾティクス|EXOTICS]]に至ることとなる。
だがALWAYSとの共演は本作が最後となり、メンバーチェンジを繰り替えながら短期間の「渚のラブレターバンド」を経て[[エキゾティクス|EXOTICS]]に至ることとなる。
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== 収録曲 ==
== 収録曲 ==
#'''HEY!MR.MONKEY(ヘイ!ミスター・モンキー)'''<br />(作詞:[[糸井重里]] 作曲:沢田研二 編曲:伊藤銀次
#'''HEY!MR.MONKEY(ヘイ!ミスター・モンキー)'''
#*作詞:[[糸井重里]]作曲:沢田研二編曲:伊藤銀次
#'''NOISE(ノイズ)'''<br />(作詞:三浦徳子 作曲:[[加瀬邦彦]] 編曲:伊藤銀次
#'''NOISE(ノイズ)'''
#*作詞:三浦徳子作曲:[[加瀬邦彦]]編曲:伊藤銀次
#'''彼女はデリケート'''<br />(作詞:佐野元春 作曲:佐野元春 編曲:伊藤銀次
#'''彼女はデリケート'''
#*作詞:佐野元春作曲:佐野元春編曲:伊藤銀次
#'''午前3時のエレベーター'''<br />(作詞:三浦徳子 作曲:[[かまやつひろし]] 編曲:伊藤銀次
#'''午前3時のエレベーター'''
#*作詞:三浦徳子作曲:[[かまやつひろし]]編曲:伊藤銀次
#'''MAYBE TONIGHT(メイビー・トゥナイト)'''<br />(作詞:三浦徳子 作曲:鈴木キサブロー 編曲:伊藤銀次
#'''MAYBE TONIGHT(メイビー・トゥナイト)'''
#*作詞:三浦徳子作曲:鈴木キサブロー編曲:伊藤銀次
#'''CAFÉビァンカ'''<br />(作詞:三浦徳子 作曲:かまやつひろし 編曲:伊藤銀次
#'''CAFÉビァンカ'''
#*作詞:三浦徳子作曲:かまやつひろし編曲:伊藤銀次
#'''おまえがパラダイス'''<br />(作詞:三浦徳子 作曲:加瀬邦彦 編曲:伊藤銀次
#'''おまえがパラダイス'''
#*作詞:三浦徳子作曲:加瀬邦彦編曲:伊藤銀次
#'''I'M IN BLUE(アイム・イン・ブルー)'''<br />(作詞:佐野元春 作曲:佐野元春 編曲:伊藤銀次
#'''I'M IN BLUE(アイム・イン・ブルー)'''
#*作詞:佐野元春作曲:佐野元春編曲:伊藤銀次
#'''I'LL BE ON MAY WAY(アイル・ビー・オン・マイ・ウェイ)'''<br />(作詞:三浦徳子 作曲:伊藤銀次 編曲:伊藤銀次
#'''I'LL BE ON MAY WAY(アイル・ビー・オン・マイ・ウェイ)'''
#*作詞:三浦徳子作曲:伊藤銀次編曲:伊藤銀次
#'''SHE SAID……(シー・セッド)'''<br />(作詞:三浦徳子 作曲:加瀬邦彦 編曲:伊藤銀次
#'''SHE SAID……(シー・セッド)'''
#*作詞:三浦徳子作曲:加瀬邦彦編曲:伊藤銀次
#'''THE VANITY FACTORY(ヴァニティー・ファクトリー)'''<br />(作詞:佐野元春 作曲:佐野元春 編曲:伊藤銀次
#'''THE VANITY FACTORY(ヴァニティー・ファクトリー)'''
#*作詞:佐野元春作曲:佐野元春編曲:伊藤銀次
#'''G.S.I LOVE YOU'''<br />(作詞:MARIA MESSINA 作曲:沢田研二 編曲:伊藤銀次
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2008年6月29日 (日) 07:44時点における版

G.S.I LOVE YOU
沢田研二スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
レーベル ポリドール
プロデュース 加瀬邦彦
チャート最高順位
沢田研二 アルバム 年表
BAD TUNING
1980年
G.S.I LOVE YOU
(1980年)
S/T/R/I/P/P/E/R
1981年
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G.S.I LOVE YOU(ジー・エス アイ・ラブ・ユー)は、日本歌手である沢田研二の15作目となるオリジナルアルバム

1980年12月23日ポリドール (現ユニバーサルミュージック)からLP盤でリリースされた。

その後CD化され、1991年1996年東芝EMIから、また2005年にはユニバーサルミュージックから再リリースされている。

解説

タイトルの「G.S.」は(「P.S.I LOVE YOU」の捩りではあるが)GSを意味し、本作のコンセプトは「80年代型グループ・サウンズ」となっている。とはいえ同じバンドサウンドながらロックテイストは往時よりも強く、ALWAYSのメンバーによる若々しくエネルギッシュな演奏が随所に響いている。三浦徳子佐野元春という、今後も数多の楽曲を手がけることになるソングライターが初めて参加している。編曲は全て伊藤銀次が手がけた。

だがALWAYSとの共演は本作が最後となり、メンバーチェンジを繰り替えながら短期間の「渚のラブレターバンド」を経てEXOTICSに至ることとなる。

ちなみに、当時はGSブームが再燃している時期であり、この年沢田はザ・タイガース復活公演に参加、翌年からの期間限定での「同窓会」(メンバーの瞳みのる不参加のため「再結成」という語を用いなかった)でソロと平行して活動することになる。

なお、初回盤発売時には、沢田からのメッセージとザ・タイガースの『君だけに愛を』が収録されたソノシートが特典として封入されていた。

収録曲

  1. HEY!MR.MONKEY(ヘイ!ミスター・モンキー)
    • 作詞:糸井重里/作曲:沢田研二/編曲:伊藤銀次
  2. NOISE(ノイズ)
    • 作詞:三浦徳子/作曲:加瀬邦彦/編曲:伊藤銀次
  3. 彼女はデリケート
    • 作詞:佐野元春/作曲:佐野元春/編曲:伊藤銀次
  4. 午前3時のエレベーター
  5. MAYBE TONIGHT(メイビー・トゥナイト)
    • 作詞:三浦徳子/作曲:鈴木キサブロー/編曲:伊藤銀次
  6. CAFÉビァンカ
    • 作詞:三浦徳子/作曲:かまやつひろし/編曲:伊藤銀次
  7. おまえがパラダイス
    • 作詞:三浦徳子/作曲:加瀬邦彦/編曲:伊藤銀次
  8. I'M IN BLUE(アイム・イン・ブルー)
    • 作詞:佐野元春/作曲:佐野元春/編曲:伊藤銀次
  9. I'LL BE ON MAY WAY(アイル・ビー・オン・マイ・ウェイ)
    • 作詞:三浦徳子/作曲:伊藤銀次/編曲:伊藤銀次
  10. SHE SAID……(シー・セッド)
    • 作詞:三浦徳子/作曲:加瀬邦彦/編曲:伊藤銀次
  11. THE VANITY FACTORY(ヴァニティー・ファクトリー)
    • 作詞:佐野元春/作曲:佐野元春/編曲:伊藤銀次
  12. G.S.I LOVE YOU
    • 作詞:MARIA MESSINA/作曲:沢田研二/編曲:伊藤銀次
前作
BAD TUNING
沢田研二オリジナルアルバム 次作
S/T/R/I/P/P/E/R