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殺人に関する短いフィルム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
殺人に関する短いフィルム
Krótki film o zabijaniu
監督 クシシュトフ・キェシロフスキ
脚本 クシシュトフ・キェシロフスキ
クシシュトフ・ピエシェヴィッチ
製作 Ryszard Chutkowski
音楽 ズビグニエフ・プレイスネル
撮影 スワヴォミール・イジャック
編集 エヴァ・スマル
配給 日本の旗 ヘラルド・エース
公開 ポーランドの旗 1988年3月11日
フランスの旗 1988年5月16日CIFF
日本の旗 1989年7月29日
上映時間 84分
製作国 ポーランドの旗 ポーランド
言語 ポーランド語
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殺人に関する短いフィルム』(ポーランド語: Krótki film o zabijaniu英語: A Short Film About Killing)は、1988年制作のポーランド映画

十戒をモチーフとした、クシシュトフ・キェシロフスキ監督のテレビシリーズ『デカローグ』の第5話を長編映画として再構成した作品。本作の主題となった戒律は『汝、殺すなかれ』。

画面全体に陰影をともなった特徴的な撮影技法が採用されており、カンヌ国際映画祭審査員賞ヨーロッパ映画賞作品賞を受賞している。

ストーリー

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弁護士を志すピョートルは、司法修習を前に口頭試問に臨む。犯罪を抑止する方法としての死刑について問われ、彼は懐疑的な意見を述べる。試問後、ピョートルはガールフレンドとともに赴いたカフェで、行き場をなくした若者と偶然行きかう。

行き場のない若者、ヤチェックはカフェを立ち去るとワルシャワの町を放浪する。タクシーに乗り込んだヤチェックは、とっさにモコトフ区を行き先として運転手に告げる。

ヤチェックはタクシー車内で、衝動的に運転手の首を紐で締め上げる。川べりで停まったタクシーから逃げようとする運転手を、彼は石塊で撲殺する。

弁護士となったピョートルとともに法廷に臨むヤチェックに極刑が告げられる。

刑場でヤチェックは、自分の子供時代や亡くなった自分の父と事故死した妹のこと、母親に会って欲しいということをピョートルに語りかける。ピョートルとヤチェックの会話は係官に中断され、ヤチェックは絞首刑に処される。

キャスト

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  • ミロスワフ・バカ:ヤチェック
  • クシシュトフ・グロビシュ:ピョートル
  • ヤン・テサシ:タクシーの運転手

外部リンク

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