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来島海峡大橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
来島海峡大橋

糸山展望台より臨む。対岸は馬島その向こうに大島が見える。手前から第3、第2、第1大橋の順。
基本情報
日本の旗 日本
所在地 大島-四国
交差物件 来島海峡
建設 1988-1999年
座標 北緯34度7分14秒 東経132度59分51秒 / 北緯34.12056度 東経132.99750度 / 34.12056; 132.99750座標: 北緯34度7分14秒 東経132度59分51秒 / 北緯34.12056度 東経132.99750度 / 34.12056; 132.99750
構造諸元
形式 3径間2ヒンジ補剛箱桁吊橋3連[1]
材料
全長 4105 m
高さ 178 m(主塔)、65 m(航路高)
最大支間長 1030 m
地図
来島海峡大橋の位置(愛媛県内)
来島海峡大橋
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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来島海峡大橋(くるしまかいきょう おおはし)は、愛媛県今治市瀬戸内海来島海峡を跨いで大島四国を結ぶ長大橋で、来島海峡第一大橋来島海峡第二大橋来島海峡第三大橋の総称である。本州四国連絡橋尾道・今治ルートを構成する橋の1つ。

3つの長大橋梁により構成された世界初の3連吊橋であり[2]、全長は4105 mである。中央が西瀬戸自動車道(しまなみ海道)で北側に自転車歩行者道、南側にバイク道を併設している。

構造

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近見山より

構成する構造物については各記事を参照のこと。

アンカーブロック、主塔は、大島側から1A、2P…と連番になっていて、四国側が10Aである。

通行料金

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現行料金

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大島南 - 今治北 7.3 km、2014年4月現在

車種 非ETC料金 ETC平日料金 ETC休日料金
普通車 1,750円 890円 820円
中型車 2,110円 1,030円 1,550円
大型車 2,880円 1,360円 2,040円
特大車 5,190円 2,330円 3,500円
軽自動車等 1,390円 740円 670円

原付及び自転車歩行者道

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  • 自転車については2014年7月から2018年3月末まで「しまなみサイクリングフリー」として、他のしまなみ海道筋の橋と同様に自転車歩行者道を無料開放していた[3][4]
  • しまなみ海道の自転車およびバイクの通行料は、無人の料金箱に入れるようになっており利用者の良心に任されているが、この来島海峡大橋に限っては中間の馬島に無人料金箱があり、その前に小屋があって昼間は有人となっていることがある。

運用

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  • 来島海峡第二大橋と来島海峡第三大橋間の橋台(アンカーブロック 7A)上にバス停と馬島ICが設置されているが、馬島ICは馬島の住民専用の出入り口であり、一般車の出入りは出来ない。自転車・歩行者および排気量125 cc以下のオートバイは、アンカーブロック内に設置されたエレベーターで出入りでき、1Fには仮設トイレがある。
  • 夜間はライトアップされる。

展望台

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事故

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1998年(平成10年)6月10日午後0時2分頃、今治市馬島の来島大橋馬島高架部鋼上部工工事現場(7A-P4間、来島海峡第三大橋の馬島高架部)で架設桁の解体降下作業中に架設桁と作業台車が約60 mの高さから地上に落下する事故が発生し、作業台車に乗っていた8人のうち男性作業員7名が死亡した[5][6]。馬島の事故現場と来島海峡SAに犠牲者の慰霊碑が建てられている。

備考

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  • かつて愛媛県内では本四架橋を「瀬戸内海大橋」と呼ぶ向きがあったが、その瀬戸内海大橋とは、「瀬戸大橋」がある瀬戸中央自動車道ではなく、西瀬戸自動車道、さらに狭義にはこの来島海峡大橋を指していた[7]。1970年代には愛媛県の県庁所在地、松山市にある愛媛県庁本館の正面に「かけよう 瀬戸内海大橋」の文字看板が掲げられ、尾道・今治ルート実現が愛媛県の長年の悲願であったことを伝えていた。
  • 今治市のゆるキャラ、バリィさんの頭のクラウンは、この橋がモチーフだとされる[8]

写真集

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脚注

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  1. ^ JB本四高速・しまなみ海道の橋・来島海峡大橋”. 本州四国連絡高速道路株式会社. 2016年2月14日閲覧。
  2. ^ 佐藤健太郎「国道の名所を行く」『ふしぎな国道』講談社〈講談社現代新書〉、2014年、33頁。ISBN 978-4-06-288282-8 
  3. ^ 自転車乗りは急げ! 今だけ「瀬戸内しまなみ海道」を無料でツーリングできる”. マイナビニュース (2014年7月4日). 2014年7月23日閲覧。
  4. ^ 瀬戸内しまなみ海道の自転車通行料金の無料化について”. 愛媛県 (2014年7月3日). 2016年4月27日閲覧。
  5. ^ 来島大橋架設桁落下災害調査委員会の調査結果について”. 労働省労働基準局安全衛生部建設安全対策室 (1998年12月18日). 2016年2月14日閲覧。
  6. ^ 来島大橋架設桁落下災害調査結果報告書(概要)”. 独立行政法人労働政策研究・研修機構. 2022年6月18日閲覧。
  7. ^ 愛媛県史 県政 第三節 高度成長 二 高度経済成長の展開と県政 8 新しい瀬戸内海時代へ”. 愛媛県 (1988年11月30日). 2016年2月14日閲覧。
  8. ^ いまばりバリィさんのホームページ・プロフィール”. 第一印刷株式会社. 2016年2月14日閲覧。

関連項目

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外部サイト

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