村上由美子
村上 由美子(むらかみ ゆみこ、1965年(昭和40年)- )は、日本の国際機関元職員。島根県出身。経済協力開発機構(OECD)東京センター元所長。
人物・経歴
[編集]島根県松江市出身。1987年(昭和62年)上智大学外国語学部卒業。1989年(昭和64年)米・スタンフォード大学大学院国際関係学修士課程修了。同年、国際連合に就職[1]。1989年(昭和64年)から1991年(平成3年)までバルバドスで国連開発援助プログラムを担当。1991年(平成3年)ニューヨークの国連事務局でリモート・センシングの平和的利用推進に従事。1991年(平成3年)から1992年(平成4年)まで国際連合カンボジア暫定統治機構で人権擁護オフィサーを務めて、退職[1]。
1994年(平成6年)米・ハーバード大学大学院経営学修士課程修了。同年、ゴールドマン・サックスに入社。ロンドンでバイスプレジデント、ニューヨークと東京でマネージングディレクターを歴任[1]。
2009年(平成21年)クレディ・スイスに転じ、マネージングディレクターに就任[1]。
2013年(平成25年)経済協力開発機構(OECD)東京センター所長に就任。同ポストには外務省出身者が就くのが慣例だったが、民間企業出身者として初の同ポスト就任となった[1]。
見方を変えれば、少子高齢社会・労働力不足であるからこそ、日本には他国にはない大きなチャンスがあると指摘し、2016年に『武器としての人口減社会』(光文社新書)を上梓している。ハーバードビジネススクールの日本アドバイザリーボードメンバーや、外務省日米経済研究委員会、経済産業省電力・ガス基本政策委員会等の政府委員会で委員を歴任[2]。
2021年5月に、キャシー松井、関美和とともに、日本初のESG重視型グローバルベンチャーキャピタルファンドの「エムパワー・パートナーズ・ファンド」を始めた[3]。同年内閣新しい資本主義実現本部新しい資本主義実現会議有識者[4]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e 女前グローバルエリート、家政婦2人フル活用 東洋経済オンライン 2018年4月30日閲覧
- ^ “村上 由美子 OECD OECD東京センター所長”. NewsPicks. ニューズピックス. 2018年4月30日閲覧。
- ^ 日本初のESG重視型グローバル・ベンチャーキャピタルファンド『MPower Partners Fund L.P.』設立 PR TIMES, 2021年5月31日
- ^ 新しい資本主義実現会議 有識者構成員首相官邸
関連項目
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