山本貴則
山本 貴則(やまもと たかのり、1981年9月29日 - )はプロ野球審判員。大阪府柏原市出身。
日本野球機構審判部関西支局所属。審判員袖番号は『41』(2010年までは21)。
来歴・人物
[編集]大阪府柏原市立玉手山中学校卒業。
小学校時代は、地元ソフトボールクラブに入り、エースとして活躍。
中学時代は、藤井寺ボーイズに所属。
大阪産業大学附属高等学校から佐川急便を経て2003年2月1日にセ・リーグ審判員となる。 初出場は2007年4月24日中日-広島3回戦。
2011年から審判員の統合により、クルーチーフの佐藤純一審判員が『21』を着用するため山本は『41』に変更された。
2016年にオーストラリアで行われた第4回ワールド・ベースボール・クラシック予選1組に派遣され、4試合に出場した[1][2][3][4]。
2019年にメキシコで開催された第2回WBSCプレミア12オープニングラウンド・グループAに派遣され、3試合に出場した[5]。
2021年6月2日に明治神宮野球場で行われた東京ヤクルトスワローズ対東北楽天ゴールデンイーグルス2回戦で一塁塁審に出場し、NPB審判員史上132人目となる通算1000試合出場を達成した。
問題になった判定
[編集]2016年のクライマックスファーストステージ第1戦、巨人対DeNA(東京ドーム)の試合で二塁塁審を務めた山本は、8回裏2アウト2塁の場面でインプレー中になぜかよそ見をしており、DeNAの三上朋也の二塁牽制を判定しなかった。しかもタイミングは微妙で、アウトの可能性もあった。すぐにDeNAのアレックス・ラミレス監督が抗議に出た。しかし山本と球審の嶋田哲也は「プレーはかかっていなかった」と説明。しかし、実際の映像では球審の嶋田がプレーをかけているのがはっきりと映されていた[6]。
2021年7月8日 オリックス-東北楽天 14回戦 (京セラD) 二塁塁審
6回表、0アウト走者一二塁、センターへの際どい打球はヒットとなったが、二塁走者は捕球されたと思い帰塁したが、中堅手は二塁へ送球、送球を受けた遊撃手は一塁走者をフォースアウトとし、帰塁していた二塁走者へタッグした。二塁塁審の山本は一連のプレイを冷静に見極め、的確に判定を下した。[7]
審判出場記録
[編集]- 初出場:2007年4月24日、中日対広島3回戦(ナゴヤドーム)、二塁塁審。
- 出場試合数:1242試合
- オールスター出場:2回(2011年、2018年)
- 日本シリーズ出場:3回 (2018年、2019年、2020年)
表彰
[編集](記録は2022年シーズン終了時)
脚注
[編集]- ^ “MLB Gameday”. MLB.com. 2023年9月12日閲覧。
- ^ “MLB Gameday”. MLB.com. 2023年9月12日閲覧。
- ^ “MLB Gameday”. MLB.com. 2023年9月12日閲覧。
- ^ “MLB Gameday”. MLB.com. 2023年9月12日閲覧。
- ^ “2019 P-12 II Premier12 2019 Daily Report Final”. World Baseball Softball Confederation (2019年11月17日). 2023年9月12日閲覧。
- ^ 「巨人有利」の判定はあるのか? CSでも勃発していた「ジャンパイア問題」 - ITmedia ビジネスオンライン 2016年10月11日
- ^ 一般社団法人日本野球機構. “最優秀審判員賞、審判員奨励賞、ファーム優秀審判員賞、ファインジャッジ賞 受賞審判員について”. NPB.jp 日本野球機構. 2023年8月19日閲覧。
- ^ 2013年度 審判員・記録員 山本貴則
- ^ 2019年度 日本野球機構表彰 2019年12月1日閲覧
- ^ “最優秀審判員賞、審判員奨励賞、ファーム優秀審判員賞、ファインジャッジ賞 受賞審判員について”. NPB公式サイト (2021年12月13日). 2022年3月10日閲覧。