大薗恵美
大薗 恵美(おおその えみ、1965年 - )は日本の経営学者。一橋大学大学院経営管理研究科教授。
人物・経歴
[編集]静岡県立浜松北高等学校を経て、1988年に一橋大学商学部を卒業し、住友銀行(現:三井住友銀行)入行。
大学では竹内弘高教授のゼミに参加。テニスサークルCANNONや国際部に所属。
住友銀行ではお茶の水支店に配属されるが、1989年に退社し、大学2年のときから交際していた大蔵省職員の大薗治夫(後に上海エクスプローラー代表取締役、作家)と結婚、ワシントンD.C.に移る[1]。
1990年からジョージ・ワシントン大学経営大学院に通い、1992年9月同修了、MBA取得。
1997年一橋大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。博士課程では野中郁次郎教授のゼミに参加。
1997年一橋大学助手、1998年早稲田大学アジア太平洋研究センター専任扱い客員講師、1998年3月一橋大学博士(商学)。
2000年一橋大学国際企業戦略研究科専任講師。
2002年一橋大学国際企業戦略研究科助教授。
2010年一橋大学国際企業戦略研究科教授。
この間2004年から日新火災海上保険株式会社顧問、2005年から同社取締役、2006年からりそな銀行取締役、2010年から電通開発アドバイザー[2]、2011年からりそなホールディングス取締役・報酬委員会委員、2012年から株式会社ローソン取締役、りそなホールディングス取締役・ 指名委員会委員。2017年、東京海上日動火災保険監査役[3]。産業構造審議会臨時委員、シティグループ・ジャパン・ホールディングス合同会社アドバイザリーボード、朝日新聞社朝日企業市民賞審査委員、日本取締役協会成長戦略委員会副委員長なども務める[4][5]。2020年、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループのグローバル・アドバイザリーボード委員[6]。2021年、東京海上ホールディングス取締役。2023年、トヨタ自動車取締役[7]。
著書
[編集]- 『イノベーションの実践理論』(児玉充, 谷地弘安, 野中郁次郎と共著)白桃書房,2006
- 『トヨタの知識創造経営 : 矛盾と衝突の経営モデル』(清水紀彦, 竹内弘高と共著)日本経済新聞出版社,2006
- Extreme Toyota : Radical Contradictions That Drive Success at the World's Best Manufacturer, John Wiley & Sons,2008
脚注
[編集]- ^ 竹内弘高「日本の競争戦略」平成15年7月15日
- ^ 電通ニュースリリース平成 22 年 7 月 12 日企業イノベーションを支援するコンサルティング・プログラム 「電通 企業イノベーション・コンサルティング」を開発
- ^ 「東京海上日動火災保険 」2017/2/15付日本経済新聞 朝刊
- ^ 株式会社りそな銀行2012年有価証券報告書
- ^ 「教員の紹介」一橋大学
- ^ グローバル・アドバイザリーボード新委員の選任について
- ^ “トヨタ、社外取締役4人に 三井住友FG副社長ら起用”. 日本経済新聞 (2023年3月22日). 2023年6月14日閲覧。