コンテンツにスキップ

大沢町 (輪島市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大沢町
大沢町の位置(石川県内)
大沢町
大沢町
大沢町の位置
北緯37度22分32.3秒 東経136度48分5.5秒 / 北緯37.375639度 東経136.801528度 / 37.375639; 136.801528
日本の旗 日本
都道府県 石川県
市町村 輪島市
地区 西保地区
面積
 • 合計 8.55 km2
人口
2015年(平成27年)10月1日現在)[2]
 • 合計 150人
 • 密度 18人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
928-0054[3]
市外局番 0768 (輪島MA)[4]
ナンバープレート 石川

大沢町(おおざわまち)は、石川県輪島市町名上大沢町とともに間垣(竹を用いた垣根)の集落として知られ、「大沢・上大沢の間垣集落景観」は重要文化的景観に選定されている。

地理

[編集]
間垣に囲われた集落

能登半島の北部、山並みが日本海に迫る場所にある半農半漁の集落である[5]。日本海から強い季節風が吹くことから、「間垣」と呼ばれる竹製の垣根で集落を囲んでいる[5]

人口

[編集]

2015年(平成27年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

町丁 世帯数 人口
大沢町 68世帯 150人

学区

[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通り[6]

番地 小学校 中学校
全域 輪島市立鳳至小学校 輪島市立輪島中学校

歴史

[編集]

大沢村が文献に現れるのは、永和5年(1379年正月11日地頭弥郡氏[注 1]の書状で、「しつらのしやう大さわむら」とあるのが初見である。中世の大沢村は現在より広く、現大沢町・上大沢町・西二又町・上山町を含む一帯だった。時代が下ると次第に各村が分かれ、当地は下大沢村と呼ばれるようになった。江戸時代に入り十村制が実施されると、弥郡氏の支流と伝える筒井氏が十村となり周辺村とともに管轄した。

年表

[編集]

交通

[編集]

バス

[編集]
北鉄奥能登バス
  • 西保線
    • <輪島方面> - 大沢大橋 - 大沢 - <雑座方面>

道路

[編集]

施設

[編集]
  • 西保郵便局
  • 輪島市立西保中学校 - 2007年(平成19年)閉校。1950年(昭和25年)竣工の木造校舎が現存。
  • 大沢漁港

名所・旧跡

[編集]
静浦神社

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 武蔵丹党の後裔で、南北朝時代に能登国鳳至郡志津良荘大沢村の地頭となった一族[7]

出典

[編集]
  1. ^ 人口統計ラボ 石川県輪島市大沢町2015年6月23日閲覧。
  2. ^ a b 平成29年版 輪島市統計書(平成27年 国勢調査より)”. 輪島市 (2018年3月30日). 2018年5月2日閲覧。
  3. ^ 郵便番号”. 日本郵便. 2018年5月2日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2018年5月2日閲覧。
  5. ^ a b 輪島の文化的景観 大沢・上大沢の間垣集落景観 輪島市
  6. ^ 輪島市学校通学区域に関する規則”. 輪島市. 2015年6月20日閲覧。
  7. ^ 石川県の文化財 弥郡文書・阿岸本誓寺文書。石川県教育委員会文化財課、2015年6月23日閲覧。
  8. ^ 石川県鳳至郡役所(編) 1923, p. 74.
  9. ^ 輪島は「まれ」の舞台の地です!!間垣とは一体!?”. 能登輪島観光情報 輪島ナビ. 2015年6月20日閲覧。
  10. ^ 史跡・名勝・天然記念物(県指定) 桶滝 石川県教育委員会文化財課、2015年6月23日閲覧。
  11. ^ 大沢・上大沢の間垣集落景観 石川県教育委員会文化財課、2015年12月13日閲覧。

参考文献

[編集]