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国境高原スノーパーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国境高原スノーパーク
所在地 〒520-1802
滋賀県高島市マキノ町野口大谷507-1
座標 北緯35度32分9秒 東経136度5分33秒 / 北緯35.53583度 東経136.09250度 / 35.53583; 136.09250座標: 北緯35度32分9秒 東経136度5分33秒 / 北緯35.53583度 東経136.09250度 / 35.53583; 136.09250
旧名 国境スキー場
運営者 SNOW PARK RESORT
開業日 1965年
造設地形 乗鞍岳
標高 592 m - 384 m
標高差 208 m
最長滑走距離 1,660 m
最大傾斜 31
コース数 4本
コース全長 2.78km
ゲレンデ面積ha
索道数 3本
テレインパーク キッカー、ストレートBOX、ワイドBOX、ポコジャン
人工降雪 有、ICS6台
ナイター設備
公式サイト https://www.kunizakai.com/
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国境高原スノーパーク(くにざかいこうげんスノーパーク)は滋賀県高島市マキノ町にあるスキー場

概要[編集]

乗鞍岳の東斜面に造成されたスキー場で、福井県との県境がこのスキー場の中を通っている。国道161号に面しており道路の反対側には廃止された敦賀国際スキー場があった。

ゲレンデは大谷ゲレンデと乗鞍ゲレンデの二つからなり、全体的にファミリー向けのスキー場となっている。

1943年に近江鉄道箱根土地の傘下に入り西武グループの一員となった[1]。このことが当スキー場の開設に関係しており、1957年には近江鉄道初の観光事業として伊吹山スキー場が開設された。その後、箱館山スキー場八幡山ロープウェイなど次々に事業を拡げ[2]、1965年に国境スキー場の営業が開始された[1]。箱根土地は国土計画興業計画(コクド)となり西武グループ一体でリゾート開発が行われたため、施設のレストランがファミリーレストランのボックス席型になるなど西武系の特徴が見取れる。

長らく近江鉄道による経営が行われてきたが、同社の鉄道事業は1967年をピークに乗客数は2002年には最少369万人まで減少し[3]、経営が慢性的な赤字に陥ったことで2007年にマックアースに施設が譲渡された[4]。この譲渡の際に株式会社マックアースが設立されたので国境高原スノーパークが初めてマックアースの運営する施設となった。同時に、名称も「国境スキー場」から、現在の「国境高原スノーパーク」と変わった[5]

しかし、2010年代のスキー人気低迷や暖冬によりマックアースも経営状況が悪化し、2020年に東京に本社を置く「SNOW PARK RESORT」にスノークルーズ・オーンズとともに施設が譲渡された[6]

2023年 - 2024年シーズンは、従業員不足により安全を確保できないとして営業をとりやめた[7]

ゲレンデ[編集]

リフト(索道)4本にコース4つが設定されている。

コース[編集]

  • 大谷第1コース (600m、最大斜度31度)
  • 大谷第2コース (520m)
  • 乗鞍第1コース (1,200m)
  • 乗鞍第2コース (460m)

2011年時点のコースマップには大谷ゲレンデから乗鞍第1コースへの連絡コースの記載があったが消えている[8]

リフト[編集]

  • 大谷第1ペア (537m)
  • 大谷第2ペア (479m)2023年 - 2024年シーズン用に作成されたホームページからは記載がなくなっている。
  • 乗鞍第3ペア (702m)
  • 乗鞍第4ペア (388m)

アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 沿革”. 近江鉄道グループ公式サイト. 2024年6月6日閲覧。
  2. ^ まさに至言、近江鉄道に伝わる「辛苦是経営」”. 関西の公共事業・土木遺産探訪. 坂下泰幸(土木学会関西支部選奨土木遺産推薦委員). 2024年6月6日閲覧。
  3. ^ 近江鉄道線の経営状況について” (PDF). 近江鉄道 (2018年12月). 2024年6月6日閲覧。
  4. ^ 国境スキー場の運営を始めました”. マックアース (2008年1月8日). 2024年6月6日閲覧。
  5. ^ 国境スキー場の運営を始めました | 株式会社マックアース”. www.macearthgroup.jp. 2024年6月9日閲覧。
  6. ^ トップメッセージ – 株式会社 SNOW PARK RESORT”. web.archive.org (2022年5月24日). 2024年6月9日閲覧。
  7. ^ “雪降ったのに…国境高原スノーパークが人員不足で今季休業 福井・滋賀県境の人気スポット”. (2023年12月24日). https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1941378 2024年6月6日閲覧。 
  8. ^ kunizakai 2011”. 2024年6月9日閲覧。

外部リンク[編集]