南緯45度線
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南緯45度線(なんい45どせん)は、地球の赤道面より南に地理緯度にして45度の角度を成す緯線である。大西洋、インド洋、太平洋、北アメリカ、大西洋を通過する。
理論上は南極点から赤道までの距離の中間地点であるとされるが、実際の中間地点は南緯45度線よりも16.2km南にある。これは地球が自転による遠心力で赤道付近が膨らみ、極付近が平らな楕円体であることに起因する[1]。
通過点のほとんどが陸地にある北緯45度線とは対照的に、南緯45度線はその大部分が公海上を走っており、大西洋、オーストラレーシア、インド洋、太平洋、南アメリカを通過する。
この緯度の下では、夏至点時は8時間46分で、冬至点時の可照時間は15時間37分である[2][3]。
この緯度上では、度数法による度・分・秒で分画される子午線弧長は概ね以下の長さに相当する。
通過する国および地域
[編集]本初子午線から東に向かって南緯45度線は以下の場所を通っている。
脚注
[編集]- ^ Sherman Williams (2004年11月). “Midway from Equator to the South Pole ”. 2006年5月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年2月5日閲覧。
- ^ 国立天文台. “国立天文台暦計算室こよみの計算”. 2012年3月30日閲覧。
- ^ アメリカ海軍天文台. “Duration of Daylight/Darkness Table for One Year”. 2012年3月30日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- The 45th Parallel - Minnesota Museum of the Mississippi and Other Natural Wondersによる45度線に関する特設ページ
- Degree Confluence Project - 世界各地の地理座標を収集している完全ボランティアによるプロジェクト