久々湊盈子
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久々湊 盈子(くくみなと えいこ、1945年2月10日 - )は、日本の歌人。歌誌「合歓」編集発行人。千葉県歌人クラブ会長[1]。
経歴
[編集]上海租界旋高塔路四達里生まれ。1946年、両親の出身地・長崎に引き揚げる。10代より短歌に親しみ、1962年、「心の花」に入会。10年ほどのブランクを経て作歌を再開、1976年、加藤克巳に師事、「個性」に入会(2004年終刊)、翌1977年、個性新人賞受賞。1992年、「合歓」を創刊。2001年、歌集『あらばしり』にて第11回河野愛子賞を受賞。2020年、『麻裳よし』で第47回日本歌人クラブ賞を受賞。日本歌人クラブ中央幹事などを歴任。
著書・作品
[編集]歌集
[編集]- 『熱く神話を』 砂子屋書房、1982年
- 同文庫版 現代短歌社、2013年
- 『黒鍵』 砂子屋書房、1986年
- 『家族』 砂子屋書房、1990年
- 『射干』 砂子屋書房、1996年
- 『あらばしり』 砂子屋書房、2000年
- 『紅雨』 砂子屋書房、2004年
- 『鬼龍子』 角川書店〈角川短歌叢書〉、2007年
- 『風羅集』 砂子屋書房、2012年
- 『世界黄昏』 砂子屋書房、2017年
- 『麻裳よし』 短歌研究社、2019年
- 『非在の星』 典々堂、2023年
選集
[編集]- 『現代短歌文庫 久々湊盈子集』 砂子屋書房、1999年
- 『現代短歌文庫 続久々湊盈子集』 砂子屋書房、2011年
評論など
[編集]- 『安永蕗子の歌-現代歌人の世界5』 雁書館、1993年
- 『加藤克巳作品研究』(共著) 風心社、2003年
- 『山川登美子の世界-夭折の歌人』(共著) 安田純生監修、青磁社、2007年
- 『歌の架橋 インタビュー集』 砂子屋書房、2009年
- 『歌の架橋 インタビュー集Ⅱ』 砂子屋書房、2015年
作詞
[編集]- 岩槻市立上里小学校(現さいたま市立上里小学校)校歌[2]
脚注
[編集]関連文献
[編集]- 山下雅人 『久々湊盈子の風景-百首観賞』 砂子屋書房、2006年。ISBN 978-4790408864。