中村輪夢
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基本情報 | ||||
本名 |
中村 輪夢 なかむら りむ | |||
生年月日 | 2002年2月9日(22歳) | |||
国籍 | 日本 | |||
身長 | 168cm | |||
体重 | 63kg | |||
選手情報 | ||||
所属 | ウイングアーク1st | |||
分野 | BMXフリースタイル | |||
最終更新日 2021年7月31日 |
中村 輪夢(なかむら りむ、2002年2月9日[1] - )は、日本のBMX選手。京都府京都市出身。
2020年東京オリンピック及び2024年パリオリンピックの男子BMXフリースタイルに出場し、両オリンピックで5位入賞という記録を残した[2]。
人物
[編集]元BMXライダーの父・辰司の影響で2歳の時よりBMXを始める。5歳で初めて大会に出場し、京都市立西京極西小学校の高学年時代には全国大会のキッズクラスで優勝する。西京極中学校から京都つくば開成高校へ進学[3]。
名前の由来は自転車の車輪の部品である「リム」から。漢字は車輪・五輪の「輪」と「夢」で「輪夢」と名付けられた[4]。また生まれたときに2002年ソルトレークシティオリンピックが開催されていたこともある。
2017年6月スポーツマネジメントのファーストトラック株式会社とマネジメント契約を締結。
2018年6月ウイングアーク1st株式会社とスポンサー契約を締結。現在ウイングアーク1st株式会社所属。
2019年11月には、堀米雄斗、五十嵐カノアらと『JAPAN ACTION SPORTS AWARDS 2019』を受賞[5]。
2020年6月に東京五輪日本代表に内定。五輪の延期決定後の2020年9月、左かかとを骨折。「体の一部」と語っていた自転車に2021年1月まで乗れず、五輪直前にも足の痛みに襲われ、ほとんど練習ができないまま本番に入った。2021年に開催された東京五輪BMXフリースタイル男子パークで5位に入賞した[6]。東京五輪BMXフリースタイル男子パークでは出場9選手のうち唯一の10代であった。この成績により京都市から「京都市スポーツ栄誉賞」を授与される[3]。
2022年、全日本選手権と世界選手権で優勝。世界選手権は93.80をマークし、日本人として初制覇。
2023年、アジア選手権で優勝[7]。連覇を狙った世界選手権は4位。
2024年、5月と6月に開かれた都市型スポーツ4競技のパリ五輪予選シリーズでは第1戦で日本人では唯一、決勝に進み9位。第2戦は8位となり、出場権を獲得できなかったが、これまでの実績が評価され、2大会連続のオリンピック代表に内定[8]。
2024年パリオリンピックの自転車競技男子BMXフリースタイルでは、決勝に進出し、後方宙返りしながらバイクを1回転させる「バックフリップ・テールウィップ」からの一度バイクをキャッチし、さらにバイクを1回転させる「テールウィップ」をメイクし、世界初の新技を成功させた。中盤にも世界初の新技「ダブルダウンサイド」からの一度キャッチしてからの「テールウィップ」も完璧にメイクし、会場を沸かせたが、90.35ポイントで5位となった[2][9]。
戦績
[編集]- 2015年:FISE World成都大会 優勝(アマチュア部門)
- 2016年:RECON TOUR 優勝(13歳~15歳クラス)
- 2016年:PERUGIA CUP 優勝
- 2016年:G-Shock Real Tougness 優勝
- 2017年 FL BMX Series 3位
- 2017年:JAPAN CUP大会富山大会 優勝
- 2017年:UCI UCIアーバンサイクリング世界選手権 7位
- 2017年:第1回全日本BMXフリースタイル・パーク選手権大会 優勝
- 2018年:UCIワールド杯広島大会 9位[10]
- 2019年:UCIワールド杯広島大会 準優勝
- 2019年:X Games Minneapolis 2019 BMX Park 銀メダル
- 2019年:UCIワールド杯成都大会 優勝
- 2019年:UCIワールド杯年間総合ランキング 1位
- 2020年:Simlpe Session 2020 BMX Park 優勝
- 2021年:東京オリンピックBMXフリースタイル 5位
- 2022年:UCI BMXフリースタイル ワールドカップシリーズ第1戦フランス 優勝
- 2022年:全日本選手権 BMXフリースタイル・パーク 優勝[11]
- 2022年:UCIアーバンサイクリング世界選手権 BMXパーク 優勝[12]
- 2023年:アジアBMX選手権大会フリースタイル・パーク 優勝[13]
- 2024年:パリオリンピックBMXフリースタイル 5位
出演
[編集]テレビ番組
[編集]- 2017年8月:ニンゲン観察バラエティ「モニタリング」(TBS)
- 2018年5月:アスリートの魂 (NHK)
- 2019年6月:バース・デイ(TBS)
- 2019年8月:嵐にしやがれ(日本テレビ)
- 2019年9月:炎の体育会TV(TBS)
CM
[編集]脚注
[編集]- ^ 中村輪夢 | first track Inc.
- ^ a b “自転車 男子BMXフリースタイル 中村輪夢 5位 パリ五輪”. NHK 2024年7月31日閲覧。
- ^ a b “京都市:東京2020オリンピック自転車男子BMXフリースタイル・パーク5位入賞!!中村輪夢選手京都市スポーツ栄誉賞表彰式について”. 京都市情報館. 2024年7月9日閲覧。
- ^ 【中村輪夢】BMX界の若きエースが学ラン姿で大爆走!? その笑撃の結末とは……| BMX | FISE |
- ^ “『JAPAN ACTION SPORTS AWARDS 2019』受賞者決定!!!:時事ドットコム”. web.archive.org (2020年1月24日). 2024年7月29日閲覧。
- ^ “BMXパーク中村輪夢は5位 勝負の2本目大技連発も、メダルに届かず - BMXフリースタイル - 東京オリンピック2020 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2021年8月1日閲覧。
- ^ “2023アジアBMX選手権大会・パーク男子で中村輪夢が優勝|サイクルスポーツがお届けするスポーツ自転車総合情報サイト|cyclesports.jp”. www.cyclesports.jp (2023年7月15日). 2024年7月4日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2024年6月28日). “自転車BMXフリースタイル 中村輪夢がパリ五輪内定 | NHK”. NHKニュース. 2024年7月4日閲覧。
- ^ “「判定おかしくない?」BMX中村輪夢、世界初の新技成功も”. THE DIGEST. 2024年8月3日閲覧。
- ^ 東京五輪目指すBMX中村輪夢9位「今の実力」日刊スポーツ
- ^ “全日本BMXパークは中村輪夢が圧勝で4連覇”. 産経新聞 (2022年9月17日). 2022年9月22日閲覧。
- ^ “2022 UCIアーバンサイクリング世界選手権 BMXパーク 中村輪夢 優勝!”. 日本自転車競技連盟 WEB SITE. 2024年7月4日閲覧。
- ^ “日本から3名のアジアチャンピオンが誕生「2023年アジアBMX選手権大会」フリースタイル・パーク/フラットランド | FINEPLAY”. FINEPLAY [ファインプレー] (2023年7月18日). 2024年7月4日閲覧。
- ^ Visaのタッチ決済 Team Visa 中村輪夢選手 20秒YouTube