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三和町 (長崎県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
さんわちょう
三和町
三和町旗
三和町旗
三和町章
三和町章
三和町旗 三和町章
廃止日 2005年1月4日
廃止理由 編入合併
香焼町伊王島町高島町野母崎町三和町外海町長崎市
現在の自治体 長崎市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 長崎県
西彼杵郡
市町村コード 42305-0
面積 21.74 km2
総人口 11,925
推計人口、2005年1月1日)
隣接自治体 長崎市、西彼杵郡野母崎町
町の木 ビワ
町の花 スイセン
三和町役場
所在地 851-0498
長崎県西彼杵郡三和町布巻111番地の1
外部リンク 三和町(アーカイブ版)
座標 北緯32度39分06秒 東経129度49分41秒 / 北緯32.65156度 東経129.82814度 / 32.65156; 129.82814 (三和町)座標: 北緯32度39分06秒 東経129度49分41秒 / 北緯32.65156度 東経129.82814度 / 32.65156; 129.82814 (三和町)
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三和町(さんわちょう)は、長崎県西彼杵郡にかつてあった

2005年1月4日に西彼杵郡の香焼町伊王島町高島町野母崎町外海町と共に長崎市に編入された。

本項では現在の長崎市の一地区としての三和(さんわ)についても記述する。三和地区(長崎市役所三和地域センター[1]管内)の人口は10,232人(2018年2月末日現在、住民基本台帳)。

地理

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長崎半島の中部に位置する。

  • 山:寺岳、松尾岳、秋葉山、二ノ岳、熊ノ岳
  • 島嶼:野島、黒島、雀島、田子島
  • 河川:布巻川、為石川、雨川、大川、宮崎川
  • 湖沼:川原大池
  • 港湾・海域:東シナ海天草灘橘湾、蚊焼浦

沿革

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町名

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1955年の三和町発足時に一部字名を変更した。 2005年の長崎市編入と同時に、町名設置を実施した。旧大字の各名称を引き継ぎ、「町」を末尾に付与し町名とする[2]

1889年4月1日-1955年2月10日 1955年2月11日-2005年1月3日 2005年1月4日- 現在
自治体名 大字 郷・名 自治体名 大字・町・郷・名 自治体名 町名
為石村 - [* 1] 三和町 為石 長崎市 為石町 為石町
椿が丘[* 2] 椿が丘町 椿が丘町
茂木町為石村 - 藤田尾名[* 3] 藤田尾 藤田尾町 藤田尾町
蚊焼村 大字蚊焼 - 蚊焼 蚊焼町 蚊焼町
晴海台[* 4] 晴海台町 晴海台町
大字布巻 - 布巻 布巻町 布巻町
川原村 - 本郷 川原 川原町 川原町
- 宮崎名 宮崎 宮崎町 宮崎町
  1. ^ 為石村では他の彼杵地域の各自治体に見られる郷や名の行政区、及び大字を設置していなかった。このため、茂木町より編入した藤田尾名を除く旧来の為石村域(字白浜1番地から字年崎4739番地に至る地域)においては「為石村○○番地」のように村名の次に地番を表示する住所表記となっていた。
  2. ^ 1980年、宅地造成に伴い為石より分立。
  3. ^ 1947年、茂木町より編入。
  4. ^ 1983年、宅地造成に伴い蚊焼より分立。

現在の町名

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蚊焼町(かやき)
自治会: 江村、浜波、小松、松尾、上揚、岳路
ほぼ中央部を国道499号が通る。北部に旧蚊焼村の中心部があり、平地は少ないながら、斜面に住宅が並んでおり、漁業と農業を兼業している。また、小規模ながら伝統工芸の蚊焼鍛冶があり、数軒の鍛冶屋がある。また、漁港から西方の黒島ではハマチ養殖がおこなわれる。蚊焼小学校、鶴南特別支援学校がある。南部の国道沿いに岳路(たけろ)集落があり、岳路海水浴場もある。
川原町(かわら)
自治会: 上川、本郷
旧名のとおり、川原地区の中心部で、川原本村とも呼ばれる。県道34号が通る。地内東部の海沿いに住宅が並ぶ。ハウスビワ栽培などの兼業農業がおこなわれる。
為石町(ためし)
自治会: 郷、船津、六軒、射場、江浜
地内中央部の海沿いに中心集落があり、人口が密集する。農漁業地区で、ハウスビワ栽培や沿岸漁業がおこなわれる。為石小学校、三和中学校がある。北西部の布巻町との境界付近は栄上(えいがみ)と呼ばれ、国道499号・県道34号線の交差点や市役所三和地域センターがある。
藤田尾町(とうだお)
自治会: 藤田尾
天草灘に面し岩場が続く。集落は地内中央部の海沿いにあるが、人口は多くない。長崎市に編入されるまでは、三和町の町の中では唯一公共交通機関が通っていなかった。
布巻町(ぬのまき)
自治会: 布巻
土井首地区(平山町)に接する。国道499号沿いに住宅が並び、面積が狭いながらも人口は比較的多い。
宮崎町(みやざき)
自治会: 木場、徳道、宮崎
県道34号が通る。宮崎・木場・徳の道(とくのどう)の3集落がある。木場は野母崎町にも同名の集落があるため川原木場(かわらこば)とも呼ばれ、バスの停留所の呼称にも「川原」の冠名がつく。北東部の宮崎集落は住宅が密集しており、川原小学校、川原海水浴場がある。また山・湖・海が一体化した自然公園・川原大池公園がある。木場はビワの産地である。以上2集落は海岸沿いで、徳の道は山間部である。
椿が丘町(つばきがおか)
自治会: 椿が丘
椿が丘団地を占める。
晴海台町(はるみだい)
自治会: 晴海台
晴海台ニュータウンを占める。晴海台小学校がある。

教育

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中学校
小学校

交通

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路線バス

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  • 長崎バス
    • 長崎市街から町内を経由して野母崎町方面へ走っている。
  • 長崎市コミュニティバス
    • 香焼三和線と三和線が町内を走っている。藤田尾地区には長崎バスの直営路線が通っていない(千々止まり)ため、同地区では事実上唯一の公共交通機関である。

道路

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名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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名所・旧跡・観光スポット

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  • 川原大池公園[3]

祭事・行事

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  • ペーロン大会
  • サン・サン・さんわフェスティバル
  • 阿池姫太鼓

三和町出身の著名人

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参考文献

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  • 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典 42 長崎県』1987年 ISBN 9784040014203

脚注

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  1. ^ 2017年10月1日に三和行政センターから改称。
  2. ^ 長崎市との合併に伴うお知らせ 三和町版 (PDF) 長崎地域合併協議会(国立国会図書館インターネット資料収集保存事業)
    ※7頁「合併後の住所表示について」参照。
  3. ^ 川原大池樹林 長崎県の文化財

関連項目

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外部リンク

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