レディオランド
表示
『レディオランド』 | ||||
---|---|---|---|---|
ニコレット・ラーソン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
カリフォルニア州ハリウッド サンセット・サウンド・レコーダーズ[1] カリフォルニア州ノースハリウッド ワーナー・ブラザース・レコーディング・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ソフトロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ワーナー・ブラザース・レコード | |||
プロデュース | テッド・テンプルマン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
ニコレット・ラーソン アルバム 年表 | ||||
|
『レディオランド[注釈 1]』(Radioland)は、アメリカ合衆国の歌手ニコレット・ラーソンが1980年に発表した3作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]前2作に引き続き、テッド・テンプルマンがプロデューサーを務め、ドゥービー・ブラザーズやリトル・フィートのメンバーもレコーディングに参加した。また、「ティアーズ、ティアーズ、モア・ティアーズ」でホーン・セクションを務めたジェリー・ジュモンヴィルとリー・ソーンバーグも、リトル・フィートの周辺人脈のプレイヤーである[3]。「ロング・ディスタンス・ラヴ」はリトル・フィートのカヴァーで、1979年に死去したローウェル・ジョージに捧げられている[3]。
反響・評価
[編集]アメリカでは合計12週にわたりBillboard 200入りして、1981年2月21日付のチャートで最高62位を記録した[2]。
Bruce Ederはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「大胆でメロディックな、ミッドテンポのカントリー風ポップ・ロック集」と評している[4]。また、1981年2月23日付の『ピープル』誌のレビューでは「アラン・トゥーサンの"Tears, Tears and More Tears"のブルージーなカヴァー、過剰な哀歌とはなっていない故ローウェル・ジョージの"Long Distance Love"、ひたすら楽しさを追求した"Ooo-Eee"といった曲が突出している」と評されている[5]。
収録曲
[編集]- レディオランド - "Radioland" (Sumner Mering) - 3:08
- ウー・イー - "Ooo-Eee" (Annie McLoone) - 3:28
- 愛のゆくえ - "How Can We Go On" (Andrew Kastner) - 3:26
- 想い出にさようなら - "When You Come Around" (A. Kastner, Larry John McNally, Nicolette Larson) - 2:52
- ティアーズ、ティアーズ、モア・ティアーズ - "Tears, Tears and More Tears" (Allen Toussaint) - 3:45
- 真心こめて - "Straight from the Heart" (A. Kastner) - 3:34
- 貴方がいるから - "Been Gone Too Long" (Lauren Wood) - 3:25
- フール・フォー・ラヴ - "Fool for Love" (Adam Mitchell) - 3:43
- ロング・ディスタンス・ラヴ - "Long Distance Love" (Lowell George) - 2:57
参加ミュージシャン
[編集]- ニコレット・ラーソン - リード・ボーカル、バッキング・ボーカル
- ポール・バレア - ギター(on #1, #2, #5, #7, #8)
- ジョン・マクフィー - ギター(on #1, #2, #3, #4, #7, #8)
- パトリック・シモンズ - ギター・ソロ(on #1)
- アンドリュー・カストナー - ギター(on #3, #4, #6)
- フレッド・タケット - ギター(on #9)
- ダグ・リヴィングストン - ローズ・ピアノ(on #1, #2, #7, #8)
- ビル・ペイン - シンセサイザー(on #1, #4, #7)、キーボード(on #5)、オルガン(on #8)、ローズ・ピアノ(on #9)
- マーク・ジョーダン - キーボード(on #3, #6)、シンセサイザー(on #3)、ローズ・ピアノ(on #4)、オルガン(on #9)
- タイラン・ポーター - ベース(on #1, #2, #3, #4, #6, #7, #8)
- ボブ・グラウブ - ベース(on #5)
- クラウス・フォアマン - ベース(on #9)
- キース・ヌードセン - ドラムス(on #1, #2, #7, #8)
- リック・シュロッサー - ドラムス(on #3, #4, #5, #6, #9)
- ボビー・ラカインド - コンガ(#9を除く全曲)
- テッド・テンプルマン - パーカッション(on #1, #2, #3, #4, #5, #6, #7)、バッキング・ボーカル(on #2, #5, #6, #7, #8)
- リー・ソーンバーグ - トランペット(on #5)
- ジェリー・ジュモンヴィル - サクソフォーン(on #5)
- ジーン・メロス - サクソフォーン(on #6)
- リンダ・ロンシュタット - バッキング・ボーカル(on #2)
- モーリーン・マクドナルド - バッキング・ボーカル(on #3, #4, #5, #7)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 1991年再発CD (VJCP-23034)、2017年再発CD (WPCR-17749)の帯に準拠。日本初回盤LP (P-10959W)及び1991年再発CD (WPCP-4336)での表記は『ラジオランド』だった。
出典
[編集]- ^ a b CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b “Nicolette Larson Radioland Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2018年5月27日閲覧。
- ^ a b 2017年再発CD (WPCR-17749)ライナーノーツ(天辰保文、2017年5月)
- ^ Eder, Bruce. “Radioland - Nicolette Larson”. AllMusic. 2018年5月27日閲覧。
- ^ “Picks and Pans Review: Radioland”. People. Time Inc (1981年2月23日). 2018年5月27日閲覧。