リカルダ・ラング

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リカルダ・ラング
Ricarda Lang
リカルダ・ラング (2019)
生年月日 (1994-01-17) 1994年1月17日(30歳)
出生地 ドイツの旗 ドイツ バーデン=ヴュルテンベルク州フィルダーシュタット
出身校 フンボルト大学中退
ハイデルベルク大学
所属政党 同盟90/緑の党
公式サイト Ricarda Lang – Bündnis 90 / Die Grünen

選挙区 バーデン=ヴュルテンベルク州選挙区
当選回数 1回
在任期間 2021年10月26日 - 現職

同盟90/緑の党共同党首
在任期間 2022年1月29日 - 現職
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リカルダ・ラングドイツ語: Ricarda Lang1994年1月17日 - )はドイツ政治家。所属政党同盟90/緑の党2019年11月、副党首兼女性政策広報担当に就任。2022年1月29日、オミット・ノウリポアー英語版と共に、書面投票による承認を得て同盟90/緑の党党首に選出された (共同党首)。副党首就任前には同盟90/緑の党青年部グリューネ・ユーゲントの広報担当を務めていた。

経歴[編集]

バーデン=ヴュルテンベルク州フィルダーシュタット出身。リカルダ・ラングはソーシャルワーカーとしてDVシェルターで働いていたシングルマザーの娘である[1]。彼女の父親は2019年に亡くなった彫刻家エックハルト・ディーツである[2]バーデン=ヴュルテンベルク州ニュルティンゲンにあるヘルダーリン・ギムナジウムでアビトゥーアに合格後、法学を専攻科目にして、ハイデルベルク大学、次にベルリンフンボルト大学に通った。しかしながら、大学における専攻必修科目の履修に際して、彼女は3度不合格になったため、2019年に大学から除籍されている[3]

政治[編集]

党歴[編集]

2012年、リカルダ・ラングは18歳で緑の党青年部グリューネ・ユーゲントに加入した。2015年10月、緑の党青年部連邦 (全国)指導部のメンバーに選出された。2017年10月の緑の党青年部連邦集会に際して、広報担当者に就任[4]2014年から2015年まで、緑の党青年部大学生部会の広報担当として活動した。2015年から2016年まで、ベルリンフリードリヒスハイン=クロイツベルク区緑の党支部委員会のメンバーに加わった[5]2019年11月、緑の党副党首、女性政策広報担当に就任した。

2022年1月、緑の党全国党大会において、オミット・ノウリポアー英語版と共に党首に選出された。その際、対立候補は現れなかった。

議会活動[編集]

2019年欧州議会議員選挙に際して、ラングは緑の党比例名簿25位に記載されたが[6]、彼女は当選することはなく、欧州議会入りすることはできなかった。2021年ドイツ連邦議会選挙において、ラングはバックナング-シュヴェービッシュ・グミュント選挙区の緑の党候補者として立候補した[7]。彼女は小選挙区では落選したが、党の比例名簿によって当選し、ドイツ連邦議会議員になった[8]。加えて、リカルダ・ラングはバイセクシャルカミングアウトした最初のドイツ連邦議会議員である。

ドイツ連邦議会議員において、ラングは家族、老人、女性、青少年委員会に属し、社会労働委員会の臨時委員も務めている[9]

所属労組[編集]

リカルダ・ラングは「統一サービス産業労働組合」(Verdi)の組合員である。

政治姿勢[編集]

社会正義地球温暖化対策を、ラングは政治的にとりわけ重視している[10][11] 。 彼女はフェミニズムボディ・ポジティビティ英語版ムーブメント[* 1]を支持している。ボディ・シェイミング[* 2]という集団的偏見の解消にも熱心に取り組んでいる。

ラングは失業給付等のの引き上げを強く求めている。さらに、看護師社会福祉事業従事者、介護者の報酬引き上げ、プレカリアートの労働環境改善も訴えている[12]気候変動によって居住に適さない地域になった国々からの難民移民の受け入れも求めている。これに関して、地球温暖化による海面上昇という状況に直面している太平洋諸島住民の存在を、ラングはアッピールしている[13]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ありのままの体型を受け入れことで、体型による差別をなくす運動
  2. ^ 太った身体や、整形した顔などを晒してはずかしめる行為

出典[編集]

  1. ^ Anne-Kathrin Heier (27 August 2021). "Ricarda Lang: „Ich will mich nicht an den Hass gewöhnen!"". EDITION F (ドイツ語). 2021年8月27日閲覧
  2. ^ Edda Eschelbach (16 June 2020). "Ricarda Lang will für die Grünen im Wahlkreis Schwäbisch Gmünd/Backnang in den Bundestag". Rems-Zeitung (ドイツ語). 2020年6月16日閲覧
  3. ^ www.gruene.de: Ricarda Lang, abgerufen am 24. September 2021
  4. ^ "GRÜNE JUGEND wählt neuen Bundesvorstand". Grüne Jugend. 2017年11月8日閲覧 ohne Datum
  5. ^ "Grüne wählten neuen Vorstand" (ドイツ語). 2021年1月12日閲覧
  6. ^ "Ska Keller und Sven Giegold sind das grüne Spitzenduo für die Europawahl 2019" (ドイツ語). 10 November 2018. 2019年2月15日閲覧 Archiv-Link
  7. ^ SDZ Druck und Medien GmbH (10 July 2020). "Grüne nominieren Ricarda Lang". Rems-Zeitung (ドイツ語). 2020年7月11日閲覧
  8. ^ "Gewählte in Landeslisten der Parteien in Baden-Württemberg – Der Bundeswahlleiter". 2021年11月10日閲覧
  9. ^ "Deutscher Bundestag – Abgeordnete" (ドイツ語). 2021年12月28日閲覧
  10. ^ "Grünen-Vize Ricarda Lang möchte als Vorsitzende neue Akzente setzen" (ドイツ語). 11 January 2022. 2022年1月12日閲覧
  11. ^ "heute journal vom 29.01.2022 (insbesondere ab 04:58 min)" (ドイツ語). 2022年1月30日閲覧
  12. ^ Constanze von Bullion. "Was die neue Grünen-Spitze vorhat" (ドイツ語). 2022年2月2日閲覧
  13. ^ "„Das waren gezielte, organisierte Angriffe"" (ドイツ語). 7 August 2018. 2022年2月2日閲覧

外部リンク[編集]