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ラングフール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラングフール
欧字表記 Langfuhr[1][2]
品種 サラブレッド[1][2]
性別 [1][2]
毛色 鹿毛[1][2]
生誕 1992年2月4日[1]
死没 2023年10月19日(発表日)
Danzig[1][2]
Sweet Briar Too[1][2]
母の父 Briartic[1][2]
生国 カナダの旗 カナダ(オンタリオ州)[1][2]
生産者 Gustav Schickedanz[1]
馬主 Gustav Schickedanz[1]
調教師 Michael Keogh[1]
競走成績
タイトル ソヴリン賞最優秀スプリンター(1996年)[1]
生涯成績 23戦9勝[1][2]
獲得賞金 698,574ドル[1]
勝ち鞍
GI メトロポリタンハンデキャップ 1997年
GI カーターハンデキャップ 1997年
GI ヴォスバーグステークス 1996年
GII フォアゴーハンデキャップ 1996年
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ラングフール (Langfuhr) [2]カナダ生産の競走馬種牡馬。主な勝ち鞍に1997年メトロポリタンハンデキャップカーターハンデキャップ1996年ヴォスバーグステークスフォアゴーハンデキャップ。1996年のソヴリン賞最優秀スプリンターに選出された。

経歴

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  • 特記事項なき場合、本節の出典はEQIBASE[1]

1995年4月22日、ウッドバイン競馬場のメイドン競走でデビューし1着。続く3戦はアローワンス競走とブラックタイプ競走プレートトライアルステークスですべて2着となるが、クイーンズプレートは6着に終わる。アローワンス競走2戦ののちペンシルベニアダービーに遠征も9着に終わり、その後しばらくはアローワンス競走、オプショナルクレーミング競走、リステッド競走を中心に走る。1996年8月のアローワンス競走で5勝目を挙げたのちフォアゴーハンデキャップに出走し、トップアカウントをクビ差下して重賞初勝利。続くヴォスバーグステークスではオナーアンドグローリーを1馬身4分の1差破ってG1競走を初めて制した。ブリーダーズカップ・スプリントリドジャスティス英語版の8着に終わったが、G1競走とG2競走を制し、ソヴリン賞最優秀スプリンターに選出された。翌1997年、リステッド競走のヴィギルステークス2着を経てカーターハンデキャップメトロポリタンハンデキャップとG1競走を連勝。以降は出走せず引退した。

競走成績

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以下の内容は、EQIBASE[1]の情報および記載法に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離 頭数 枠番
(PP)
馬番
(Pgm)
着順 騎手 斤量(lb./kg換算) タイム 着差 勝ち馬/(2着)馬
1995.04.22 ウッドバイン メイドン ダ7f 9 5 6 1着 J. マッカナリー 114/51.5 1:23.60 2馬身1/2 (Kidnap the Wife)
0000.05.14 ウッドバイン アローワンス ダ8.5f 8 7 7 2着 J. マッカナリー 114/51.5 (1馬身1/4) Smart Strike
0000.05.28 ウッドバイン アローワンス ダ8.5f 6 1 1 2着 J. マッカナリー 114/51.5 (1/2馬身) Freedom Fleet
0000.06.25 ウッドバイン プレートトライアルS BT ダ8.5f 7 2 2 2着 J. マッカナリー 126/57 (ハナ) All Fimed Up
0000.07.09 ウッドバイン クイーンズプレート ダ10f 14 8 8 6着 G. スティーヴンス 126/57 (7馬身1/2) Regal Discovery
0000.07.29 ウッドバイン アローワンス 芝8f 10 6 6 3着 J. マッカナリー 114/51.5 (アタマ) It's I.
0000.08.07 ウッドバイン アローワンス ダ7f 8 2 2 1着 J. マッカナリー 114/51.5 1:24.20 1馬身1/2 (Panarus)
0000.09.04 フィラデルフィアパーク ペンシルベニアダービー G2 ダ9f 12 12 13 9着 R. プラッツ 114/51.5 (18馬身3/4) Pineing Patty
0000.09.17 ウッドバイン オプショナルクレーミング ダ6f 8 5 5 2着 J. マッカナリー 114/51.5 (クビ) Tuxedo Landing
0000.10.12 ウッドバイン アローワンス ダ7f 5 2 2 1着 J. マッカナリー 114/51.5 1:22.40 クビ (Counter Combo)
0000.12.03 ウッドバイン ケンタッキーロードBCH L ダ6f 6 1 1 5着 R. ドスラモス 112/51 (4馬身1/4) Blitzer
1996.04.19 ウッドバイン オプショナルクレーミング ダ6.5f 5 3 3 1着 J. マッカナリー 118/53.5 1:17.60 4馬身 (Dangerous Current)
0000.05.18 ウッドバイン アローワンス 芝7f 13 8 8 2着 T. カベル 115/52 (ハナ) Roche Rock
0000.06.02 ウッドバイン オプショナルクレーミング 芝6.5f 5 4 4 2着 T. カベル 121/55 (1馬身1/2) Always a Rainbow
0000.06.16 ウッドバイン キングエドワードBCH G3 芝9f 6 3 3 4着 E. ラムサミー 111/50.5 (6馬身1/4) Kiridashi
0000.07.04 ベルモントパーク ポーカーH G3 芝8f 10 2 2 9着 D. ペンナ 113/51 (10馬身1/2) Smooth Runner
0000.08.04 ウッドバイン オプショナルクレーミング 芝7f 5 4 4 1着 J. マッカナリー 116/52.5 1:22.00 2馬身1/2 (Basqueian)
0000.09.02 サラトガ フォアゴーH G2 ダ7f 7 6 6 1着 J. シャベス 110/50 1:21.90 クビ (Top Account)
0000.09.21 ベルモントパーク ヴォスバーグS G1 ダ7f 8 7 7 1着 J. シャベス 126/57 1:21.25 1馬身1/4 Honour and Glory
0000.10.26 ウッドバイン ブリーダーズカップ・スプリント G1 ダ6f 13 11 11 8着 J. シャベス 126/57 (5馬身) Lit de Justice
1997.04.20 ウッドバイン ヴィギルH L ダ7f 5 5 1a 2着 E. ラムサミー 124/56 (1馬身1/4) Kiridashi
0000.05.04 アケダクト カーターH G1 ダ9f 9 8 8 1着 J. シャベス 122/55.5 1:22.99 クビ (Stalwart Menber)
0000.05.26 ベルモントパーク メトロポリタンH G1 ダ8f 10 3 3 1着 J. シャベス 122/55.5 1:33.11 クビ (Western Winter)
  • BT:ブラックタイプ競走

引退後

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1998年より種牡馬となり、初期の産駒からG1競走勝ち馬インペリアルジェスチャー英語版カナダ三冠馬ワンド英語版などを送り出す。サイアーランキングでも2003年にはサードクロップサイアーのリーディングで首位、全体のランキングでも5位に位置付けた[3]2004年レーンズエンドファームに移動[3]。同じ2004年には、カナダ競馬名誉の殿堂に殿堂馬として選定された[4]

2023年10月19日、レーンズエンドファームで死去したことが発表された。31歳没[5]

主な産駒

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ブルードメアサイアーとしてのおもな産駒

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血統表

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ラングフール血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ダンジグ系
[§ 2]

Danzig
1977 鹿毛 アメリカ
父の父
Northern Dancer
1961 鹿毛 カナダ
Nearctic Nearco
Lady Angela
Natalma Native Dancer
Almahmoud
父の母
Pas de Nom
1968 黒鹿毛 アメリカ
Admiral's Voyage Crafty Admiral
Olympia Lou
Petitioner Petition
Steady Aim

Sweet Briar Too
1986 鹿毛 カナダ
Briartic
1963 栗毛 カナダ
Nearctic Nearco
Lady Angela
Sweet Lady Briar Round Table
Parading Lady
母の母
Prima Babu Gum
1980 黒鹿毛 アメリカ
Gummo Fleet Nasrullah
Alabama Gal
Princess Babu *アワバブー
Brouhaha
母系(F-No.) (FN:2-n) [§ 3]
5代内の近親交配 Nearctic 3 × 3 = 25.00% [§ 4]
出典
  1. ^ [16]
  2. ^ [17]
  3. ^ [16]
  4. ^ [16][17]


脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q Langfuhr (ON)”. EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年5月10日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j Langfuhr(CAN)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月10日閲覧。
  3. ^ a b c Langfuhr to Relocate to Lane's End”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2003年11月7日). 2020年5月10日閲覧。
  4. ^ Langfuhr”. Canadian Horse Racing Hall of Fame. Canadian Horse Racing Hall of Fame. (2003年11月7日). 2020年5月10日閲覧。
  5. ^ Canadian Champion Langfuhr Passes Away At Lane's End” (英語). TDN | Thoroughbred Daily News | Horse Racing News, Results and Video | Thoroughbred Breeding and Auctions (2023年10月19日). 2023年10月19日閲覧。
  6. ^ Imperial Gesture(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月10日閲覧。
  7. ^ Wando (ON)”. EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年5月10日閲覧。
  8. ^ Jambalaya(CAN)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月10日閲覧。
  9. ^ Interpatation(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月10日閲覧。
  10. ^ Lawyer Ron(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月10日閲覧。
  11. ^ アポロケンタッキー(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月10日閲覧。
  12. ^ プラウドスペル(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月10日閲覧。
  13. ^ リエノテソーロ(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月10日閲覧。
  14. ^ テイエムサウスダン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月10日閲覧。
  15. ^ フジコチャン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年6月27日閲覧。
  16. ^ a b c Langfuhr(CAN) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月10日閲覧。
  17. ^ a b Langfuhrの血統表”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年5月10日閲覧。

外部リンク

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