マーガレット・サットン
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マーガレット・サットン(Margaret Sutton, 1903年1月22日 - 2001年6月21日[1])は、アメリカの児童文学作家。「少女探偵ジュディ・ボルトン」シリーズで知られる。
概略
[編集]1903年、ペンシルバニア州ポッター郡のOdinに生まれる[1]。出生名はレイチェル・ビーブ(Rachel Irene Beebe)[1]。ニューヨークのRochester Business Instituteを卒業後、筆記者として働いた[1]。1924年にウィリアム・ヘンリー・サットンと結婚[1]。1932年にマーガレット・サットンのペンネームで最初のジュディ・ボルトンものである『消える影』(The Vanishing Shadow)を刊行した[1]。以後35年にわたり、38冊の「ジュディ・ボルトン」シリーズを執筆した[1]。
「少女探偵ナンシー・ドルー」シリーズと並び賞される「ジュディ・ボルトン」シリーズは日本でも多く訳されている[2]。
作品
[編集]- 『探偵少女ジュディー』(松本恵子訳、関川留加絵、講談社、世界少女小説全集) 1957
- 『幽霊面の呪』(加藤正美訳、古屋勉絵、保育社、保育社の探偵冒険全集) 1957
- 『ガラス球の秘密』(久能不二夫訳、宮本孝絵、保育社、保育社の探偵冒険全集) 1957
- 『歌う花びんの謎』(加藤正美訳、宮本孝絵、保育社、保育社の探偵冒険全集) 1958
- 『旅行かばんの秘密』(塩谷太郎訳、野々口重絵、金の星社、少女世界推理名作選集) 1962 のちフォア文庫
- 『なぞの美少女』(山主敏子訳、岩本暁絵、金の星社、少女世界推理名作選集) 1963、のちフォア文庫
- 『地下室の秘密』(丹野節子訳、野々口重絵、金の星社、少女世界推理名作選集) 1964、のちフォア文庫
- 『少女誘かい事件』(大蔵宏之訳、中山正美絵、金の星社、少女世界推理名作選集) 1964
- 『ぬすまれた花嫁衣装』(久米元一訳、野々口重絵、金の星社、少女世界推理名作選集) 1964
- 『屋根裏の幽霊』(野長瀬正夫訳、小林与志絵、金の星社、少女世界推理名作選集) 1966、のち改題『少女探偵ジュディ』(フォア文庫) 2000.3
- 『幽霊面』(福島正実訳、伊勢田邦彦絵、ポプラ社、ジュニア世界ミステリー) 1968
- 『消える影の謎』(塩谷太郎訳、依光隆絵、ポプラ社、ジュニア世界ミステリー) 1968
- 『動く肖像画の謎』(谷村まち子訳、高橋懿国絵、偕成社、世界探偵名作シリーズ) 1969
- 『ジュディの推理』(岡上鈴江訳、中山正美絵、金の星社、少女世界推理名作選集) 1974、のち改題『少女探偵ジュディ・消えたダイヤモンド』(フォア文庫) 2002.6
- 『少女探偵ジュディ・黄色い幽霊』(高瀬嘉男訳、山下以登画、フォア文庫) 2001.3