マフグ
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マフグ | ||||||||||||||||||||||||
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マフグ(もぐらんぴあ飼育個体)
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保全状況評価[1] | ||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Takifugu porphyreus (Temminck & Schlegel, 1850) | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Purple puffer |
マフグ(真河豚、学名:Takifugu porphyreus)はフグ科に属する魚の一種。別名「クロフグ」、「ナメラフグ」、「フグトン」、「メアカ」、「モンツキ」など[2]。
分布
[編集]特徴
[編集]体長は40cmほどで、トラフグやシマフグよりは小型[2]。背面は褐色で、臀鰭が黄色を帯びる[2]。胸鰭後方と背鰭の基部に大きな黒い紋がある[3]。背鰭は12-17軟条、臀鰭は11-15軟条[2]。
甲殻類や軟体動物を食べる。
肝臓や卵巣(いずれも猛毒)をはじめ、皮膚や腸(いずれも強毒)、血液にも強毒を持つ[3]。筋肉と精巣は無毒。
食用
[編集]100 gあたりの栄養価 | |
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エネルギー | 78 kcal (330 kJ) |
tr | |
0.4 g | |
飽和脂肪酸 | 0.07 g |
一価不飽和 | 0.04 g |
多価不飽和 |
0.13 g 0.11 g 0.02 g |
18.9 g | |
トリプトファン | 220 mg |
トレオニン | 860 mg |
イソロイシン | 930 mg |
ロイシン | 1500 mg |
リシン | 1700 mg |
メチオニン | 540 mg |
シスチン | 240 mg |
フェニルアラニン | 680 mg |
チロシン | 650 mg |
バリン | 1000 mg |
アルギニン | 1200 mg |
ヒスチジン | 450 mg |
アラニン | 1100 mg |
アスパラギン酸 | 1800 mg |
グルタミン酸 | 2600 mg |
グリシン | 1100 mg |
プロリン | 740 mg |
セリン | 780 mg |
他の成分 | |
水分 | 79.3 g |
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%はアメリカ合衆国における 成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。 |
筋肉が食用となる。トラフグよりも旨み成分が多い為、近年人気が高まっている。また、北海道の初山別村ではマフグ漁が盛んで、マフグ料理が村の名物として親しまれている。
稀にムキフグに加工された小さなものが店頭に並ぶこともある[5]。
養殖は行われていない。
出典
[編集]- ^ Shao, K., Liu, M., Jing, L., Hardy, G., Leis, J.L. & Matsuura, K. 2014. Takifugu porphyreus. The IUCN Red List of Threatened Species 2014: e.T193667A2256916. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2014-3.RLTS.T193667A2256916.en. Accessed on 08 October 2023.
- ^ a b c d e 多紀保彦・河野博・坂本一男・細谷和海『新訂 原色魚類大圖鑑 圖鑑編』北隆館、2005年12月15日。ISBN 4-8326-0820-7。p.963
- ^ a b Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2006). "Takifugu porphyreus" in FishBase. April 2006 version.
- ^ “あらめ”. 食品成分データベース. 文部科学省. 2023年10月8日閲覧。
- ^ 北の西海岸 海水浴・ビーチ・キャンプ情報 - 初山別村 │初山別村のグルメ・特産品