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ハリファックス (フリゲート)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハリファックス
ハイチ地震に対する人道支援作戦でカリブ海へ展開した本艦(2010年)
ハイチ地震に対する人道支援作戦でカリブ海へ展開した本艦(2010年)
基本情報
建造所 セントジョン造船所英語版
運用者  カナダ海軍
艦種 フリゲート
級名 ハリファックス級フリゲート
母港 ハリファックス基地英語版
艦歴
起工 1987年3月19日
進水 1988年4月30日
就役 1992年6月29日
現況 就役中
要目
基準排水量 4,795 トン
満載排水量 5,032 トン
全長 134.2 m
16.5 m
吃水 7.1 m
機関 CODOG
主機 GE LM2500(23,750 shp) 2基
SEMT ピルスティク 20 PA6 V280(11,780 bhp) 1基
推進器 2軸
速力 30 ノット
航続距離 9,500海里
乗員 225名(航空要員含む)
搭載機 CH-124 シーキング 1機
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ハリファックス(HMCS Halifax, FFH 330)は、カナダ海軍フリゲートカナダ哨戒フリゲート計画英語版により建造されたハリファックス級フリゲートの1番艦で、1992年に就役した。

概要

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カナダ海軍の大西洋海上軍(MARLANT)に配備されており、艦名の由来となったノバスコシア州ハリファックスハリファックス基地英語版を母港とする。

本艦は就役当初、大西洋でカナダの主権を保護し、領海排他的経済水域においてカナダの法律を施行するための哨戒を主任務としていた。2001年アメリカ同時多発テロ事件以降、カナダは不朽の自由作戦に参加しており、カナダ海軍のフリゲートは従来の哨戒任務に加えてペルシャ湾アラビア海での反テロ作戦にも投入され、大西洋全域およびインド洋に展開している。このほか、北大西洋条約機構(NATO)のいくつかの任務にも参加しており、大西洋常設海軍部隊(STANAVFORLANT)およびその後継の第1常設NATO海洋グループ(SNMG1)の一部として、大西洋で哨戒任務についている。

カナダ海軍の同名の艦艇としては、第二次世界大戦中に就役したフラワー級コルベットハリファックス(HMCS Halifax, K237)[1]に続いて2隻目である[2]

艦歴

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ニューブランズウィック州セントジョンセントジョン造船所英語版1987年3月19日に起工され、1988年4月3日に進水、その後、1992年6月29日に就役した。

1998年スイス航空111便墜落事故の捜索活動に参加した。

2010年1月13日ハイチ地震の救援活動を支援するため、オペレーション・ヘスティア英語版の一環として、イロクォイ級ミサイル駆逐艦アサバスカン(HMCS Athabaskan, DDG 282)とともにハイチ周辺海域に展開することが発表され、翌14日にハリファックス基地を出港した[3]1月18日に現地に到着[4]2月19日に活動を終了して帰投した[5]。本艦は、道路が遮断され、空港が小規模で大型航空機が運用できなかったため、援助が遅れたジャクメルの沿岸に展開され、ジャクメル空港英語版航空管制を提供した[6][7]

2010年9月4日アーヴィング造船英語版のハリファックス造船所で18ヵ月間かけて、HCM/FELEX(Halifax Class modernisation programme / frigate life extension)計画に基づいた中間寿命改修および近代化を行うため、ケープ・スコット艦隊保守施設へ引き渡された。

2014年12月から2015年5月にかけて、本艦を使用してカナダ海軍が新たに取得したCH-148 サイクロン英語版の運用試験が実施された[8]

2015年9月、本艦はアサバスカンとともに、2つのNATO海上演習、Joint WarriorおよびTrident Junctureに参加した[9]

脚注

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  1. ^ 1941年11月26日就役、1945年7月12日退役
  2. ^ Kenchington, Trevor (April 1993), “The Navy's First Halifax”, Argonauta (Canadian Nautical Research Society) X (2): pp. 8-11 
  3. ^ “Navy ships leave Halifax for Haiti”. CBC News. (14 January 2010). オリジナルの2010年1月19日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100119042350/http://www.cbc.ca/canada/nova-scotia/story/2010/01/14/ns-navy-haiti.html 22 February 2010閲覧。 
  4. ^ “Jacmel entre les mains de l'EICC” (フランス語). Radio-Canada. Presse canadienne. (19 January 2010). http://www.radio-canada.ca/nouvelles/International/2010/01/18/007-dart_jacmel.shtml 22 February 2010閲覧。 
  5. ^ “Canadian death toll in Haiti set to jump”. Globe and Mail. Canadian Press. (22 February 2010). http://www.theglobeandmail.com/news/world/canadian-death-toll-in-haiti-set-to-jump/article1208883/ 9 September 2015閲覧。 
  6. ^ “Canadian Forces head to port town of Jacmel”. CBC News. (18 January 2010). http://www.cbc.ca/world/story/2010/01/18/haiti-jacmel-canada.html 9 September 2015閲覧。 
  7. ^ Romandie (2010年1月20日). “Haïti : le Canada va rouvrir l'aéroport de Jacmel” (フランス語). AFP. 2011年7月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月21日閲覧。
  8. ^ Pugliese, David (12 July 2015). “Cyclone helicopter sea trials – 322 landings and takeoffs from HMCS Halifax”. Defence Watch (Ottawa Citizen). http://ottawacitizen.com/news/national/defence-watch/cyclone-helicopter-sea-trials-322-landings-and-takeoffs-from-hmcs-halifax 19 July 2015閲覧。 
  9. ^ “HMCS Halifax, Athabaskan depart for NATO exercises”. CBC News. (8 September 2015). http://www.cbc.ca/news/canada/nova-scotia/athabaskan-halifax-leave-exercises-1.3219524 9 September 2015閲覧。 

外部リンク

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