ディファレント・ビート
表示
『ディファレント・ビート』 | ||||
---|---|---|---|---|
ゲイリー・ムーア の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | エレクトロニック・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | キャッスル・レコード/ロウ・パワー | |||
プロデュース |
ゲイリー・ムーア、イアン・テイラー E-Zローラーズ(#11) | |||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
ゲイリー・ムーア アルバム 年表 | ||||
|
『ディファレント・ビート』(原題:A Different Beat)は、北アイルランドのギタリスト、ゲイリー・ムーアが1999年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]前スタジオ・アルバム『ダーク・デイズ・イン・パラダイス』(1997年)と同様、ムーアの作品の中でも特に実験的な内容と位置づけられており[2]、前作に引き続きドラムスを担当したゲイリー・ハズバンドは2014年のインタビューで「やはりギターとテクノロジーの部分がうまく混じり合っていなかった」と振り返っている[3]。
「ファイアー」はジミ・ヘンドリックスのカヴァーで[4]、ムーアは2007年に行われたヘンドリックスのトリビュート・ライブでも同曲を取り上げており、その模様は2012年にライブ・アルバム『ブルース・フォー・ジミ〜ジミ・ヘンドリックスに捧ぐ〜』として発表された[5]。また、「ファットボーイ」はノーマン・クックことファットボーイ・スリムに捧げられた曲である[4]。
反響
[編集]セールス的には成功に至らず、全英アルバムチャートではトップ100入りを逃す結果となった[6]。ドイツでは1999年10月11日付のアルバム・チャートで60位を記録するが、翌週にはトップ100圏外に落ちた[1]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はゲイリー・ムーア作。
- ゴー・オン・ホーム - "Go on Home" – 4:22
- ロスト・イン・ユア・ラヴ - "Lost in Your Love" – 5:59
- ウォーリー・ノー・モア - "Worry No More" – 5:07
- ファイアー - "Fire" (Jimi Hendrix) – 2:50
- サレンダー - "Surrender" – 9:38
- ハウス・フル・オブ・ブルース - "House Full of Blues" – 4:48
- ブリング・マイ・ベイビー・バック - "Bring My Baby Back" – 4:51
- キャント・ヘルプ・マイセルフ - "Can't Help Myself" – 5:51
- ファットボーイ - "Fatboy" – 3:27
- ウィ・ウォント・ラヴ - "We Want Love" – 5:43
- キャント・ヘルプ・マイセルフ(E-Zローラーズ・リミックス) - "Can't Help Myself (E-Z Rollers Remix)" – 12:08
参加ミュージシャン
[編集]- ゲイリー・ムーア - ボーカル、ギター、ベース、キーボード
- ロジャー・キング - キーボード、プログラミング
- ゲイリー・ハズバンド - ドラムス(on #3, #4)
- フィル・ニコルズ - アディショナル・プログラミング(on #8)
脚注
[編集]- ^ a b Offizielle Deutsche Charts
- ^ “Moore power”. The Irish Times (2001年2月23日). 2021年2月21日閲覧。
- ^ 山崎智之 (2014年11月20日). “音楽ライター記事「ゲイリー・ハズバンド・インタビュー/超一流ドラマーが語る、超一流ミュージシャン論」”. ヤマハ. 2021年2月21日閲覧。
- ^ a b McIlwaine, Eddie. “Master Gary waiting for return call to Belfast”. Belfast Telegraph. 2021年2月21日閲覧。
- ^ Horowitz, Hal. “Blues for Jimi - Gary Moore”. AllMusic. 2021年2月21日閲覧。
- ^ GARY MOORE | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
外部リンク
[編集]- ディファレント・ビート - Discogs (発売一覧)