ダ・ヴィンチ文学賞
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ダ・ヴィンチ文学賞(ダ・ヴィンチぶんがくしょう)は、メディアファクトリーの雑誌『ダ・ヴィンチ』で募集されていた新人文学賞である。400字詰め原稿用紙換算で100枚から200枚の小説を募集した。作品のジャンルは不問。受賞者には賞金100万円が授与され、受賞作(またはそれを含む作品集)がメディアファクトリーから刊行された。
大賞以外の賞金は、優秀賞・読者賞が20万円、編集長特別賞が10万円。
2012年の第7回をもって終了し、後継の賞として募集内容を「本にまつわる物語」に限定したダ・ヴィンチ「本の物語」大賞が設けられた。
受賞作一覧
[編集]特記がなければ、初刊はメディアファクトリー〈ダ・ヴィンチブックス〉、文庫はMF文庫ダ・ヴィンチ刊。
回(年) | 応募数 | 賞 | 受賞・入選作 | 著者 | 初刊 | 文庫化 |
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第1回(2006年) | 531編 | 大賞 | 「ようちゃんの夜」 | 前川梓 | 2006年8月 | 2008年6月 |
優秀賞 | 「Go, HOME」 | 橘夏水 | ||||
優秀賞 | 「But Beautiful」 | 沢木まひろ | 2008年10月[注 1] | |||
編集長特別賞 | 「POKKA POKKA」 | 中川充 | 2008年6月 | |||
第2回(2007年) | 447編 | 大賞 | 「うさぎパン」[注 2] | 瀧羽麻子 | 2007年8月 | 2011年2月[注 3] |
優秀賞 | 「山下バッティングセンター」 | 曽我部敦史 | 2007年9月 | |||
編集長特別賞 | 「FISH IN THE SKY」 | 岡本蒼 | 2008年2月 | |||
第3回(2008年) | 553編 | 大賞 | 「地図男」 | 真藤順丈 | 2008年9月 | |
読者賞 | 「朝顔の朝」[注 4] | 遠野りりこ | 2008年8月 | |||
編集長特別賞 | 「吉野北高校図書委員会」 | 山本渚 | 2008年8月 2014年6月[注 5] | |||
第4回(2009年) | 590編 | 大賞 | 「ゴボウ潔子の猫魂」[注 6] | 朱野帰子 | 2010年1月 | 2012年1月 |
第5回(2010年) | 634編 | 大賞 | 該当作なし | |||
読者賞 | 「結婚せえ」 | 里中智矩 | ||||
第6回(2011年) | 628編 | 大賞 | 「笑えよ」 | 工藤水生 | 2012年3月 | 2015年2月 |
第7回(2012年) | 478編 | 大賞 | 該当作なし |
ダ・ヴィンチ文学賞A.S.
[編集]2009年より、ダ・ヴィンチ文学賞の新部門として「ダ・ヴィンチ文学賞A.S. ゼロワングランプリ」が開始された。A.S.は「Another Stage」を意味するとされる。
この部門では、物語の原案を募集する。応募者は、応募規定に定められた3つのテーマを含む5つの原案を作成し応募する。「ゼロワン」とは、ゼロから1を生みだすクリエイターを募集するというこの賞の趣旨からの命名である。
大賞受賞者には賞金20万円が与えられる。また、受賞作は小説化され、書籍として刊行される。この際、応募者自身が小説化するか、応募者以外の人が小説化するかは、受賞者確定後に受賞者と検討される。[1]
第1回の締切は2009年8月末日で、2009年12月に結果が発表された。
- 第1回(2009年)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ ゼロワングランプリ公式サイト参照(外部リンク)