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セイヨウハシバミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
セイヨウハシバミ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ブナ目 Fagales
: カバノキ科 Betulaceae
: ハシバミ属 Corylus
: セイヨウハシバミ C. avellana
学名
Corylus avellana L.[1]
和名
セイヨウハシバミ
英名
Cobnut[1]
Common Hazel[1]
Hazel[1]

セイヨウハシバミ (Corylus avellana) は、カバノキ科の落葉低木。種子はヘーゼルナッツ (Hazelnut) と呼ばれて食用となり、クッキーケーキなどの材料としてよく使われる。

特徴

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原産地は欧州大陸部から地中海域。樹高5メートルから7メートル。雌雄異花。

早春、葉より早く花を付け、果実は秋にかけて熟し、自然に落果する。果実はドングリ型の堅果で果皮は褐色、総苞に包まれる。種皮は赤褐色で薄い。子葉は白色で脂肪を多く含み、独特の風味がある。果実はヘーゼルナッツとよばれ、アメリカでは大量に栽培して需要に応えている[2]

日本には近縁種のハシバミC. heterophylla)、ツノハシバミC. sieboldiana)が野生し、共に食用になる。 

ハシバミはヤナギとともに「占い棒」としてその「二股にわかれた枝で、水脈や鉱脈を探しあてることができるとされた」[3]。             

画像

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出典

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  1. ^ a b c d e Shaw, K., Roy , S. & Wilson, B. 2014. Corylus avellana. The IUCN Red List of Threatened Species 2014: e.T63521A3125935. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2014-3.RLTS.T63521A3125935.en. Downloaded on 01 January 2021.
  2. ^ 辻井達一『日本の樹木』中央公論社〈中公新書〉、1995年4月25日、94頁。ISBN 4-12-101238-0 
  3. ^ Susanne Fischer-Rizzi : Blätter von Bäumen II. Hukusuisha. = 喜多尾道冬・林捷編『続・ドイツの樹の文化誌』白水社1994年(ISBN 4-560-01590-2)27-32、60-61頁、引用60頁。

関連項目

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