コンテンツにスキップ

ステイ・ウィズ・ミー (サム・スミスの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ステイ・ウィズ・ミー」
サム・スミスシングル
初出アルバム『イン・ザ・ロンリー・アワー
リリース
規格 音楽配信
録音 2013年
ジャンル ポップミュージックR&Bソウルミュージック
時間
レーベル キャピトル・レコード
サム・スミス シングル 年表
  • "ステイ・ウィズ・ミー"
  • (2014)
テンプレートを表示

"ステイ・ウィズ・ミー"(Stay with Me)はイギリスの男性歌手・サム・スミスの1枚目のスタジオアルバム、『イン・ザ・ロンリー・アワー』からの3枚目のシングル。2014年5月18日にイギリスで音楽配信された。この楽曲はサム・スミス本人とジミー・ネーピアによって書かれた[1]

この曲は彼の一番のヒット作となった。イギリスでは1位を記録し、彼の2作目の1位獲得作となった(客演を含めると3作目)。また、カナダやニュージーランドでも1位を獲得した。アメリカではMagic!のヒット作、「ルード英語版」に阻まれ、惜しくも2位となった。

背景

[編集]

2014年3月25日7時30分、この楽曲はBBCラジオ1で初めて発表された[2][3][4]

同年3月29日、彼はこの楽曲を『サタデー・ナイト・ライブ』(アメリカの長寿番組)でパフォーマンスした。 また同年5月16日には『ザ・グラハム・ノートン・ショー』でパフォーマンス、7月には『グッド・モーニング・アメリカ』に出演、ニューヨークのアポロシアターメアリー・J. ブライジとパフォーマンスした。

評論家の反応

[編集]

この曲は多くの肯定的な感想を音楽評論家たちから受けた。

デジタル・スパイのエイミー・デヴィッドソンはこの曲を「感情的なクレッシェンド」と評し、コーラスは「少し感傷的すぎる」と評している。また、彼女はこの曲に5個中4個の星を与えた[5]

ローリング・ストーンのジョー・グロスはこの曲に肯定的な評価も否定的な評価も与えており、この曲に5個中3個の星を与えた[6]

ノウスのイザベル・ピアソンは、彼女のディスクレビュー内でこの曲に肯定的な評価を与えた[7]

ジ・アップカミングのサラ・ニルトンはこの曲を賞賛し、「感情の高まりを引き起こす鋭いほどの正直さと、とても美しいゴスペルの影響を感じる」と評した"[8]

2014年7月、米ビルボード誌はこの曲を"2014年のこれまでのベスト10ソング"に選び、「切ないコーラスでの聖歌隊のバックボーカルが、この曲のバックボーンを感じさせる、脆いバラードである。」と評し[9]ビルボード・ミュージック・アワード2015の最優秀楽曲賞にノミネートされる[10]

第57回グラミー賞では、年間最優秀レコード賞、年間最優秀楽曲賞の2部門受賞。

バリアランス・マガジンはこの曲を「2014年の夏を代表する曲」とした[11]

ミュージックビデオ

[編集]

この曲のミュージックビデオは2014年3月27日にYouTubeで初めて公開された[12]

このビデオには彼が家を出てロンドンの街路を歩いていく様子や聖歌隊とともに教会で歌う様子などが映っている。

このビデオの監督は「マニー・オン・マイ・マインド」に引き続き、ジェイミー・スレイブズが務めた[13]

また、このビデオは2014 MTV Video Music Awardsで「最優秀男性歌手ビデオ」と、「見るべきアーティスト」にノミネートされた[14]

Cover versions

[編集]

2014年6月、エド・シーランがBBC Radio 1の『ライブ・ラウンジ』でこの曲をカバーした[15]

フローレンス・アンド・ザ・マシーンも、この曲をオレンジ・ワルシャワ・フェスティバルでカバーした[16]

同年8月、クリス・ブラウンが自ら歌詞を変えたバージョンをインスタグラムでアップロードした[17]

収録曲

[編集]
EP(配信)
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「ステイ・ウィズ・ミー」  
2.「ステイ・ウィズ・ミー」(ダークチャイルド・バージョン)  
3.「ステイ・ウィズ・ミー」(シャイ・FX・リミックス)  
4.「ステイ・ウィズ・ミー」(ウィルフレッド・ジロー・リミックス)  
ダークチャイルド・リミックス(配信)[18]
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「ステイ・ウィズ・ミー」(フィーチャリング・メアリー・J.ブライジ / ダークチャイルド・バージョン)  
2.「ステイ・ウィズ・ミー」(ダークチャイルド・バージョン)  

リリース日

[編集]
Region Date Format Label
アメリカ 2014年4月14日 アダルト・アルバム・オルタナティブ[19] キャピトル・レコード
ホット・アダルト・コンテンポラリー[20]
2014年5月13日 コンテンポラリー・ヒット・ラジオ[21]
イギリス 2014年5月18日[22] 音楽配信
世界中 2014年7月2日 ダークチャイルド・リミックス[23]

脚注

[編集]
  1. ^ Sam Smith, (2014). In the Lonely Hour. [Album Liner & Credits]. Capitol Records/Method Recordings.
  2. ^ Sam Smith premieres new track 'Stay With Me' - listen now - Music News - Digital Spy
  3. ^ Twitter / samsmithworld: WHO'S READY FOR MY SECOND SINGLE? ...
  4. ^ Listen: Sam Smith’s beautiful new single “Stay With Me” (Consequence of Sound)
  5. ^ Sam Smith 'Stay with Me' - Single review”. digitalspy.com (May 19, 2014). June 9, 2014閲覧。
  6. ^ Sam Smith "Stay With Me"”. rollingstone.com (April 4, 2014). June 9, 2014閲覧。
  7. ^ Album Review: Sam Smith – In The Lonely Hour”. nouse.com (June 1, 2014). June 9, 2014閲覧。
  8. ^ Sam Smith – In the Lonely Hour | Album review”. theupcoming.co.uk (May 31, 2014). June 9, 2014閲覧。
  9. ^ 10 Best Songs of 2014 (So Far): Critics' Picks” (July 10, 2014). July 11, 2014閲覧。
  10. ^ テイラー・スウィフトが最多14ノミネート!「2015 ビルボード・ミュージック・アワード」ノミネーション発表(1/2)”. シネマトゥデイ (2015年4月11日). 2015年4月13日閲覧。
  11. ^ Readers Select 2014 Songs of Summer” (August 12, 2014). August 13, 2014閲覧。
  12. ^ Sam Smith - Stay With Me - YouTube
  13. ^ Sam Smith - Stay With Me (Behind the Scenes Video)
  14. ^ Gallo, Phil (17 July 2014). “Beyoncé Leads MTV VMAs With 8 Nominations”. Billboard. 17 July 2014閲覧。
  15. ^ Ed Sheeran Covers Sam Smith’s “Stay With Me” & Performs “Sing” For BBC Radio 1 Live Lounge: Watch”. Idolator. Buzz Media (5 June 2014). 24 July 2014閲覧。
  16. ^ FLORENCE + THE MACHINE covering Sam Smith’s 'Stay With Me'.”. Coupdemainmagazine (17 June 2014). 31 July 2014閲覧。
  17. ^ Watch: Chris Brown Gives Sam Smith's 'Stay With Me' A Lyrical Twist”. Vibe (August 14, 2014). August 16, 2014閲覧。
  18. ^ iTunes - Music - Stay With Me (feat. Mary J. Blige) - Single by Sam Smith”. Itunes.apple.com (2014年6月2日). 2014年8月17日閲覧。
  19. ^ Future Releases on Triple A (AAA) Radio Stations”. All Access Music Group. 2014年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月23日閲覧。
  20. ^ Hot/Modern/AC Future Releases”. All Access Music Group. 2014年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月23日閲覧。
  21. ^ Top 40/M Future Releases”. All Access Music Group. 2014年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月23日閲覧。
  22. ^ iTunes - Music - Stay With Me - EP by Sam Smith
  23. ^ Stay With Me (feat. Mary J. Blige) - Single”. iTunes. 2014年8月23日閲覧。