ココナワールド

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ココナワールド
ジャンル アクションアドベンチャー
ミニゲーム
対応機種 ディスクシステム
開発元 ソフエル
発売元 ソフエル
プロデューサー ひさとみけんじ
ディレクター ほりまさと
シナリオ K.INAMI
プログラマー H.KUMATANI
もとむらいえのり
たけちまさみつ
音楽 どいこうじ
Y.TSUJI
村井俊夫
美術 なかがわおさむ
人数 1人
メディア ディスクカード両面
発売日 日本 198704101987年4月10日
売上本数 売上本数:10万本[1]
その他 型式:SFL-CCN
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ココナワールド』は、1987年4月10日に日本のソフエルから発売されたファミリーコンピュータ ディスクシステム用のアクションアドベンチャーゲームおよびミニゲーム集。

メルヘンチックな世界に住む、パイン星の王女ココナの日常を体験するアドベンチャーゲーム。見下ろし型のフィールド上でプレイヤーがココナを操作することでゲームは進行する。ゲーム中には星占いやビンゴなどがプレイ可能であり、ミニゲーム集の側面を持っている。

開発はソフエルが行い、プロデューサーは同社の『ザ・マネーゲーム』(1988年)を手掛けたひさとみけんじが担当、ディレクターはほりまさと、音楽は『ザ・マネーゲーム』を手掛けたどいこうじおよび『100万$キッド 幻の帝王編』(1989年)を手掛けた村井俊夫が担当している。

ゲーム内容[編集]

ゲーム中にココナはプレイヤーに様々なものごとを要求してくる(おなかがすいた、など)。ココナが勝手に動くことはないが、ココナの要求どおりの行動をココナにさせなかった場合、ココナの力や機嫌というパラメーターが下がっていく。これはHPの代わりとなっており、そのいずれかが0になるとゲームオーバーとなり、リセットするしかなくなる。また、ゲームオーバー時のBGMがエリーゼのためにとなっている。

ゲームには明確なストーリーといったものはなく、ココナの不思議な日常を追体験することこそがゲームの目的であるが、一定の条件を満たすことで到達できるエンディングがある。

スタッフ[編集]

  • プロデューサー:ひさとみけんじ
  • ディレクター:ほりまさと
  • スクリプター:K.INAMI
  • チーフ・S.E.:M.HIRAMA
  • プログラマー:H.KUMATANI、もとむらいえのり、たけちまさみつ
  • 音楽:どいこうじ、Y.TSUJI、村井俊夫
  • アート・ディレクター:なかがわおさむ
  • CHRデザイン:C.KANNO、Y.SAITOH
  • 背景デザイン:M.KUMAHARA

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通21/40点[2]
ファミリーコンピュータMagazine11.73/25点[3]
ユーゲー否定的[4]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 2.51 2.37 2.22 2.16 - 2.47 11.73
  • ゲーム誌『ユーゲー』においてライターの飴尾拓朗は、本作の要素であるホロスコープに関しては「見当違いのメッセージしか出ない」、ビンゴに関しては「微妙に進行が遅い」、落書きノートに関しては「存在意義の理解に苦しむ」など全体的に酷評した[4]。飴尾は他に本作のメインターゲットが少女であったと推測した上でセールスが伸びなかった事や、本作の「ミニゲームの集合体」という概念が後に同社の『極楽遊戯(げーむ てんごく)』(1987年)へと受け継がれた事を主張した[4]

脚注[編集]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]