クリスティーネ・ネストリンガー

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2012年

クリスティーネ・ネストリンガー(Christine Nöstlinger、1936年10月13日 - 2018年6月28日)は、オーストリア児童文学作家

概略[編集]

ウィーン生まれ。ウィーン工芸大学卒。大学ではグラフィックデザインを学ぶ。ラジオ・テレビの脚本から文筆活動を開始。1970年挿絵も担当した『真っ赤な髪のフリーデリケ』でデビュー。以後、児童向けの作品を次々に発表。その全業績に対して1984年、国際アンデルセン賞作家賞が授与された。代表作はドイツ児童文学賞受賞の「きゅうりの王さまやっつけろ」や自伝的小説「あの年の春は早くきた」、「空からおちてきた王子」「かべにプリンをうちつけろ」、〈金ぱつフランツ〉シリーズ、〈のっぽのミニ〉シリーズなど[1]日本でも代表作は翻訳されている。

日本語訳[編集]

1、フランツまいごになる、1989
2、丸がりフランツずるするな! 1989.12
3、 1年ぼうずもらくじゃない 1990
4、やったね!1年生のしゅくだい作戦 1990.12
5、フランツおばけをこらしめる 1991
6、けがしたフランツ ごちそうたべた 1991
7、フランツはじめて恋をする 1992
8、うちのテレビはちょう能力? 1995
  • 『空からおちてきた王子 メルヘン・ロマン』フリードリッヒ・カール・ヴェヒター画, 佐々木田鶴子訳.ほるぷ出版, 1991.5
  • 『かべにプリンをうちつけろ』平野卿子訳. ほるぷ出版, 1992.1
  • 『犬さんがくる!』松島富美代訳. ほるぷ出版, 1993.12
  • 『ママのおむこさん』酒寄進一訳. 偕成社, 1993.2
  • 「のっぽのミニ」シリーズ クリスティーネ・ネストリンガー・Jr. 絵, 川西芙沙訳. くもん出版,
1、のっぽのミニはどきどき1年生 1994.7
2、のっぽのミニとペコペコねこのマウツ 1994
3、のっぽのミニのわくわくクリスマス 1994
4、のっぽのミニのぴかぴか大へんしん 1995
5、のっぽのミニはきらきら大スター 1995
6、のっぽのミニのはらはらなつやすみ 1995
  • 『わたしにはパパだっているもんね』松沢あさか訳. さ・え・ら書房, 1995.4
  • 『ユーリアの日記』松島富美代訳, ナムーラ・ミチヨ絵. ほるぷ出版, 1995.7
  • 『耳の中の小人』松沢あさか訳. さ・え・ら書房, 1996.4
  • 『あなたのネコもアクマかもしれない』松沢あさか訳, 大和田美鈴 絵. さ・え・ら書房, 1997.5
  • 『象さんの素敵な生活』松島富美代訳, 荒井良二絵. ほるぷ出版, 1997.5
  • 『テレビおじさん』佐々木田鶴子訳, 矢島眞澄 絵. 偕成社, 1997.9
  • 『コンラッド』長谷川昌子訳. 創英社, 2001.9
  • 『赤ちゃんおばけベロンカ』フランツィスカ・ビアマン絵, 若松宣子訳. 偕成社, 2011.8

脚注[編集]