ガッシャーブルムI峰
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ガッシャーブルムI峰 | |
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標高 | 8080 m |
所在地 |
中国 パキスタン |
位置 | 北緯35度43分00秒 東経76度42分00秒 / 北緯35.71667度 東経76.70000度座標: 北緯35度43分00秒 東経76度42分00秒 / 北緯35.71667度 東経76.70000度 |
山系 | カラコルム山脈 |
初登頂 |
ニコラス・クリンチ隊 ( アメリカ合衆国、1958年) |
プロジェクト 山 |
ガッシャーブルムI峰(Gasherbrum I, ウルドゥー語: گاشر برم -1)は、中国とパキスタンの国境のカラコルム山脈にある山。ガッシャーブルム山塊の最高峰である。カラコルム山脈の主要なアプローチルートであるバルトロ氷河からはガッシャーブルムII - VI峰に遮られ山体が見えないことからヒドゥン・ピーク(Hidden Peak)とも呼ばれる。
標高8080 mで、世界第11位。「ガッシャーブルム」は「輝く峰」の意味だと言われることが多いが、実際はバルティ語(現地のチベット語方言)で「美しい山」("rgasha" (美しい) + "brum" (山))の意である。インドの測量局のカラコルム測量時の測量番号はK5。
登頂歴
[編集]- 1958年7月5日 - (初登頂) - アンドリュー・ジョン・カウフマン、ピート・ショーニング(アメリカ隊、ニコラス・クリンチ隊長)。南東稜から。
- 1975年5月8日 - (無酸素初登頂) - ラインホルト・メスナー、ペーター・ハーベラー。8000メートル峰に初めてアルパインスタイルで登頂。1958年以来の第二登、新ルート(北西稜)。
- 1981年8月3日 - 長野県山岳協会の下鳥康三を隊長とする隊が日本人初登頂。隊員は藤次康雄ら3名。
- 1984年 - ラインホルト・メスナー、ハンス・カマランダー ガッシャーブルムII峰との初縦走。
- 1985年
- 6月22日 - エリック・エスコフィエがメスナールートを登攀しベースキャンプから21時間で頂上往復。
- 7月14日 - ジャンピエロ・ディ・フェデリコが北西壁新ルートで初の単独登頂。
- 1986年8月2日 - 日本隊の清水修と和久津清が北面新ルートから登頂。後にジャパニーズ・クーロワールと呼ばれ、頂上へ至る標準的なルートとなる。
- 1996年夏-京都クライマーズクラブ(3)らが酸素ボンベなしで登頂。下山中に韓国隊の遭難救助。
- 2012年3月9日 - アダム・ビエレツキ、ヤヌシュ・ゴロヴが冬季初登頂。
- 2017年 - マレク・ホレセク、ズデニエック・ハークが南西壁"Satisfaction"を初登攀。