コンテンツにスキップ

Jeezy

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Young Jeezyから転送)
Jeezy
Jeezy 2005年
基本情報
出生名 Jay Wayne Jenkins
ジェイ・ジェンキンス
別名
  • Lil' J
  • Young Jeezy
  • The Snowman
生誕 (1977-09-28) 1977年9月28日(47歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 サウスカロライナ州コロンビア[1]
出身地 ジョージア州アトランタ
ジャンル
職業
  • ラッパー
  • ソングライター
  • 俳優
担当楽器 ヴォーカル
活動期間 1997年 -
レーベル
共同作業者
子供 3人
公式サイト jeezyofficial.com

Jeezy(ジーズィー、ジージー、本名: ジェイ・ジェンキンス、1977年9月28日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ出身のラッパーソングライターヒップホップミュージシャン。2010年まではYoung Jeezy(ヤング・ジーズィー)の名で活動していた。過去にリリースしたアルバムの内、3枚がビルボード初登場1位を獲得している。

略歴

[編集]
ライブでのJeezy(2014年)

生い立ち

[編集]

1977年10月12日に誕生。生まれはノースカロライナ州だが、両親の育児放棄によりジョージア州アトランタに住んでいた祖母によって育てられることになる。インタビューで当時の様子を振り返る時は「空っぽの子供時代だった」と語っており、非常に辛い子供時代を送っていたことが窺える。そんな時にラップと出会った彼だが、初期の頃は「Lil J」という名で活動していた。その後、本格的にラッパー活動を始めた彼は、インディーズレーベルから「Thuggin under the Influence(2001)」と「*Come Shop wit' Me(2003)」の二枚のアルバムをリリースしている。

2004-2005 : Let's Get It: Thug Motivation 101

[編集]

2004年に入ると、P.Diddyが主催する「Bad Boy Records」と契約を結び、同レーベルに所属していた「Boyz n da Hood」というグループのメンバーに加わる。この時に「Boyz n da Hood」名義でリリースしたデビューアルバム"Boyz n da Hood(アルバム)"がアルバムチャートにて5位を記録したことから、一気に彼の知名度を上がることになる。

2005年に入ると、大手メジャーDef Jamレコードと契約を結ぶことに成功。その後、すぐにメジャーデビューアルバムのレコーディングを開始し、2005年6月25日「Let's Get It: Thug Motivation 101」をリリース。同アルバムが全米最高2位を記録[2]し、結果的に170万枚以上を売り上げ、いきなりプラチナム・ディスクに認定される。

2006-2007 : The Inspiration

[編集]

2006年3月、マイアミで起こった銃撃戦に加わった疑いで警察に逮捕される[3]。この逮捕は、彼が友人と同乗していた車から不当所持していた拳銃が見つかったことを受けてのものだった。

2006年12月12日、2nd「The Inspiration」をリリースし、彼自身初となる、全米アルバムチャート初登場1位を記録する。セールス面では110万枚以上を売り上げ、プラチナム・ディスクに認定されている。

2008-2010 : The Recession

[編集]

2008年9月2日、3rd「The Recession」をリリース。前作と同じく初登場1位を記録し、100万枚以上を売り上げ、プラチナム・ディスクに認定されている。2010年に自身のレーベル「CTE World」にフレディ・ギブスを迎え入れる。

2011-現在 : Thug Motivation 103

[編集]

2011年12月20日、4thアルバム「Thug Motivation 103」がリリースされた。

人物

[編集]

本人は犯罪組織のBMF(ブラックマフィアファミリー)との親交が深い。かつて、それぞれの背後につくギャングを巡って、グッチ・メインとの対立が激化していた時期があり、何度か激しい銃撃戦が行われていたが、現在は和解している[4]

また、歌手のキーシャ・コールとの熱愛が報じられたこともある。

ディスコグラフィー

[編集]

アルバム

[編集]
タイトル アルバム詳細 チャート最高位 認定
US
[5]
CAN
[6]
2005 Let's Get It: Thug Motivation 101 2
2006 The Inspiration
  • 発売日: 2006年12月12日
  • レーベル: CTE, Def Jam
  • フォーマット: CD, LP, digital download
  • 全米売上: 122.9万枚[9]
1
  • US: プラチナ[8]
2008 The Recession
  • 発売日: 2008年9月2日
  • レーベル: CTE, Def Jam
  • フォーマット: CD, LP, digital download
  • 全米売上: 88.6万枚[10]
1 6
  • US: ゴールド[8]
2011 TM:103 Hustlerz Ambition
  • 発売日: 2011年12月20日
  • レーベル: CTE, Def Jam
  • フォーマット: CD, LP, digital download
  • 全米売上: 63.6万枚[11]
3 45
  • US: ゴールド[8]
2014 Seen It All: The Autobiography
  • 発売日: 2014年9月2日
  • レーベル: CTE, Def Jam
  • フォーマット: CD, digital download
  • 全米売上: 34.2万枚[12]
2 8
2015 Church in These Streets
  • 発売日: 2015年11月13日
  • レーベル: CTE, Def Jam
  • フォーマット: CD, digital download
  • 全米売上: 14万枚[13]
4 59
2016 Trap or Die 3
  • 発売日: 2016年10月28日
  • レーベル: CTE, Def Jam
  • フォーマット: CD, digital download
  • 全米売上: 8.9万枚[14]
1 60
2017 Pressure[15]
  • 発売日: 2017年12月15日
  • レーベル: CTE, Def Jam
  • フォーマット: CD, LP, digital download
  • 全米売上: 5.4万枚[16]
6 84
"—"は未発売またはチャート圏外を意味する。

インディーズ・アルバム

[編集]
タイトル アルバム詳細 チャート最高位 認定
US
[5]
CAN
[6]
2001 Thuggin' Under the Influence (T.U.I.)
  • 発売日: 2001年8月31日
  • レーベル: CTE
  • フォーマット: CD
2003 Come Shop wit Me
  • 発売日: 2003年10月14日
  • レーベル: CTE
  • フォーマット: CD
  • 全米売上: 5万枚
"—"は未発売またはチャート圏外を意味する。

シングル

[編集]
発表年 曲名 各チャート最高位 収録アルバム
Hot 100 R&Bチャート Rapチャート
2005年 "And Then What" (feat. Mannie Fresh) 67 14 13
Let's Get It: Thug Motivation 101
"Soul Survivor" (feat. Akon) 4 1 1
"Go Crazy" (feat. JAY-Z) - 22 22
2006年 "My Hood" 77 30 19
2007年 "I Luv It" 14 13 7
The Inspiration
"Go Getta" (feat. R. Kelly) 18 9 3
"Dreamin" (feat. Keyshia Cole) - 65 -
2008年 "Put On" (feat. Kanye West) 12 3 1
The Recession
"Vacation" - 56 -
"Crazy World" - 66 -
"Who Dat" - 86 -
"My President" (feat. Nas) 53 45 13

フィルモグラフィ

[編集]

受賞歴

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ Kellman, Andy (2008年). “Young Jeezy: Biography”. allmusic. January 16, 2009閲覧。
  2. ^ “ビルボードチャート”. billboard (billboard). http://www.billboard.com/bbcom/retrieve_chart_history.do?model.chartFormatGroupName=Albums&model.vnuArtistId=595236&model.vnuAlbumId=1105408 2009年3月6日閲覧。 
  3. ^ “YOUNG JEEZY(ヤング・ジーズィ)が銃器不法所持で逮捕”. soundtable (soundtable). http://www.soundtable.co.jp/news.php?newsid=428 2009年3月6日閲覧。 
  4. ^ bmrニュース
  5. ^ a b Young Jeezy Album & Song Chart History: Billboard 200”. Billboard. Prometheus Global Media. July 25, 2011閲覧。
  6. ^ a b Young Jeezy Album & Song Chart History: Canadian Albums”. Billboard. Prometheus Global Media. July 25, 2011閲覧。
  7. ^ http://hiphop-n-more.com/2009/10/xxl-scans-def-jams-entire-discography-record-sales/
  8. ^ a b c d Gold & Platinum: Young Jeezy”. Recording Industry Association of America. September 7, 2011閲覧。
  9. ^ Navjosh (2009年10月18日). “XXL Scans: Def Jam’s Entire Discography & Record Sales”. HipHop-N-More. 2015年12月10日閲覧。
  10. ^ Navjosh (2009年10月18日). “XXL Scans: Def Jam’s Entire Discography & Record Sales”. HipHop-N-More. 2015年12月10日閲覧。
  11. ^ 25 August 2012 – US Hip Hop Albums Sales”. playthishiphop. August 28, 2012閲覧。
  12. ^ Upcoming Releases”. Hits Daily Double. October 5, 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。October 5, 2016閲覧。
  13. ^ Smith, Trevor. “Charts Don't Lie: December 9th”. hotnewhiphop. December 9, 2015閲覧。
  14. ^ Caulfield, Keith (November 7, 2016). “Jeezy Earns His Third No. 1 Album on Billboard 200 Chart With 'Trap or Die 3'”. Billboard. November 7, 2016閲覧。
  15. ^ A., Aron (November 30, 2017). “Jeezy Announces "Pressure" Album & Release Date”. HotNewHipHop. November 30, 2017閲覧。
  16. ^ Caulfield, Keith (December 24, 2017). “Eminem's 'Revival' Debuts at No. 1 on Billboard 200 Chart, G-Eazy & Jeezy Bow in Top 10”. Billboard. December 25, 2017閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]