Wikipedia:井戸端/subj/声優記事においての役名の表記

声優記事においての役名の表記[編集]

声優記事の表記において疑問があるのですが、出演作品の役名の表記に関してです。例えば

  • アスタロッテのおもちゃ!』で原作では「アスタロッテ・ユグヴァール」となっているが、アニメのエンドクレジットでは単に「アスタロッテ」としか表記されていない。
  • 新世界より』で原作では「稲葉良」というフルネームがあるが、アニメのエンドクレジットでは「良」と表記されている。
  • バトルスピリッツ ソードアイズ』で「ツルギ」というキャラクターは「ツルギ・タテワキ」というフルネームがあるが、公式サイトやエンドクレジットでは「ツルギ」としか表記されていない。

となっているんですね。Wikipedia: 検証可能性Wikipedia: ネタバレWikipedia:ウィキペディアは何ではないかも考慮に入れて考えると、どちらで表記したほうが正しいのでしょうか? みなさんの意見を伺いたいです。--香辛料会話2013年8月24日 (土) 14:56 (UTC)[返信]

エンドクレジットでの表記はなるべく遵守した方が良いので、現行のフルネームでの表記を名前のみに変更した上で、山括弧で正式名称等を記載すれば良いのではないかと思います。--Louis XX会話 / 投稿記録2013年8月25日 (日) 00:26 (UTC)[返信]
コメントそのあたり、現状では必ずしも厳密な決まりは無いようなので、記事の実用的な可読性・分かりやすさ等を個々の裁量で勘案して書いておけばとりあえずは問題ないものと思います。
たとえば、「白石冬美#出演作品」の記事をみると『機動戦士ガンダム』のミライ・ヤシマや『パタリロ!』の「パタリロ・ド・マリネール8世」の役名はフルネーム表記となっています(作品のエンドクレジットではおそらくファーストネームのみだったと思います)。通称と本名など複数の名称が存在する場合、括弧書きで併記している例も同記事中に散見されますが、『無敵鋼人ダイターン3』の役名が「戸田突太〈トッポ〉」(本名〈通称〉)と表記されているのに対して、『怪物くん (モノクロアニメ)』の役名はフルネーム表記「怪物太郎」のみで「怪物くん」という通称(作品中での主要な呼称、作品のエンドクレジット表記もおそらくそれのはず)を併記していなかったり、『サイボーグ009』の役名表記の場合は括弧書きでなく半角スラッシュで「001/イワン・ウイスキー」(コードネーム/フルネーム)、『一休さん』の露姫の表記は記載順序がその逆で「五条露/やんちゃ姫」(設定上の本名/通称)となっていたりと、同一記事内ですらまちまちの状況ですので。
個人的には、「良〈稲葉良〉」のようにファーストネーム(作品のエンドクレジット表記)とフルネームを重複して併記するよりも、読者が一番分かりやすいと思われる代表的な役名表記だけ書いておくのが無難かと思います。また、情報の合成(とくに各媒体ごとの作品設定を憶測で混同すること)は慎重に避けるべきなので、もしもキャラクターのフルネームを記載したアニメのキャスト情報が見つからないようであれば、情報源に無い「稲葉良」の表記はアニメのキャスト表記の選択肢からは必然的に外れることになると思います。--ディー・エム会話2013年8月25日 (日) 08:06 (UTC)[返信]
コメント香辛料さんは利用者‐会話:香辛料#ハイスクールD×Dの登場人物、ヴァーリについてにおける私との議論の末にこちらでの議論提起を決められたようです。ご参考までに。さて、皆さんのご意見を見ていて私からも発言したいことがいくつかありましたので失礼します。
まず、ルイ20世さんからエンドクレジットの表記は遵守すべきとのご意見がありましたが、更新することができるウェブサイトや版を重ねることができる出版物と異なり、クレジットは一度放送してしまえば修正がきかないという性質を抱えています。また、最近プロジェクト‐ノート:声優#クレジットを基にキャストを追加する編集についてでも議論になったように、クレジットは検証可能性という点でグレーゾーンにあり(DVD化された後なら検証可能ですが、実際DVDを見て編集が行われることはまれなようです)、クレジットを金科玉条のごとく扱うというのは違和感があります。
次にディー・エムさんのご意見ですが、最後の段落で唐突に論旨が変わったように感じました。「情報の合成(とくに各媒体ごとの作品設定を憶測で混同すること)は慎重に避けるべき」とのことですが、それなら前段落で挙げておられる白石冬美さんの原作付き作品の役名はエンドクレジットに即した表記に改めるべきということにはならないのでしょうか?ちなみに『新世界より』の例に限って言えば、アニメでも稲葉良がフルネームであることは逢坂良太さんの事務所プロフィールで確認可能ですが、そもそもアニメ化でキャラの姓名いずれかのみが変更されるというのはかなりまれなケースではないでしょうか。現在、アニメ化された作品の記事の登場人物項で「声 - (声優名)」という記載が一般化していますが、この場合当然「(原作のキャラ名)を演じるのは(アニメの声優名)」という記載になります。声優記事に限ってはアニメと原作を厳密にわけて役名を記載するということになれば、この作品記事の記載とずれが生じることになり、記事を分かりにくくすることにつながると思うのですが、この点についてディー・エムさんはどうお考えですか?--ねぎぼうず会話2013年8月25日 (日) 10:09 (UTC)[返信]
コメント お示しの[1]のようにフルネームの役名を記載した資料が見つかっているのであれば、その出典の表記どおりに記載して問題ないと思います。ガンダム(テレビ版)の「ミライ・ヤシマ」の役名も出典を見つけるのは難しくないだろうと推測しますが、「パタリロ・ド・マリネール8世」のほうは難しそうな気はします。その名前自体は原作・アニメともに劇中に出てきており、情報としては間違いではないので積極的に記述をオミットする必要性はあまり感じませんが、原則としては、その呼称を役名として記載しているキャスト情報の出典が見あたらないようであれば当該記述は除去しても可(「パタリロ」に書き換え、もしくは「パタリロ8世」のクレジット表記はありそうな気がする)ということになるでしょう。他も同じ。『ハイスクールD×D』の「ヴァーリ(・ルシファー)」についても、同様にフルネーム(?)で役名を表記した出典があればアニメのキャスト情報として当該のフルネーム記載可(クレジット表記「ヴァーリ」のままでも可)で良いと思います。
作品の登場人物記事(節)と声優記事との兼ね合いについては、作品の登場人物節(記事)と声優記事の出演リストの記述を同一にそろえるということは程度の大小はあれどもそもそも困難で、読者の利便性の面でも必要ないと思います。たとえば『ファイブスター物語』の主人公名は作品・登場人物記事中では「アマテラスのミカド」という表記ですが、声優記事(堀川りょう#出演作品)の役名は「レディオス・ソープ」(作品中最頻出の呼称、アニメのEDクレジットもたぶん「レディオス・ソープ」か「ソープ」か「レディオス」だと思う)と表記、一方で、原作設定上の正式なフルネームは「天照・ディス・グランド・グリース・エイダス・フォース」、しかしアニメ映画の劇中に出てくるフルネームの呼称は「天照(アマテラス)・ディス・グランド・エイダス・グリース・フォース」(単行本1巻にも同一の台詞あり)、みたいに名前がいちいち長大でバリエーションの設定が煩雑な場合など(今の原作はそれどころの騒ぎではないらしいですがそれはそれとして)無理に表記をそろえたり各呼称を網羅的に併記しようとしてもむしろややこしいだけで益が無いのは明らかかと思います。
ちなみに、作品記事でのキャストの記載形式としては登場人物リストにキャストを併記するスタイルが現在も主流ですが、実は個人的にはあまり良い形とは思っていません。メディアごとの設定に明らかな矛盾や違いが存在するケースはそう多くはないとしても(実例ですぐ思いつくのは『コブラ』に登場する三姉妹の姓が原作とアニメで異なるとか、『めぞん一刻』の「二階堂望」の読みが原作は「のぞみ」でアニメ映画版は「のぞむ」だったりとか)、原作とアニメ・ドラマ、テレビ版と劇場版などで人物設定が同一かどうかを断定する資料が無いケースはままあると思います。しかし、書式は長年の慣行なので大掛かりに変えるのは難しいでしょうし、元のご質問が声優記事についてだったので登場人物リストの問題は頭から省きました。
かといって、ウィキペディアの方針上も記事編集の実務上も、アニメやドラマ作品自体でのクレジット表記が雑誌や書籍などの二次資料の情報より優先されるわけではなく(出典として使えるけれども特段の優位性は無い)、結局は使用可能な情報源の中から読者(特に作品に詳しくない読者)にとって一番平易に理解しやすい表記を取捨選択するしかないでしょう。たとえば『とある魔術の禁書目録』での岡本信彦の役名の場合、もし有効な二次資料が無ければ本来ならテレビアニメのEDクレジットどおり一期目の役名はカタカナで「アクセラレーター」、2期目と『とある科学の超電磁砲S』では「アクセラレータ」と記載すべきですが、アニメのキャスト情報として漢字表記で役名を記した出典があるのなら、原作ファンへの配慮として便宜上「一方通行〈アクセラレータ〉」(漢字・仮名併記)と記載する意図は理解できますし許容されるでしょう。そのあたりは事情によりけりで、要するに、出典の情報収集能力と読者の利便性を考慮した記述のバランス、それに尽きると思います。
あまり現実と離れてルールだけこねくり回すことになっても意味が無いので、実例も見ながら考えるとするなら、そんな感じでしょうか。--ディー・エム会話2013年8月25日 (日) 15:38 (UTC)[返信]
コメント ご回答ありがとうございます。ディー・エムさんが基本的にアニメと原作を厳密に区別したいという立場で、作品記事の記載形式についても疑問を持っておられることはわかりました。しかし、回答の中で示された個々の事例における具体的な対処についてはちぐはぐな印象を受けます。作品記事の記載が長年の慣行なので変えるのは難しいというであれば、声優記事における原作からの姓名補完も同様に長年の慣行であり、こちらについてのみ慣行を破って厳密な運用を求めるというのは一貫性を欠くのではないでしょうか。仮にこれからアニメ映画版『コブラ』が公開されるとして、公開前に「中村晃子がジェーンを演じる」という出演情報が出たとしましょう。長年の慣行に基づくなら、作品記事、声優記事ともに「中村晃子がジェーン・ロイヤルを演じる」という趣旨の記載がなされるでしょう。不正確な記載をしてしまっているという点において、この作品記事と声優記事の間に何ら違いはないわけです。私は、長年の慣行というのはそれなりの合理性があるから慣行となりえたのだと考えています。アニメ映画版『コブラ』のように姓名いずれかのみが変更されるというのはごくまれなケースであり、記事の読みやすさ、分かりやすさという点でのメリットが不正確な記載をしてしまうリスクというデメリットを上回っていたからこそ、こうした記載が慣行となったのではないでしょうか。
今回議論の発端となったヴァーリは、利用者‐会話:香辛料#ハイスクールD×Dの登場人物、ヴァーリについてで香辛料さんがおっしゃっているように、その苗字がネタバレとなるため現時点ではあえて伏せられている可能性が高いのではないかと思います(ヴァーリという名前が明かされる前の登場回では役名を「謎の若者」と表記するなど、クレジット制作者はネタバレに細かく配慮しているようです)。ですから、この一件に限ってはアニメの放送が進めば自然に解決するのかもしれません。しかし、ここで議論が終わった場合、これまでの編集実績から考えて香辛料さんは(もちろん香辛料さん以外の編集者さんもですが)今回の議論を根拠に声優記事の出演情報から姓名いずれかを除去するという編集を大々的に開始される可能性があると思います。そうなれば、原作からの姓名補完は広く行われてきた慣行ですし、私が述べたような作品記事とのダブルスタンダード的な不公平感も相まって、編集合戦の火種になりうると考えます。こうした理由から、ディー・エムさんが「作品記事では『(アニメの声優名)が(原作のキャラ名)を演じる』という記載をしてもよいが、声優記事ではだめ」という趣旨の発言をなさったことについて、撤回を要求させていただきます。あくまでアニメと原作は厳密に区別すべきとの立場をとられるのであれば、作品記事の記載も認めるべきではありませんし、そうなれば複数のプロジェクトを巻き込んだもっと大規模な議論が必要と考えます。--ねぎぼうず会話2013年8月26日 (月) 14:00 (UTC)[返信]
要点を返答いたします。
私の論旨は「アニメと原作を厳密に区別したい」ということではありません。もしも信頼できる出典に「アニメ版のキャラクター設定は原作と同じ」と書かれているならばウィキペディアでもそのとおりに書くべきですし、出典に「原作とアニメ版の設定が異なる」と書かれていれば同じくそのように書くべきです。そのどちらの出典も見つからない場合はどちらとも書くべきではありません。シンプルにそれだけです。
「声優の誰々が○○役を演じる」と記した出典があるなら、作品記事でも声優記事でもそのとおりの情報を書き加えることができます。出典で確認できない役名は作品記事にも声優記事にも書けません(Wikipedia:検証可能性)。その点は記事の種類に区別はありません。特にキャラクターの名前だけに限った話でもありませんし、アニメの分野だけ特別なわけでもありません。
たとえば、もしも「ドラマ『富豪刑事』の主人公を深田恭子が演じる」という出典があったとして、当該の作品記事と俳優記事のどちらにもその情報を加筆することは問題ありません。さらに一次資料や二次資料の「原作小説の主人公の名前は"神戸大助"」という情報に基づいて、原作の主人公名が"神戸大助"だと記事に書くことも問題ありません。しかし編集者自身がそれらの情報を独自に合成して「深田恭子は『富豪刑事』の"神戸大助"役を演じる(演じた)」と記述するのは誤りです。それは記述内容が結果として事実と違っていることが問題なのではなく、情報源に含まれない情報を独自に合成してしまっている点が「Wikipedia:独自研究は載せない」の方針に反するためです(たとえ結果的に誤った情報であっても、その時点で信頼できる出典の情報であれば記事に書いて何ら問題ありません)。作品記事でも俳優・声優の記事でも扱いは同じです。
「原作からの姓名補完は広く行われてきた慣行」というのは何かしらの誤解だろうと思われます。もし仮にそのような編集を慣行的に行っている編集者がごく一部にでもいらっしゃるのだとしたら、そのような基本方針に反した編集行為を改めて頂く必要があります。これは方針に抵触するという点において、作品記事の登場人物リストとキャスト記載を統合するか別記にするかといった単なる書式上の流儀の話とは別個の問題です。
それと、私としては、声優記事の出演情報から姓名いずれかを除去するかどうか(有意な出典の中からどの表記を選択するか)は状況判断によるので無条件に推奨も否定もしていないつもりですので、誤解のないよう。--ディー・エム会話2013年8月27日 (火) 16:28 (UTC)[返信]
『富豪刑事』の例について。まず主人公の性別が違う時点で、多くの人は「これは原作そのままの名前ではないだろう」と思うでしょうし、そのような場合は俳優記事にも作品記事にも「深田恭子は神戸大助を演じる」とは記載されないでしょう。翻って『ハイスクールD×D』ですが、登場人物記事には「逢坂良太はヴァーリ・ルシファーを演じる」と記載され、誰も(香辛料さんも)その記載を消そうとはしません。状況から考えて、原作と同じ名前、同じ設定のキャラクターを演じていることが明らかだからです。原作者ブログを見ると、原作者がアニメ制作会議に参加して原作設定を掘り下げている([2])、アニメに原作の先の設定を盛り込んでいる([3])といった記述が確認できます。これはディー・エムさんがおっしゃるところの「信頼できる出典に『アニメ版のキャラクター設定は原作と同じ』と書かれている」状態ではないですか?
繰り返しになりますが、「作品記事では記載できることが声優記事ではできない」というのは絶対に正しい状態ではありません。原作からの姓名補完を行っている編集者さんは1人や2人ではありません。作品記事に「(アニメの声優名)が(原作のキャラ名)を演じる」という記載があるのですから、声優記事もそれに倣おうとされる方が多いのは当然のことだと思います。--ねぎぼうず会話2013年8月27日 (火) 22:01 (UTC)[返信]


コメント (返答)つきつめると、ねぎぼうずさんが提起されている論点は役名リストの表記揺れ(あるいは複数候補からの選択判断の仕方)の問題そのものではなく、独自研究の方針に合致しない記述を是認してもらえるか?という、個々の裁量の余地がほとんど無い問題なので、ある意味、結論はさほど難しくないと思います。

「こっちの作品(富豪刑事)は原作と設定が変更される公算が大きいが、こっちの作品(ハイスクールD×D)は原作と同じに違いない」といった編集者の独自分析が紛れ込んでしまうことがまさに問題で、資料を精査し記事を執筆する際にはそのような思い込み・先入観を注意深く取り除く必要があります(Wikipedia:独自研究は載せない)。どの作品の記事も等しく、主人公の性別が媒体間で違っていても同じでも、出典で確認できる情報はそのまま書いて良いし出典に無い情報は書けない、という鉄則が全てです。

お示しの原作者ブログを拝見しましたが、正式な役名を含めたアニメ版のキャラクター設定の内容は特に書かれていないようで、逢坂良太氏の役名に関する出典としては不適かと思います。「アニメの政策会議に作者も参加していることから推測すると、かなりの部分で原作の設定とシンクロしている可能性が高いだろう」と予想する材料にはなるかもしれませんが、そういった独自の分析に依存する内容はウィキペディア記事には残念ながら書けません。

「状況から考えて、原作と同じ名前、同じ設定のキャラクターを演じていることが明らかだからです」というのは、大きな誤解をされています。そもそもフィクション作品の登場人物記事では特に断りがないかぎり基本的に原作の内容を記述してあり、アニメ化作品など派生作品の内容には即していません。そこにアニメのキャストの名前が無理矢理付け加えてあるというだけです。そしてそこから読み取れることは、逢坂良太という声優が演じるキャラクターの原作での名前が"ヴァーリ・ルシファー"で、原作での身長設定が168センチで、原作では「ヴァーリチームのリーダーで云々…北欧の魔術を短期間で習得したり云々…」というストーリーが描かれる、ということのみです。アニメでもそれと同じ人物設定・ストーリーが全てそのまま描かれるかどうかについてはそもそも記事中に一切言及されていません。

ただ、上記のように原作の登場人物解説とアニメなどのキャストを織り交ぜて記載する書式は、そのあたりを誤解されやすいスタイルではあるので、その長所短所を勘案しつつ登場人物節(記事)の書き方も併せて工夫していただければなお望ましいと思います。

ちなみに、「原作からの姓名補完を行っている編集者さんは1人や2人ではありません。」とのことですが、実情がどういう状況なのか、記事の実例を挙げていただくことは可能でしょうか?--ディー・エム会話2013年8月28日 (水) 14:05 (UTC)[返信]

コメント 件の記述について「独自研究の方針に合致しない記述」と表現するのはディー・エムさん個人の解釈に過ぎません。
以前、声優(誕生日は判明済み)の生年の出典として「自分は(判明しているある時点において)○歳である」と発言したラジオCDを用いたところ、「×年生まれとは言っていない。それは独自研究だ」とのご指摘を受け、議論になったことがあります。数え年で言ったのかもしれないとか、そういう常識で考えればあり得ない(さりとてそれを否定できる出典が出せるわけでもない)可能性を挙げて「独自研究」のレッテルを貼りつけることは確かにできます。さて、このように「ある時点で○歳である」という出典を用いて「生年は×年である」と記載するのもやはり声優記事で慣例となっていますが、ディー・エムさんはこの記載も独自研究であり、排除すべきとお考えでしょうか?
また、ハイスクールD×Dの登場人物記事の記載について、ディー・エムさんは「逢坂良太という声優が演じるキャラクターの原作での名前が"ヴァーリ・ルシファー"」という意味の記載だと書かれていますが、穿った見かたをすればそれも独自研究だと言えます。「逢坂良太がアニメ『ハイスクールD×D NEW』でヴァーリという名前の役を演じる」という出典、「原作『ハイスクールD×D』にはヴァーリ(=ヴァーリ・ルシファー)というキャラが登場する」という出典はあっても、「アニメに登場するヴァーリと原作に登場するヴァーリは同一人物である」という出典はありません。その出典がない限り、「同じ名前、同じ設定のように見えて、実はアニメオリジナルキャラだった」という可能性を100%否定はできないのですから、やはり登場人物記事の「ヴァーリ・ルシファー 声 - 逢坂良太」という記載は独自研究であり、排除すべき…と、こう主張することもできるわけです。
結局、出典の丸写しでない全ての記述は独自研究と捉えうる可能性を持っているのです。どこで線引きをするかと言えば、常識に基づく判断でとしか言えないのではないでしょうか。ですから、『富豪刑事』の例と『ハイスクールD×D』の例は決して同じではありません。もし同じだとして、「神戸大助 声 - 深田恭子」に等しい記載をいつまでも放置するというのはひどく無責任な編集態度だと思います。原作からの姓名補完の実情については、わざわざ私にお尋ねになるほどのことではないと思うのですが。『機動戦士ガンダム』や『パタリロ!』等、ご自身で実例を複数見つけておられますよね?--ねぎぼうず会話2013年8月30日 (金) 07:12 (UTC)[返信]
コメント
「ある声優の誕生日が8月15日」という情報があり、
「その声優の2013年の同日時点で18歳」という情報があるとき、
それらの情報が事実と仮定するならば「その声優の生年月日は (2013-18=)1995年8月15日」という情報は100%真実(数学的に真)です。
情報精度以外の問題(特筆性や個人情報への配慮など)をクリアできているなら、その情報を記事に書くことは何ら問題ないと思います。一方、
「ある声優の誕生日が8月15日」という情報があり、
「その声優のクラスメートの生年月日が1995年8月15日」という情報があるとき、
ある程度の常識を働かせさえすれば、「その声優の生年月日は 1995年8月15日の可能性が極めて高い」と推論することは可能かもしれません。
友人との雑談などでそれを語るのは一向に構わないと思います。ただし、百科事典の記述を憶測で書くべきではありませんし、「可能性が高い」という可能性の情報を確定された事実のように書き換えてしまうと単なる誤情報です。
また、原作者のブログ[4]を調べたところ、「ヴァーリ他が原作でも重要なキャラ」だという記述がありました。もしもこれを否定する有効な反証材料があるなら、ノートページでその根拠を説明し、「実はオリジナルキャラだった」という可能性を織り込んで記事修正の提案・相談をされても問題ないと思います。
ちなみに、『機動戦士ガンダム』の「ミライ・ヤシマ」や『パタリロ!』の「パタリロ・ド・マリネール8世」は原作補完ではなく、アニメでもそのとおりの氏名です。そもそもガンダムはテレビアニメが原作なのでどこからも補完しようがないですが、確認可能なデータの一例はこちらに[5](キャスト参照)。パタリロのフルネームは、アニメ本編「忠誠の木ものがたり」の回(原作では「忠誠の木」)で出てきてると思いますのでご確認ください。
それと、利用者‐会話:香辛料#ハイスクールD×Dの登場人物、ヴァーリについての方でねぎぼうずさんが、記事「逢坂良太」で原作名称への書き換えが恒常化しているとの指摘をしておられたので私の可能な範囲で確認してみました。しかし、一件だけそれらしき事例を発見したものの([6])、それ以外に問題となりそうな事例は見あたりませんでした。記事全体を眺めても、まだ経歴の浅い声優さんなので記事のボリューム自体は多くはないものの、きちんと出典の伴った記述で読みやすくまとまっていて、加筆されている編集者の方々が誠実に丁寧な編集をされていると感じました。私はむしろ良記事だと思います。特定のキャラクター名の表記だけ無理をすべき理由がないと思います。--ディー・エム会話2013年8月30日 (金) 15:31 (UTC)[返信]
報告(追記)ついでだったので、記事「白石冬美#出演作品」(差分)と「岡本信彦#出演作品」(差分)に出典を追加しました。--ディー・エム会話2013年8月31日 (土) 13:28 (UTC)[返信]
コメント なぜ数え年で年齢を言った可能性を否定できるのですか?「ヴァーリ他が原作でも重要なキャラ」という記述から「アニメのヴァーリは原作のヴァーリと同一人物」と断定するのは憶測ではないですか?「反証がないなら○○だ」という論理は「逢坂良太はヴァーリ・ルシファーを演じる」でも使用可能ですよね。『波打際のむろみさん』に関して編集を行っておられますが(ちなみに役名がクレジットの表記と異なっていました。今回は特にこういった議論を経ての編集なのですから、きちんと出典を確認してください)、この役に関しては本当に原作の「大橋達人」と同一人物なのか、編集を行った方の独自研究ではないかと私は実際に少し疑いました。ディー・エムさんはそういった疑問は持たれなかったようで、声優記事の役名についてはこれだけ厳密に出典を求める方がなぜ?と不思議に思うのですが…。これらの例は「独自研究」という言葉がいかに個々人の解釈で恣意的に使われうるかをよく示していると思います。
記事「逢坂良太」についてですが、原作から姓名補完を行っている例は他にもあります。『新世界より』の役名が「稲葉良(14歳)」と記載されたのは事務所プロフィールに出演情報が記載される前のことですし、『ほしのこ!』もクレジットでは「芹沢」と苗字のみの表記です。デジタルコミックを他媒体と考えるかは微妙ですが、少なくとも「逢坂良太が芹沢一を演じる」と書かれた出典はありません。私自身、この『ほしのこ!』の役名を「芹沢」とクレジットどおりに修正し、その後声優記事の慣習を知って「芹沢一」に再修正したという経緯があります。おっしゃるとおり経歴の浅い声優だからこそ、原作でしかフルネームが登場しないケースの数(=原作から姓名補完を行った数)がこの程度ですんでいるわけで、出演作が多い声優ならそういったケースはもっとたくさん見つかるでしょう。
さて、今回の議論を改めて見返してみたのですが、声優記事と作品記事でキャラ名表記が異なることについては、確かにそれほどこだわる必要はないのかなと感じました。記事「逢坂良太」では『はたらく魔王さま!』やキャラソン名義で作品記事と異なるキャラ名表記がすでに複数あり(「真奥貞夫(魔王サタン)」と「真奥貞夫 / サタン・ジャコブ」等)、常に出典に倣って役名を記載した方がむしろ一貫性のある表記スタイルとなりそうです。このため、記事「逢坂良太」についてはそのようなスタイルに改めることにします。しかしながら、作品記事や声優記事全般で「(アニメの声優名)が(原作のキャラ名)を演じる」という記載がほぼ恒常的に行われているのは事実であり、「声優記事の記載に限っては独自研究なのでだめ」という主張は全く論理が破綻しているという考えは変わりません。ただ、私は作品記事、声優記事全般の編集に積極的に携わっている立場ではありませんので、これ以上の議論は実際編集に当たる方に任せようと思います。
ともあれ、様々な例を挙げ示唆に富むご意見をいただいたことに感謝いたします。ありがとうございました。--ねぎぼうず会話2013年9月1日 (日) 04:45 (UTC)[返信]