Trespasser (ゲーム)

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Jurassic Park: Trespasser(ジュラシック・パーク/トレスパーサー、又は単にTrespasser、トレスパーサーとも表示する)とは映画『ジュラシック・パーク』シリーズのコンピュータゲーム作品で、1998年Microsoft Windows用のゲームとしてDreamWorks Interactiveが開発したファーストパーソン・シューティングゲーム。エレクトロニック・アーツから発売された。

要素[編集]

サバイバルホラーゲームに近い様なFPSのゲームとなっており、プレイヤーは主観視点でステージを進む。 物語は映画『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』から1年後の物語となっており、サイトBと呼ばれるイスラ・ソルナ島の太平洋上で飛行機が墜落事故を起こし、唯一の生き残りの主人公のアンと言う女性を操って、彼女の目を通してイスラ・ソルナ島を探検して島からの脱出を試みる。ゲーム中、状況に応じて主人公のアンの独り言や、ジュラシック・パークの設立者であるジョン・ハモンド(リチャード・アッテンボロー)による、彼がジュラシック・パーク設立の経験などを書いた本からの彼の回顧録の声が度々入る。ステージは8つのレベルからなる、広いマップになっている。最初、主人公は武器もアイテムも何も持っていないが、ステージを進めていくにつれ、木の棒や椅子などの物を拾って持って武器にしたり、拳銃や散弾銃やマシンガンなどの銃器が落ちてあり、それらを拾って敵となる恐竜と戦って進んで行く。彼女の左胸にはハート型の刺青があり、このハート型の刺青がプレイヤーの体力表示のライフを表し、ダメージを受けると刺青が赤色に染まってゆき、赤色で埋まるとゲームオーバーとなる

映画『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』の続編と言う位置付けでゲームが開発されており、ゲーム中に、映画に登場した恐竜ハンター達が乗っていた車両が壊れた状態で放置されて出て来たり、海岸を訪れた旅行者家族の幼い娘が襲われた海岸など、映画と関連する場所なども登場する。

ゲーム開発はLooking Glass StudiosSeamus BlackleyAustin Grossmanの2人によって始まり、映画『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』が公開される前に映画は成功すると予測して、映画のライセンス許可を得た後、ゲーム開発の為にAdobe Photoshop3D Studio Maxに接近し、DreamWorks Interactiveの元で2年以上の時間を費やし開発された。3D Studio Maxにより、島の3Dモデルも構築し、デジタル的にスキャンもした。

ゲーム自体はあまり評判は良くなかった様で、5万部しか売れなかった。

登場人物[編集]

アン(Anne)

(声:ミニー・ドライヴァー)

ゲームの主人公の女性。 中米を旅行中に飛行機が誤作動の墜落事故を起こし、彼女だけ生き残り、イスラ・ソルナ島の海岸に上陸した。一人称視点な為、ゲームを通してプレイヤーは彼女の顔や姿を見る事はなく、服装はショートパンツを履いていて白いトップを着た胸の谷間が見られるだけである。彼女の左胸にはハート型の刺青があり、それがライフを表している。また手の指には指輪をはめている。1997年11月にNext Generation誌が取り上げた時、彼女のスケッチ姿が描かれていた[1]
ジョン・ハモンド(John Hammond)

(声:リチャード・アッテンボロー)

ゲーム中、回顧録として彼の肉声が入るのみで、ハモンドの過去なども語る。
ヘンリー・ウー(Henry Wu)
ハモンドの回顧録による言及と名前のみ登場。
ロバート・マルドゥーン(Robert Muldoon)
ハモンドの回顧録による言及のみ。
デニス・ネドリー(Dennis Nedry)
ハモンドの回顧録による言及のみ。
ノーマン・アザートン(Norman Atherton)
ハモンドの回顧録による言及のみ。
ラ・フォンテーヌ(LaFontaine)
名前のみ登場。サイトBの町「Burroughs(バローズ)」の住民で、町に入る為のキーカードを持っていたとされる。
ハロルド・グリーンウッド(Harold Greenwood)
ハモンドの回顧録による言及と、白骨化した死体のみで登場。ハモンドの友人で、ハモンドの回顧録によるとイスラ・ヌブラル島事件の後、電子デバイスでイスラ・ソルナ島に向かったとされる。ゲーム中、ダム施設の中で、白骨化した死体の姿で発見する出来る。
インジェン社の恐竜ハンター達
ハモンドの回顧録による言及のみ。ハモンドの回顧録によるとマーデン(Marden)、カラムチェティ(Karamcheti)、ラサール(LaSalle)、サリバン(Sullivan)、ヴァン・ホルン(Van Holn)、リシストラタ(Lystrata)などの名があり、行方不明となっており、コンセプトアートで白骨化した死体の姿が表示されていた。

登場する恐竜[編集]

ブラキオサウルス
ヴェロキラプトル
トリケラトプス
ステゴサウルス
ティラノサウルス
パラサウロロフス

レベル[編集]

ゲームはイスラ・ソルナ島の8つのエリアで構成されている。

The Beach(ザ・ビーチ)
イスラ・ソルナ島の東海岸のエリア。最初のレベルで、この海岸からゲームが始める。海岸付近にインジェン社が建設しようとしていたホテルの工事現場の跡地がある。さらにのジャングルの奥に進むと小さな谷にブラキオサウルスがおり、丘地帯にヴェロキラプトルが出て来て、建設中のモノレール駅に辿り着く。また映画『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』に出てきた恐竜ハンターが乗っていたトラックが放置されて見る事ができる。
Jungle Road(ジャングル・ロード)
The Beachエリアを抜けたジャングルエリアで、丘や谷など起伏に豊んでいる。建設中だったモノレールの線路がいくつか残っており、クレーン車が放置されている。映画『2』で恐竜ハンターが乗っていた車両が放置されており、プランテーションハウスの廃墟を通るとサイトBの海岸を訪れた旅行者家族の幼い娘キャシーがコンプソグナトゥスに襲われた海岸も登場する。また石で作られた古代アステカ遺跡の広場がある。
Jungle Canyon(ジャングル・キャニオン)
広大な渓谷エリア。映画『2』に登場した恐竜ハンターの車両が放置されたジャングルの道と渓谷を抜けてThe Townエリアに向かう。
The Town(ザ・タウン)
Jungle Canyonのエリアを抜けて、イスラ・ソルナ島にある廃墟のゴーストタウンと化した町エリア。町はイスラ・ソルナ島の施設で働くインジェン社の従業員達とその関係者が暮らしていた「Burroughs(バローズ)」と言う名の町で塀に囲まれている。町名はSF作家エドガー・ライス・バローズの名を取って名付けられている。町にはジョン・ハモンドとヘンリー・ウーの豪邸があり、バンガロータイプの住宅が並ぶ。町の中心だったオペレーションセンター、スーパーマーケット、カフェ店、酒場、ガソリンスタンド、給水塔、このゲームのモデリングとテクスチャリングを担当したウェイ・ホーをモデルにした銅像がある小さな広場などがある。町から出てThe Labエリアに続く森林の道を行くと途中、ダム施設がある。
The Lab(ザ・ラボ)
港と研究施設で結成されるエリア。森林地帯にあり、研究施設は管理ビル、インジェン・ラボ、コンピュータビルなどからなる。港はサイトBの主要な港で、壊れたバスが放置され、いくつかの積み上げられたコンテナヤードや倉庫があり、港に打ち上げられたハモンドが観察の為、派遣した貨物船エミリー号が放置されている。
The Ascent (Part I)(ザ・アセント パートI)
The Labエリアを抜けて辿り着く森林エリア。古代マヤ遺跡の神殿がある。
The Ascent (Part II)(ザ・アセント パートII)
The Ascent (Part I)に続く同じエリア。古代マヤ遺跡がある森林エリアを抜け、山に入り、山に続く道を渡り頂上を目指す。
The Summit(ザ・サミット)
最終エリア。山の頂上で、風力発電の施設やヘリポート施設などがある。無線で救助を呼び、ヴェロキラプトルの群と闘い、島から脱出しなければならない。

脚注[編集]

外部リンク[編集]