TFJ・1it

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トライクファクトリージャパン・1it
概要
販売期間 2016年3月-
ボディ
乗車定員 2人
ボディタイプ トライク
駆動方式 MR
パワートレイン
エンジン 水冷4ストローク単気筒 249cc
最高出力 14.72ps/7000rpm
最大トルク 1.94Nm/5000rpm
変速機 4MT(前4後1)/4AT(前4後1)
ダブルウィッシュボーン
ダブルウィッシュボーン
車両寸法
ホイールベース 1,610mm
全長 2,450mm
全幅 1,250mm
全高 900mm
車両重量 250kg
その他
最小回転半径 2.7m
車輪サイズ 前185/30R14、後270/30R14
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1itウォンイット)は、トライクファクトリージャパンが製造・販売しているリバーストライク。 車両型式は「ZH-250R」。

概要[編集]

2010年に前身モデルであるコンセプトカーのMURATE7010を企画デザインし、その後2015年には試作モデルが完成し、TV新聞などのマスメディアにも取り上げられるが、外観デザインが複雑になったことから量産化が困難となり、デザイン変更を余儀なくされる。これに伴いフェラーリなどを手掛けるデザイナーを招致して、デザインの見直しを行い、併せてフレーム設計なども変更され、2016年3月に量産モデルとして発売される。

スタイル・機構[編集]

日本国内初の、横並び二人乗りリバーストライクとしてデビューを飾る。トライクであることから、道路運送車両法では側車付軽二輪に属し、道路交通法では自動車に属するため、普通自動車運転免許以上の免許で運転が可能である。逆に自動二輪車運転免許では運転できない。企画デザインや設計から車両製作まで一貫して自社で行っており、パイプフレームモノコックボディ、ダブルウィッシュボーン式のサスペンションなどのパッケージングとなっている。設定色は、標準カラーではブラック、ホワイト、ガンメタリック、オプションカラーではマットブラック、レッド、イエローの合計6色。

搭載されるエンジンは249ccの水冷4ストローク単気筒エンジンに、前進4速と後進1速のMTまたはATが組み合わされている。ボディサイズは、全長2,450mm、全幅1,250mm、全高900mmとなっている。

公道モデルの「ストリート」と、サーキット走行用にカスタマイズされたモデルの「レーシング」がある。レーシングは、バーハンドルが円形ハンドルに、跨り式シートがバケットシートに変更されるなどの改造点がある。現在、新規登録されたレーシングモデルは公道走行が不可能となっているが、過去のナンバー登録ができた年式のレーシングモデルは、現在でも公道走行が可能である。

販売[編集]

日本全国にある販売代理店にて購入可能である。また海外でも販売されており、アメリカドイツフランスロシアイランなどで展開されている。

車名の由来[編集]

英語で「Want it!(欲しい!)」の意。

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]