Shadowverse
ジャンル | 対戦型オンラインTCG |
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対応機種 |
iOS(App Store) Android(Google Play) PC(DMM GAMES, Steam) |
開発元 | Cygames |
発売元 | Cygames |
発売日 |
2016年6月17日(iOS, Android) 2016年8月22日(DMM) 2016年10月28日(Steam) |
『Shadowverse』(シャドウバース)は、Cygamesより配信されているスマートフォン・タブレット・PC向けゲームアプリ。2016年6月17日サービス開始[1]。基本プレイ無料(アイテム課金制)。
概要
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Cygamesの完全新規IPタイトルで、内容はファンタジー世界観による対戦型オンラインTCG(カードバトルゲーム)。同社のソーシャルRPG『神撃のバハムート』と世界観を共有する。
エレクトロニック・スポーツ化が念頭に入れられており、競技性の高いゲームデザインを特徴としている。
2016年8月、10月に開かれる予定のエレクトロニック・スポーツ大会『RAGE』のオフライン競技種目として採用されることが報じられた[2]。
開発
2014年、のちに本作のプロデューサーを務める宮下尚之は、Cygamesの取締役である木村唯人からスマートフォン向けのトレーディングカードゲームを作らないかと持ち掛けられた[3]。当時、いくつかのデジタル・トレーディングカードゲームのタイトルが売り上げを伸ばしており、宮下はこれらのタイトルを参考にしつつも、既存のアナログ・トレーディングカードゲームの面白さを突き詰めたデジタル・トレーディングカードゲームのコンセプトを固めて行った。
本作における進化システムは、ターン制カードゲームにおける後手への補正要素として導入された[3]。
2016年9月30日に初の追加カードパックである「ダークネス・エボルヴ」が実装。
第3弾の「バハムート降臨」も実装予定であることが明かされている。
ストーリー
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「災いの樹」と呼ばれる光り輝く文様が突如として現れた世界。
エルフの少女「アリサ」は、森の守護者である「森番」となるために同じくエルフである「ロザリア」と日々修行に励んでいたが、ある日、謎の怪物(虚の影)に襲われ、結果としてロザリアは連れ去られてしまう。
アリサはロザリアを救い出すべく旅に出ることを決意するのであった。
時を同じくして、アレスター王国の王女の護衛兼メイド「エリカ」、宮廷魔術師「イザベル」、元騎士団長「ローウェン」、洋館に住まう少女「ルナ」、封印されしヴァンパイア「ユリアス」、教会の司祭である「イリス」もそれぞれの思惑を胸に行動を開始していた。
ゲームシステム
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プレイヤーは分身となる7人のリーダーの中から一人を選択し、500枚以上のカードからカードを選択してデッキを構成する。デッキ構成可能カードの条件はリーダーのクラスによって異なる。
進化
本作の進化システムは、『神撃のバハムート』におけるカードの4段階進化を基にしたものである。プレイヤーは一定のターンを重ねると、カードを進化させることが可能である[3]。
カード関連
カードは「フォロワー」「スペル」「アミュレット」の3種類に分類されており、それぞれプレイポイントが設定されている。
- フォロワー
- フィールドにおける戦士に該当するカード。自リーダーの補助が可能であるほか、相手リーダーおよび相手フォロワーを攻撃することが可能である。また、戦闘中に進化させることも可能である。
- スペル
- プレイ時に発動するカードで、効果が終わるとすぐに墓場へ送られる。
- アミュレット
- プレイ時に発動するカードで、その場にとどまった状態で効果が発動する。アミュレット自体は攻撃したりされたりすることはない。
また、カードはリーダーのクラスを基に属性が割り振られているが、どのクラスにも属さないニュートラルというカテゴリも存在する。
登場人物
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リーダー
- アリサ
- 声:優木かな
- 森の守護者「森番」を目指すエルフの少女。「虚の影」に連れ去られた親友ロザリアを救出するべく旅に出る。
- クラスは「エルフ」。森に住まう妖精や精霊・獣などと協力し、多数のフォロワーを展開して数で攻めるタイプ。
- エリカ
- 声:石上静香
- アレスター王国の王女の護衛兼メイド。日本刀のような刀を武器とする。伝説のヴァンパイアが封じられた"封印の古城"での異変解決のために動き出す。
- クラスは「ロイヤル」。兵士や指揮官などの軍人で編成され、互いに連携しあいながら戦いを進めていくタイプ。
- イザベル
- 声:佐倉薫
- アレスター王国の宮廷魔術師。婚約者の死をきっかけに死者蘇生の術を得ようとしている。
- クラスは「ウィッチ」。魔術師を呼び出せる他、直接的な攻撃魔法や無機物に生命を吹き込む魔法を操り戦局を支配するタイプ。
- スペルをプレイすることでカードが強化される「スペルブースト」という能力を持つ。
- ローウェン
- 声:杉田智和
- アレスター王国軍の騎士団長を務めた戦士で、槍を武器とする。謎の怪物から妻子を守る戦いに身を投じる。
- クラスは「ドラゴン」。竜そのものやそれを駆る戦士と共に、強力なパワーで捻じ伏せるタイプ。
- PP(プレイポイント)が7以上でカードが強化される「覚醒」という能力を持つ。
- ルナ
- 声:小倉唯
- 陰気な洋館に住まう幼い少女。骸骨の姿をした"パパ"と"ママ"との散歩をより楽しくするために、"お友達"を作ろうとしている。
- クラスは「ネクロマンサー」。死体や悪霊などを従え、またそれらを再利用することで禍々しい力を得るタイプ。
- 墓地にあるカードを消費することでカードが強化される「ネクロマンス」という能力を持つ。
- ユリアス
- 声:諏訪部順一
- かつて夜の覇者と言われた吸血鬼一族最後の生き残り。かつてアレスター王国の国王だったバルタザールによって敗北して"封印の古城"で封印されていたところを何者かによって解放された。
- クラスは「ヴァンパイア」。悪魔や吸血鬼を操り、自身へのダメージも厭わず苛烈な攻撃を加え、時には生命力の吸収をも行うタイプ。
- ライフが10点以下の場合にカードが強化される「復讐」という能力を持つ。
- イリス
- 声:井上喜久子
- 町はずれの教会の司祭。人々への祈りをささげていたところ、もう一人の自分と出会う。
- クラスは「ビショップ」。僧侶や司祭ならびに召喚した聖獣や天使・神とともに戦う、守りに強いタイプ。
反響
配信開始日である2016年6月17日からの9日間で200万件以上ものダウンロード回数を記録した[2]。
トラブル
2016年11月26日から27日にかけて開発元のCygamesの親会社であるサイバーエージェントが主催したゲームイベント「第1回FRESH!杯〜シャドウバース編〜」において、一般参加枠で出場し優勝したプレイヤーが自身のブログにて「全試合配信と言っておきながら出場したBブロックの配信がされず、概要に記載されていた賞金の記述が何の説明もなく削除されたことでバカにされた」と怒りを露わにし炎上[4][5]。
本大会の運営でありCygamesと同じサイバーエージェント傘下のGAMYは謝罪するが、優勝したプレイヤーが問題点と主催から送られたメールを公開[6]、更に掲載当初に記載されていた「消費者庁と協議」の文が削除されていた事が発覚、続けて大会参加者の一人がサイバーエージェントから1万円分のiTunesカードが口止めとして送られる事を配信で暴露され、炎上は続いている。
PC版
2016年8月22日にDMM、2016年10月28日にはSteamでPC版がリリースされた。OSはWindows、macOS。言語は英語、日本語に対応している。PC版ではスマートフォン版には無い解像度の変更、60FPSでの動作、バトル中のカスタムマウス操作、バトル中のショートカット操作に対応している。
PC版とスマートフォン版でデータ連携を行うことにより、複数の端末で同じデータを共有して遊ぶことが可能だが、以下の注意点がある。
- スマートフォン版とデータ連携できるPC版アカウントは、1アカウントのみ。
- 他のプラットフォームのPC版でデータ連携を行っている場合、Steam版とのデータ連携は行えない。
- 一度PC版とデータ連携を行うと、連携を解除できない。
- スマートフォン版やDMM GAMES版で購入したクリスタルは、Steam版では利用できない。
- Steam版で購入したクリスタルは、スマートフォン版やDMM GAMES版では利用できない。
- (※データ連携してもクリスタルは削除されず、購入されたプラットフォームのみで利用ができる)
テレビCM
- 出演者
- ゴールデンボンバー(2016年)
関連項目
脚注
- ^ “Cygames、待望の新作アプリ『Shadowverse』のリリース日が決定!! 事前登録は間もなく終了…8月頃に大型アップデートを予定”. Social Game Info (2015年6月14日). 2016年9月3日閲覧。
- ^ a b “「Shadowverse」がe-Sports大会「RAGE」の種目に採用。10月に大会を開催”. 4Gamer.net (2016年8月1日). 2016年9月4日閲覧。
- ^ a b c 泊裕一郎; 安田俊亮 (2016年6月20日). “ついにサービス開始! デジタルTCG「Shadowverse」インタビュー”. GameWatch. 2016年11月30日閲覧。
- ^ 第一回FRESH!杯に参加して心底バカにされた話
- ^ “サイバーエージェントのゲーム大会、試合の配信や賞金が告知と違うと批判 運営が謝罪”. ねとらぼ. IT Media (2016年11月28日). 2016年11月30日閲覧。
- ^ 【第1回FRESH!杯に関する経緯のご説明とお詫び】について納得いかなかった点