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SU-85 (自走砲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
SU-85
性能諸元
全長 8.15 m[1]
全幅 3.00 m[1]
全高 2.45 m[1]
重量 29.2 t(戦闘重量)[1]
懸架方式 クリスティー方式
速度 47 km/h[1]
行動距離 400 km[1]
主砲 D-5S 85mm戦車砲[1]
装甲 45 mm(最大)[1]
エンジン 4ストロークV型12気筒
水冷ディーゼル
500 HP/375 kW
乗員 4 名[1]
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SU-85ロシア語: СУ-85)は、ソビエト連邦T-34をベースに開発した駆逐戦車[1]スヴェルドロフスク(現エカテリンブルク)の国営第9ウラル重機械工具製造所で、1943年8月より生産開始された。

概要

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ドイツ国防軍が1943年初めに投入したティーガーI戦車を鹵獲したソ連赤軍は、この戦車を撃破するためにはT-34のF-34 76.2mm砲では至近距離まで接近しないと無理であり、また122mm榴弾砲では対戦車戦闘には不利であることを悟った。これに対抗するためには85mm高射砲やA-19 122mmカノン砲クラスの火器が必要とされ、これらの車載用改造型を開発することにした。

そこでM1939 85mm高射砲を基にしたS-18を SU-122に搭載することを試み、SU-85-IとSU-85-IVの二種類の試作車が作られたが上手くいかず、新たに別の85mm砲であるD-5Sが搭載されたSU-85-IIが試作され、これが採用され量産型のSU-85となった。これは、48発の85mm砲弾とピストルポートから撃つためのサブマシンガンの弾薬を1500発、自衛用のF1手榴弾24個と対戦車手榴弾5個を搭載できた。

戦闘室は原型のSU-122と概ね同型だが、対戦車戦闘を重視して上面に車長用展望塔が追加されている[1]

製造は、原型のSU-122と同じくウラル重機械製作所で行われた[1]。当初、主砲がKV-85に優先的に回されたため生産開始が遅れ、1943年7月のクルスクの戦いには間に合わず、実戦参加は9月のドニエプル渡河作戦からである。以後、終戦まで継続して使われ続けた。

本車は分類としては自走砲だが、性格としては85mm対戦車砲D-5Sを搭載する駆逐戦車である。ドイツの新型重戦車に対抗すべく、より強力なD-5S-BM85に換装した試作車SU-85BMや、100mm砲を小口径化=弾頭は85mmだが薬莢は100mm砲の物にした高初速砲を搭載するSU-D-10-85、またその逆に100mm弾頭と85mm薬莢の組み合わせの砲弾を使うSU-S-34-1も試作された。

1944年2月からは主砲をD-5S-85Aに換装したSU-85Aの生産が開始された。4月まではSU-85とSU-85Aが並行して生産されたが、5月以降はSU-85Aに一本化されている。この頃には既にT-34-85の大量生産が開始されており、SU-85Aの生産は8月に終了し、以降は後継のSU-100が生産される予定であったが、SU-100の主砲と弾薬の生産の遅れから、SU-100の車体にD-5S-85Aを搭載したSU-85Mに生産が移行し、これは11月まで生産された。最終的な生産数はSU-85が1,245輌、SU-85Aが1,090輌、SU-85Mが315輌である。

因みに、かつてタミヤは自社のSU-85のプラモデルに「ファーマー」という独自の愛称を与えていた。

関連作品

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ゲーム

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War Thunder
プレイヤーが使用可能[2]
World of Tanks
ソ連駆逐戦車SU-85として開発することでプレイヤーが使用可能[3]

脚注

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出典

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  1. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 後藤ほか 2004, pp. 80–81.
  2. SU-85A(プレミアム自走砲)”. warthunder.dmm.com. 2026年5月29日閲覧。
  3. SU-85”. World of Tanks. 2026年5月29日閲覧。

参考文献

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  • 後藤仁ほか 著、望月隆一 編『戦車名鑑 1939-1945 改訂版』光栄、2004年。ISBN 4-7758-0225-9 

関連項目

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外部リンク

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