NEWoMan
NEWoMan(ニュウマン)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の連結子会社で、 駅ビル型ショッピングセンター(ファッションビル)を運営する株式会社ルミネが展開する新しいファッションビルのブランド。
従来のルミネより年齢層が高めの30〜40代のより上質で本物志向の大人の女性をメインターゲットにしている[1]。2020年現在、NEWoMan新宿(JR新宿ミライナタワー内)とNEWoMan横浜(JR横浜タワー内)の2店舗が存在している。また、2025年3月27日に街びらきする高輪ゲートウェイ駅に伴うTAKANAWA GATEWAY CITYにNEWoMan高輪として3店舗目の展開を行う。
概要
[編集]ニュウマン新宿
[編集]JR新宿ミライナタワーの1~4階(M2階含み5フロア)とクリニックフロアの一部、駅部2階(エキナカ、エキソト)および線路上空文化交流施設の一部に展開し[2]、売り場面積は約7600平方メートル[2]。約100店舗が出店し、その約8割が新宿初出店だった[3]。新宿駅以外にもバスタ新宿とも直結している。
新宿にはすでに複数のルミネ店舗が存在し、その中でもニュウマンは「ルミネ1、2の卒業生ともいうべき年代で、買い物の経験が豊富であり、他人とは違うものを欲している女性」[4]をターゲット層として設計されている。
ニュウマン横浜
[編集]横浜駅西口の駅ビルJR横浜タワー内の1階から10階に入居し、売り場面積は約1万3000平方メートル[5]。ルミネが運営するファッションビルとしては初めて、グッチやティファニーなどのラグジュアリーブランドが入り、アパレルや飲食など115店舗が出店[5]。また神奈川県にゆかりのある生産者やクリエーターの商品を扱う売り場である「2416マーケット」のほか、VIP用のラウンジもルミネ運営のファッションビルとしては初めて導入された[6]。3階から5階の屋外には半屋外の回遊デッキ、6階には屋外庭園「NEWoMan(ニュウマン)Garden」があり、JR横浜駅の10番線の上にはみ出すように設置されている。なお横浜駅東口の駅ビル横浜ターミナルビルには開館時からルミネ横浜店が入居しており、棲み分けがなされている。
開発コンセプトは「STORY…ING」。「新時代を自由に生きるヒトとともに、STORY(=物語)をクリエイションし続ける場所」という意味[6]が込められている。 館内デザインは田根剛が担当し、「GLOBAL PORT CITY」をテーマとして壁や床には階によって異なるデザインのタイル約30万枚が使われている[7]。
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NEWoMan横浜が入居するJR横浜タワー
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JR横浜タワー6階の屋上庭園「NEWoMan Garden」
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上から見た「NEWoMan Garden」と回遊デッキ
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “ルミネの新宿新南口店名称は「ニュウマン」に決定 ハンサムOL、ファッショニスタがターゲット”. WWDJAPAN.com (2015年10月26日). 2020年10月8日閲覧。
- ^ a b JRガゼット 2016, p. 45.
- ^ JRガゼット 2016, p. 46.
- ^ 日経クロストレンド. ““大人ルミネ”は何が違う? 新宿「NEWoMan(ニュウマン)」の狙いとは”. 日経クロストレンド. 2021年4月21日閲覧。
- ^ a b “ルミネ、「ニュウマン横浜」開業 全115店、専用ラウンジも”. 日本経済新聞 (2020年6月24日). 2021年4月29日閲覧。
- ^ a b 日経クロストレンド. “ニュウマン横浜は新宿と違う 神奈川県人の地元愛で狙う拡大戦略”. 日経クロストレンド. 2021年4月21日閲覧。
- ^ “田根剛が環境デザイン。NEWoMan横浜店で30万枚のタイルを使用”. 美術手帖 (株式会社BTCompany). (2020年1月24日)
参考文献
[編集]- 『JRガゼット』交通新聞社、2016年6月。
関連項目
[編集]- JR東日本関連の駅ビル・店舗運営会社
- ルミネ
- アトレ
- セレオ(JR東京西駅ビル開発→JR中央線コミュニティデザイン)
- JR横浜湘南シティクリエイト
- エスパル
- エキュート
- グランデュオ
- ボックスヒル
- Dila
- E’site
- 吉祥寺ロンロン
- JR東日本ビルテック株式会社(兄弟会社)
- 株式会社JR東日本ビルディング
- 株式会社JR東日本クロスステーション
- 株式会社ジェイアール東日本都市開発
外部リンク
[編集]- NEWoMan|ニュウマン(公式サイト)