merry merry

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
merry merry
EGO-WRAPPIN'スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ジャズ
時間
レーベル Minor Swing (トイズファクトリー)
チャート最高順位
  • 週間4位(オリコン
  • 2004年度年間190位(オリコン)
EGO-WRAPPIN' アルバム 年表
Night Food
2002年
merry merry
2004年
ON THE ROCKS!
2006年
テンプレートを表示

merry merry』(メリー・メリー)は、日本の音楽グループEGO-WRAPPIN'の4枚目のアルバムである。2004年9月8日発売。発売元はトイズファクトリー

前作から約2年ぶりとなるアルバム。初回限定盤は特殊パッケージ仕様。

収録曲[編集]

(全作詞:中納良恵/作曲:中納良恵、森雅樹(特記以外))

  1. hju:mer(2:00)
    • 作曲:森雅樹
  2. マンホールシンドローム(5:57)
  3. 林檎落花(6:12)
  4. moonlight journal(7:56)
  5. カサヴェテス(6:03)
  6. Dog Smokie(6:12)
  7. (I Love The Sound Of)Breaking Glass(4:22)
    • 作詞・作曲:Andrew Bodner、Stephen Goulding、Nick Lowe
  8. 5月のクローバー(8:56)
  9. 憐れみのプレリュード(8:10)
  10. マドリガル(5:07)
    • 作曲:中納良恵
  11. TV JACK(5:23)

反響[編集]

本作の音楽性は、これまでのパブリックイメージを打ち砕くようなものだったことから、多くのリスナーに衝撃を与えた[1]。 メンバーの森雅樹も、発売当時の反響について「公式ホームページのBBSに『なんやこれ?』『遊びか!』とか『金返せ!』とまで書かれて(笑)。」と2016年のインタビューの中で振り返っている[2]

評価[編集]

音楽評論家の萩原健太は2004年に朝日新聞へ寄せた記事の中で、「切れ味鋭く、スリリングにうねる歌心と斬新な音作りが印象的」と評価している[3]。 また萩原は本作の作風について、「旧作で特徴的だったジャズ、昭和歌謡寄りのアプローチを排し、よりストレートに世代観を反映したソリッドな音作り」と述べている[3]

脚注[編集]

  1. ^ EGO-WRAPPIN'結成20周年! 音楽的な変遷捉えたベスト&ルーツや趣味嗜好反映したカヴァー集を機に二人が語る〈経過報告〉”. Mikiki (2016年5月6日). 2020年12月13日閲覧。
  2. ^ 結成20年の先も「DIY精神で」 エゴラッピン(後編)”. 朝日新聞デジタル&w(アンド・ダブリュー). 2020年12月13日閲覧。
  3. ^ a b 萩原健太; 今井智子; 小倉エージ (2004年9月17日). “今月の10枚 - ポピュラー国内編”. 朝日新聞