LRASM

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LRASM-A
A LRASM at NAS Patuxent River 2015 Aug. 12, 2015.jpg
種類 対艦ミサイル
製造国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
設計 アメリカ海軍, DARPA
製造 ロッキード・マーティン
性能諸元
射程 800 km (430 nmi)
飛翔速度 亜音速
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長距離対艦ミサイル英語: Long Range Anti-Ship Missile, LRASM)は、アメリカ海軍国防高等研究計画局(DARPA)により開発されている対艦ミサイルハープーンの後継として計画されており、生産はロッキード・マーティン社によって行われている[1]

概要[編集]

LRASMは、GPS戦術データ・リンクなど外部の情報システムとの連接が絶たれた状態においても、ミサイル搭載の測的システムにより自律的に攻撃を実施できることが求められている。この測的システムは、明確な目標識別、移動目標に対する精密攻撃、敵対的環境における初期目標の確立能力を有するものとされている。これにより、このミサイルは、敵のハードキルを回避しうるよう設計されている[2]

開発は2つの異なる設計案に基づき、2009年より開始された。漸進策として開発されたLRASM-Aは、ロッキード・マーティン社の長距離空対地ミサイルであるAGM-158 JASSM-ER英語版の弾体設計を流用した亜音速巡航ミサイルであり、同社を主契約者としている[3]LRASM-Bは、より先進的なものとして計画され、ロシアインド共同開発のブラモスと同様にラムジェットエンジンによる超音速性能を狙っていたが、2012年1月にキャンセルされた。模擬弾によるLRASMのセンサー部の試験は2012年5月より開始されており、また、2013年中に3回の空中発射試験[4](うち1回はB-1B爆撃機を母機とする[5])が、2014年中に2回の地上/水上発射試験が予定されている[6]

LRASMは、B-1BやF/A-18E/FF-35などの航空機のほか、アメリカ海軍海上自衛隊など各国の水上戦闘艦に広く搭載されているMk.41VLSからの運用にも対応する予定である[7]

出典[編集]

  1. ^ DARPA - Tactical Technology Office (TTO)” (2010年5月21日). 2011年4月27日閲覧。
  2. ^ Next Generation Missiles - LRASM” (2010年11月18日). 2010年11月18日閲覧。
  3. ^ Lockheed Snags DARPA Anti-Ship Missile Award”. 2010年11月14日閲覧。
  4. ^ Ewing, Philip. "The Navy’s advanced weapons shopping list" Military.com, 3 July 2012.
  5. ^ "B-1B To Test New Offensive Anti-Surface Missile."
  6. ^ Long Range Anti-Ship Missile (LRASM)”. DARPA (2012年). 2012年6月30日閲覧。
  7. ^ LRASM / Long Range Anti-Ship Missile”. 2010年11月14日閲覧。

関連項目[編集]

映像外部リンク
LRASM Overview